何でも話せる。それがカウンセリングの良さ

色々ネットで検索してみても、カウンセリングってイマイチよくわからないと思われる人も多いですよね。
今回は、日本でも心をケアすることが一般的になればいいなと思い、カウンセリングで話せる内容をご紹介します。

目次

 

カウンセリングで何を話そう?

日陰の椅子とテーブルの写真

ひと言でいうなら、『何を話してもいい』んです。それがカウンセリングです。
無理に悩み相談しなくても、辛さを吐き出さなくても。久しぶりに会う友達と話す感覚で、気軽に話したいという欲求を満たしてもらえれば、カウンセラーは満足です。

カウンセリングという場所でイメージするものは、日本では精神科や心療内科ですよね。心が正常に機能しなくなってしまった人達が、傷ついた心をケアし、日常生活に戻る為に行く場所。
そんなイメージが先入観としてありませんか?

だから、話す内容がなければ行けない場所と思い込んでしまいます。実際には、もっと気軽に来てほしい場所なんですよ。

例えば、行きつけのカフェみたいな場所を想像してください。そこにいるお店の人は、あなたと何度も顔を合わせたことがあり、あなたも心を許せる人です。そして、あなたの話を何でも聞いてくれます。
ゆっくりとした時間が流れ、静かで落ち着いた空間。お互いの話す声だけが聞こえてきて、あなたは安心して思ったことを片っ端から話す。
カウンセリングはそういう場所です。

何か相談するネタがなければいけないなんてことはありません。「話したい」という思いそのものが、すでにカウンセリングの対象となっていることを、ぜひ知ってください。

何でも話していいと言われると、逆に何を話していいかわからなくなることもありますよね。そこで、カウンセリングで多い話題三つをご紹介します。

 

1.目的のない会話

話す内容なんてない。話すことそのものが目的という人は、実はたくさんいるんです。

話すことは承認欲求を満たし、自分の中に溜め込んだストレスを解消する効果があります。自分の気持ちを、言葉という形にして、それを誰かに受け止めてもらえる。それはメンタルケアとして、とても大きな意味を持っているんです。

目的のない会話は、実は日常的なメンタルケアになっています。仕事や学校から帰ると、家で家族にその日の出来事を話しますよね。それは、自分の心の調子を整える為の大切な行為になっているんです。
一人暮らしや家族と話すタイミングが合わない人は、それを気の許せる友達に替えて話します。それでも、自分を見知っている人に話をするのが躊躇われる内容もありますよね。

そんな時は、カウンセリングで話していってください。カウンセリングで話した内容は、本人の同意がない限り、どこかに漏れ出ることは一切ありません。誰にも聞かれることのない秘密の会話です。だから、安心してなんでも話せます。

カウンセラーに話す時、何から話していいかわからない時は、「特に悩みがあるわけではないんだけれど」と正直に話し始めて大丈夫です。「話したい」その気持ちに応えるのが、カウンセラーですから。あなたは何も心配せず、話したいことを話してください。

 

2.悩み相談

体の特徴や性格などの劣等感。対人関係や生き方での悩み。どうしたらいいかわからなくなってしまった悩み相談はカウンセリングの中でも多くを占めています。

悩みが深いほど、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまいやすいですよね。そうなると、誰かに相談すること自体のハードルが上がります。もう自分ひとりでは抱えきれないのに、相談できないということに対しても悩みを抱えてしまいます。そして、最終的に行き着いた先がカウンセリングという人は多いです。

カウンセリングでは、悩みを聞いて、解決への糸口を一緒に模索することができます。悩みを抱えているのは相談者なので、カウンセラーが悩みを解決することは決してできません。カウンセラーにできるのは、その悩みに対してどう行動するか、相談者がどうしたいという本音を抱えているのか、それらを引き出すお手伝いをすることだけ。

実際に行動するのは相談者です。カウンセリングに行けば、即日で悩みが解決するわけではないので、最後の希望と思って訪れた相談者の中には、落胆する人も少なからずいます。

それでも、誰にも話せなかった悩みを相談することができたという行動が、次の行動へ進む力を与えてくれます。

 

3.辛さの吐露

カウンセリングでは、気持ちを吐き出すお手伝いをすることもあります。
人によっては、我慢が日常的になりすぎて、言いたいことがあっても、つい口を閉ざしてしまうようになります。それが癖になると、自分の意見や気持ちを言うに言えなくなってしまう場合もあります。

自分の意見や気持ちを言えなくなると、周りの人達とどんどん距離が空いてしまい、無関心な人、自己主張できない人などと思われてしまいます。そうなると、どうにかしなければと焦り、余計に何て言えばいいのかわからなくなってしまいますよね。

自分の気持ちを、声という言葉にする練習。辛いと感じた気持ちをそのままの言葉にする練習。辛さの吐露ができるのも、カウンセリングです。

我慢を続けてきた人は、久しぶりに自分の気持ちを声に出すので、最初の言葉を口にするまでに時間がかかることもよくあります。それに焦ってしまうことはないんです。カウンセラーは、あなたの言葉をいつまでも待っているし、やっと声に出せたあなたの気持ちを否定することや評価することは、決してありません。

怖がる必要がない場所で、安心して気持ちを声に出してください。

 

カウンセリングの利用目的は様々

木陰の黄色い花の写真

利用目的は本当に人それぞれです。ただ話したいという人もいれば、深刻な悩み相談をする人もいます。気持ちを吐き出して楽になりたいという人もいます。
そのどの目的だろうと、カウンセリングに行っていいんです。

深刻な悩みがなければ行けない。
心の病気じゃなければ行けない。
そんなことはありません。カウンセリングはもっと日常的な心のケアをするところです。心が病気になってしまう前から、カウンセリングを利用してケアしていくのも利用方法のひとつです。もちろん、深刻な悩みであっても行っていいんですよ。

心に抱えているモヤモヤした気持ち。
辛くて泣きたい気持ち。
自分ひとりでは解決できなかった悩み。
なんでもカウンセリングで話していい内容です。何ひとつ、カウンセリングでダメな内容はありません。あなたの心をケアする為の場所です。あなたが話したいことを話してください。

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