心身が不調の時は、何をするのも辛くなります。そんな時に無理をしてしまわないよう『やらなくても良いこと』を決めておきませんか?
目次
辛い時に無理をしてはいけない理由
生きていると、本当に色々なことが起き、幸せに満たされている時もあれば、そうではない時もありますね。幸せな時は、エネルギーも満ち足りていて何をするにも不自由は感じません。
問題は、辛い時の過ごし方です。
「いつも通りに」と考えても、それが難しいのが心身が辛い時です。
ケガをしていたり病気をしていたりすれば、無理に活動しても辛さが増すばかりですよね。目には見えませんが、心が辛い時も同じように行動するのが億劫で仕方がなくなります。
心が辛くなるタイミングは、日常の様々なシーンに隠れています。仕事や対人関係上のプレッシャーに押しつぶされそうになっていたり、やらなければならないことが山積みになっていたり、過度なストレスが心に負担を与えます。
そうした負担がどんどん積み重なり、限界を迎えると人は動けなくなるのです。
けれど、動けなくなってしまうだいぶ前から、心は「休養が必要!」と叫び続けています。その声を無視して、無理をし続けてはいけません。
限界を超えてしまえば、そこからの回復には何年も時間がかかってしまうことはよくあります。
何年もの長い間、辛いまま過ごさなくてはならないなんて、有限の人生がもったいないです。限界を超えてしまう前に、適切に休養をしましょう。
けれど、休みながらもつい『やらなければならない』と思い込んでいることをやろうとしてしまっては、休養の意味がありません。
辛い時にはやらなくても良い、後回しで良いことを決めておいて、楽をしませんか?
1.家事
食事や睡眠は心身の健康のために必要ですが、それを全て自分で用意する必要はあるでしょうか?
外部の力を頼っても、良いと思いませんか?
自炊をしなくても、栄養のある食事はお店で買うことができます。
コンビニでもお弁当屋さんでも、自分の好みの味を買えるお店はいくらでもありますよね。普段は使わないお店も、辛い時には遠慮なく使っていきましょう。
掃除も無理をしてまでやることはありません。何日も放置していても、すぐに生死に関わる問題に発展するわけではないのです。
食器を洗うのが大変なら、使い捨て容器にすれば洗い物は出ませんよね。洗濯が面倒ならやらなくても良いでしょう。着るものがなくなりそうになったら、コインランドリーで乾燥機までかけてしまえば、干して乾かす手間はかかりません。
今は外にたくさんの便利なお店が揃っています。全てを自分でどうにかしなくても、辛い時にこそ頼れるサービスがあるのです。どんどん頼っていきましょう。
2.誰かの手伝い
自分が辛い時に、他人の面倒まで見ていられる余裕はないはずですが、人を優先する癖のある人は思わず手が出てしまうのですよね。
けれど、あえて見て見ぬふりをして、自分の休養を優先させてください。
例えば、道端で具合が悪くなってしまった時に、誰かに助けてもらえると嬉しいです。けれど、その相手の顔色が悪かったら、「具合が悪い人に助けさせてしまった」と、相手も心苦しくなってしまいますよ。
会社でも家庭でも、自分が辛い時は「今はちょっと辛いです」と訴えて良いのです。
正直に訴えることができないとしても、無理をしてまで誰かの手伝いをする必要はありません。自分自身がそれどころではないのですから。
誰が見ても「あの人は辛そうだ」とわかる演技をしてでも、自分が休養する時間を優先させることが、一番です。
3.前進・成長
夢や目標があると、一瞬でも早くそこに辿り着きたいために、時間を惜しんで努力を続けるでしょう。その時間が楽しいと思えるならば、幸せなことです。
ですが、心身に不調をきたしている時でさえ、前進する必要はありませんよ。
辛い時には休む。そうしてストレスを解消し、エネルギーを補充して元気になったら、前に進むために思い切り頑張れます。
辛い時に「休んでなんていられない」と無理をすれば、そのツケは必ず後になって返ってきます。
そのツケは一日二日でどうにかなるものではない場合、何年もの時間を休み続けなければならなくなるかもしれません。
「今日も生きた」それで十分な日もある
人生には波があります。調子が良いとき、調子がイマイチなとき。その時々の状態を把握して、休養をしたり努力したり舵取りをしましょう。
「一日一瞬たりとも休まずに努力し続ける!」なんて芸当は、誰にもできません。
生き物ですから、頑張れば疲れます。疲れたら休みが必要ですよね。
どう足掻いても上手くいかない時や辛い時は、「今日も生きられた」と思えるだけで十分です。
無理なんて、元気な時にいくらでもできますから。
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