悩み事が多すぎて、心が重くなっていませんか?その心の重さを軽くする『口癖』をご紹介します。
目次
ネガティブな出来事ばかりで生き辛い?
世の中はネガティブな出来事ばかりで普通に生きていくだけでも精一杯、辛いことが多すぎると感じていますか?
前回の心ケア【『悩み』ってどこから生まれる?悩みを減らすために出来ること】でお伝えしたように、悩みは自分の心が生み出しています。悩むことは、将来訪れるであろう問題に対する準備をしておいた方が良いと、不安や恐怖を利用して行動へ繋げるためでした。
しかし、そうしてネガティブな出来事ばかりを意識していたら、生き辛くなるのも当然です。
人の本能はネガティブに対してアンテナを張り、情報を拾い集めやすいように作られています。あえて意識しなくても、ネガティブな情報は自然と集まってくるのです。
それを意識してまで行うと、情報過多になってしまいますよね。多すぎる情報は、心に過大なストレスを与えます。今の自分ではどうしようもないネガティブな情報まで集めてしまうため、「解決に動かなくては」と不安を作り出して自分を動かそうとしてしまうからです。
情報の取捨選択や、ポジティブに意識を向けるなどの対策もあると良いのですが、まずは今抱えている多すぎる悩みや不安をどうにかしましょう。
一つずつ処理していけば、山積みになった問題も悩みも、どうにかすることができます。
そのための一つの方法として、今回ご紹介するのは『口癖』です。口癖から、抱えすぎた悩みや問題に対処していきましょう。
1.解決しようと執着している時に使える口癖
人は問題があると、自然とそれを解決しようと頭を働かせます。まずは自分一人の力でどうにかできるかを考え、次に周りにいる自分が頼れる人と力を合わせたら解決できるかを考えますね。
そう、解決以外の道は全く考えていないことに気が付きましたか?
最初から、問題を解決する以外の選択肢が思い浮かんでいないと、解決に行き詰まっても「解決しなくては!」と思いこみ、解決する道に執着してしまいます。
これでは、相当なストレスが心にかかるのも当然ですよね。
そんな時に使える口癖があります。
「まぁいいや」
執着は、ストレスを急上昇させる要因です。執着を捨てると、思っている以上に心は軽くなります。なぜなら、自分が選んでいた選択肢以外にも道はあると、視野が広がるからです。やりようがいくらでもあれば、一つの方法がうまくいかなくても焦りませんよね。他の方法を試せば良いだけですから。
解決に執着している時には、「まぁいいや」と唱えてみてください。
実際に声に出すのがおすすめです。
2.追い詰められたと感じた時に使える口癖
悩みや問題が解決できず、八方塞がりとなってしまった状況で使える口癖は「なんとかなるさ」です。
人は問題があると、とりあえず解決を目指します。解決する方法を探すうちに「解決しなくては!」と自分の視野を狭めてしまうことが多々ありますね。
視野が狭まると、自分ではどうにもできない状況に追い詰められたと感じる時があるでしょう。
そんな時は、自分だけの力で頑張ろうとしない、今この瞬間にどうにかしようとしないと思うことが大切です。
一歩引いてみれば、意外な方法が見つかるかもしれないし、流れに身を任せてみようとも思える可能性があるからです。
そんな時、自分を縛る気持ちを動かすには「なんとかなるさ」と唱えましょう。
追い詰められた心身は緊張が続いています。その緊張をまずはほぐすために、声に出してみてください。
3.悩みすぎを止めたい時に使える口癖
悩みは時間があると、ついつい頭の中を泳ぎ始めてしまいますね。頭に思い浮かんでしまうと、それが夜中の1時でも、つい考え始めてしまうのは悪い癖かもしれません。
特に、電車や車での移動中や寝る前、テレビを見ている時などは、考える余白がある時間です。そんな時には思わず悩み事が頭を過ってしまいやすいため、そこからついつい悩みすぎへ突入してしまうのですよね。
そんな時は、「とりあえず後で考えよう」と唱えて、考えを中断しましょう。
ただし、今回は口癖だけでは効果は半分しか得られません。メモ帳やスケジュール帳など書き留められるものに、『後で考えるリスト』を作成し、そこに書き留めておくと考えを中断できます。
人は中途半端に止まっている物事が、気になって仕方がなくなる性質があります。かと言って、抱えている悩みを片っ端から解決していくのは現実的ではありませんよね。
だから、とりあえずキリの良い状態に持っていくことで、心を落ち着かせるのが効果的なのです。
「とりあえず後で考えよう」と言葉にすることで、自分の行動を決定します。
実際にメモを残すことで、頭の中で考えていた物事をアウトプットし、常に思い起こせる状態から脱却できるのです。
口癖とメモで、悩みすぎを止めましょう。「どうしよう」と悩み続けているだけでは、悩みは解決しませんよね。それならば、まずは心身をストレスから解放して休養させることが最優先です。疲れた頭では、いくら考えても視野が狭まった答えしか見つかりません。
ゆっくり落ち着いて、考えられる時まで置いておきましょう。
思考が変わると楽に生きられる
考え方=思考が変わると、生き方も変わっていきます。人は自分が考えたように成る生き物ですから、問題の解決を図るときには、その問題自体ではなく、それを考えようとする自分を変えてみることも一つの方法です。
生き辛さは、様々な執着が引き起こす消化不良のようなもの。思考を変えて、自分の行動を変えて、自分らしく生きられるように変わってみませんか?
辛さがなくなれば、生きることが楽しく感じられるかもしれませんよ。
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