仕事を楽しめない。やりたくない事をやらされている感覚しかない。そんな人生に生きる価値を感じない。そんな悩みを持っていませんか？
その悩みや辛さを和らげるには、物事への『意味付け』を変える必要があるでしょう。
目次
辛い・面白くないと意味付けているのは誰？
「世の中のどんな仕事も辛いものだ」や「誰だって嫌なことを我慢するからお金がもらえるんだ」と考えて、働いていませんか？
実際、世の中にある仕事とは、誰かにとって苦手なことでやりたくないことを、お金を支払ってやってもらう形をとっています。だから、仕事＝嫌なことという意識が刷り込まれているのではないでしょうか。
例えば、街の掃除をする仕事に就いていた場合、あなたはその仕事にどんな『意味』を付けますか？
一つは、「誰もがやりたくないことを給料がいいから仕事をしているだけ」という意味を付けたら、得られるのは高いと自分が感じる給料だけです。仕事にやりがいはなく、発展性もありません。
また、他に高い給料の仕事を見つけたら、掃除の仕事をしているのがバカらしく思えてくるでしょう。
もう一つは、「自分が仕事（掃除）をすることで、街が綺麗になる。そうしたら街の人や観光に来た人達が喜んでくれる」という意味を付けた場合では、どうでしょうか。
仕事はそのまま社会貢献となり、仕事をする充実感で心が満たされるでしょう。掃除を済ませた場所で街の人達が寛いだり笑顔になったりする様を見れば、それだけで幸せに包まれますね。
このように全く同じ事象でも、付ける『意味』が異なれば、幸福にも苦痛にもなるのです。
仕事にやりがいが無いのは、どうしてなのでしょうか？
生きていることに価値を感じないのは、どうしてなのでしょうか？
本当にその事象に価値が無いのではなく、自分が「そこに価値は無い」と意味を付けているから、そう感じているだけかもしれません。
目に見える物事へ、心に抱えた悩みへ、自分自身の人生へ、どんな『意味』を付ければ辛さや苦しさから解放されるのかを考えてみませんか？
１．物事の『意味』を考えてみよう
「これは嫌なことだ。誰もが嫌に感じるものだから辛いに決まっている」そう決めつけていれば、たとえ本当は好きなものでも『嫌いなもの』として認識せざるをえません。そうなれば、世の中のあらゆる事が、苦痛に塗れてしまうのも当然ですよね。
例えば、辛い・苦しいと感じる物事に新たな『意味』を付けたら、抱える苦しさを和らげ、行動する力を湧き立たせることができるでしょう。
よくある仕事への悩みに対して、考えてみましょう。
仕事にはいくつもの職種がありますが、営業職のように直接利益を生み出さないものもあります。そのような職に就いた場合、淡々と一日の仕事を終えて帰宅する変わり映えのしない毎日に、どことなく不安や不満を感じやすいです。
では、その仕事に対して「自分がこの仕事を終えることで、〜さんや〜さんの仕事の支えになっている」と、自分がやる仕事に意味を付けたら、モチベーションは上がるでしょう。
もっと丁寧にやったらどうか。この仕事の結果に直接触れる人たちからフィードバックをもらえたら、もっと改善できるかもしれない。など、仕事への意欲を高めて、より良くできるよう行動する力も湧いてきます。行動も伴えば、やっていることは大きく違うものになるでしょう。
給料のための労働ではなく、社会の役に立つことへの喜びと自分の行動への自信に満ち溢れた時間は、人生の大半の時間を充実感で満たすには十分な意味づけです。
あなたの悩みを一つ取り上げて、『意味』を考えてみてください。
今はどんな意味を付けていますか？
その意味は、どんな風に変えられるでしょうか？
２．どんな『意味』を持てば行動できる？
物事への『意味』を付け替えることで、辛さや苦痛を和らげ、行動する力を湧き立たせることもできます。しかし、一体どのような意味を付ければ、行動できるようになるのかわかりにくいと感じていませんか？
人は、社会を形成し、集団で生きようとします。その中で誰かの役に立ち、社会に貢献していると満足する感覚を得られれば、所属欲や承認欲求を十分に満たすことがでいるでしょう。
それは、人が持つ本能的な欲求段階の３と４を同時に満たすことになります。
周りに強く求めすぎると問題を起こしやすい所属・愛情の欲求と承認の欲求を、物事への意味付けによって上手に満たせば、その上にある自己成長の欲求へと意識が向かいます。
自分を高め、より良くしたいと願う心は、人生をより豊かにしてくれるでしょう。
あなたの行動が『誰の役に立っているか』、それを考えてみてください。
きっと今までに見えていなかった世界が見えてくるはずです。
『意味付け』で思考と行動は変わる
物事にどんな『意味』を付けるかで、人の思考も行動も変わります。
辛いことばかりでは、耐えるしか選択肢のない人生となってしまいますよね。けれど、「この行動は〜の役に立っている！」と思えたら、その行動に自信を持ち、行動する自分を誇らしく思えるでしょう。
それはきっと、人生を花開かせるキッカケなのかもしれません。
今、生きていることが辛いですか？苦しいことがたくさん降りかかっていますか？
その人生に、今日の自分自身の行動に、あなたはどんな『意味』を付けますか？
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