対人関係を壊しているのは『我慢のしすぎ』が原因?

相手に、自分の素直な気持ちを伝えられていますか?
誰にでも素直に心を開けというわけではありません。大切にしたい人、信頼している人には、あなたの偽らない本音を伝えなければ、関係が壊れてしまうかもしれないのです。

目次

『我慢しすぎ』は対人関係を悪くする

人のつながりを表す人形の写真

「相手に嫌われたくない」や「嫌な人だと思われたくない」という思いから、自分の意見や気持ちを我慢して、無理をしてでも相手にあわせようとしていませんか?
その『我慢のしすぎ』が、対人関係を悪くさせるとしても、それでも我慢しますか?

全く我慢なく、我儘でいられるのは赤ちゃんくらいです。小さな子供でも親の顔色を窺って、怒られないようにと考えて行動します。大人ともなれば、我慢はもっと上手ですね。

けれど、我慢してばかりだと、相手からはあなたがどう見えているかを考えたことはあるでしょうか?
人との関係性を良くするには、相手のことを知り、自分のことを知ってもらっていくことで関係が深まり、絆が作られます。

もし、あなた何を感じているか、どう思うかを一切教えずに相手に合わせ続けていたら、相手はあなたのことを知らないままで関係を続けなくてはなりません。
何を聞いても「大丈夫」と言われ、「あなたの好きなのでいい」と返されたら、あなたが何が好きか何が嫌いかという単純な好みさえもわからないのです。

どれだけ長い時間一緒にいたとしても、二人の関係が深まることはありませんよね。
けれど、あなたはこう思うでしょう。「長い間一緒にいるけれど、相手から不満を言われたことはないし、相手に合わせているから、きっと相手も自分を良く思ってくれているはず」と。

しかし、相手は全く逆のことを感じているでしょう。「心を開いてもらえなかった…」と。

時には我慢をした方が良い場合もあるし、言い方を考えなければならない場合もあります。けれど、常に我慢ばかりでは人との関係は深まらないどころか、離れていく一方です。
相手との関係を深めたいなら、我慢を捨てましょう。

1.自分の気持ちを素直に言う

大切なことは、相手を知ると同時に自分のことを知ってもらうことです。それには、自分から何をどう感じているか、どんな気持ちでいるかを伝えなくては、相手は知ることができませんね。

素直な気持ちを伝えるなんて、それこそ相手から嫌われてしまいそうだと思う人は、過去にそうした経験があったか、そうした情報を見聞きしたのでしょう。
けれど、本当に大切な相手だからこそ、本音を話せるはずですよ。

自分の気持ちを伝えるのは、少し怖いですね。けれど、勇気を持って気持ちを伝えてみてください。その相手は、あなたが「仲良くなりたい」と自分で選んだ相手なのだから。自分で選んだ相手を、信じてみませんか?

2.出来ない時は断る

我慢でよくあるパターンは、相手からの誘いや頼みを断れないことです。
引き受けたい気持ちがあって、引き受けられる状況であれば問題はありません。問題なのは、引き受けたくない気持ちの時や引き受けられない状況の時に無理をして引き受けることです。

出来ない時は断って良いのですよ。相手との間に信頼関係があれば、断ることはそれほど高いハードルではないはずです。
無理をして引き受けるから、心に大きな負担がかかります。場合によっては、その事実を捻じ曲げて記憶し、「相手から無理難題を押し付けられた!」なんて思いが残ってしまうこともあります。
そうなる方が、余計に関係性を悪くしてしまいますね。

状況的に引き受けられない時も、気持ちとして引き受けられない時も、素直な気持ちを相手に伝えましょう。無理をするほど、関係に溝が入ります。

3.相手の気持ちを受け入れる

自分を受け入れてもらったのと同じように、相手のことを受け入れることが対等な関係には必須です。例えば、相手の話を最後まで聴き、相手の気持ちを受け入れる努力をしていますか?

自分を知ってもらうのと同じように、相手のことを知り、ありのままを受け入れることで関係性は深まっていきます。もちろん、受け入れ難いことを無理して受け入れる必要はありません。それと同じように、相手のことを評価する必要もありません。

発言や行動を評価されて嬉しい人はいません。お互いにありのままでいられるからこそ、仲良くなれたはずです。その相手の発言や行動を評価しようとすれば、相手からの信頼は消え去ってしまいます。

自分も相手も、素のままでいられる関係でありたいですよね。そうならば、相手の素直な気持ちを、自分がそうしてもらって嬉しかったように、そのまま受け入れましょう。
たとえ自分と同じでなくても良いのです。違うところもあるんだとわかり、それを受け入れることが大切なのです。

大切にしたいからこそ本音で向き合おう

桜の写真

素の自分を見せることを怖がる人は多いです。それだけ過去に傷ついてきたし、自分に自信を失っているのでしょう。
けれど、大切にしたい人ならば、関係を深めたい相手ならば、自分から素直な気持ちを伝えなければ信頼を得られません。

大切にしたい人だからこそ、思っていること感じていることを本音で話しましょう。
もし、相手に受け入れてもらえなくても、上辺だけの関係を続けなくて済んだだけです。
あなたを受け入れてくれる人は、必ずいます。

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