「〜があれば幸せになれる」は不幸の始まり。心を満たす幸せを得る方法

幸せになりたい。は、全人類共通の目標かもしれませんね。
誰もが、自分の不幸を訴え、幸せになりたいと叫んでいます。

けれど、今手元に無いという不足の穴を埋めたら、それで幸せになれるのでしょうか?

目次

 

不足を満たす思考は不幸になる

ピンクの薔薇の写真

あれが足りない。これが無い。だから私は不幸だ。
そう思っていませんか?

人が不幸になるのは簡単です。自分よりも幸せそうな人を見つけて比較すれば、自分には何もかもが足りていないと感じ、簡単に不幸の底へと落ちていけます。
けれど、心の底では幸せになりたいと思っていますよね。

足りないからこそ、不足している穴を埋めようとして、あれこれと物質的なものを手に入れ、心を満たそうとします。物質的に満ち足りていると、満足感を得やすいのです。
けれど、物質的な満足は長続きせず、どんどん過剰になっていきやすい特徴を持っています。

例えば、誰もが羨む服やアクセサリーをいち早く購入した日には、周りから羨ましがられ、「素敵」と褒め称えられ、心は満ち足りるでしょう。
その満足感は、他の誰かが同じようなものを入手するまでの間しか、得ることができません。

もしかしたら、翌日かもしれないし、その日の夕方かもしれません。
そうやって、満足感から急降下してしまう不足への不安と不満は、強く心に刻まれてしまいます。

「もっと良いものを買わなくては」
「誰よりも先に手に入れなくては」
そう考えるようになってしまうのは、あっという間です。

不足していると感じる心を、物で埋めようとすると、まさにイタチごっこ。終わることのない追いかけっこが始まります。それはどこまで行っても終わりはなく、どんどん加速し、いずれは買った物に満足すら感じなくなってしまいます。
誰かが同じような物を手にすれば、すぐに満たされなくなる。と心が知っているからです。

不足の穴を埋めようとすると、人は自ら不幸へと足を踏み入れてしまいます。
そこに、楽しさや喜びはあるでしょうか?

もっと他に目を向けてみれば、楽しいことも喜びもたくさんあるとわかりますよね。
人生を楽に、楽しみと喜びで満たしてみませんか?

その為に意識する三つの部分をご紹介します。
ぜひ今日から試してみてください。

 

1.日常の『良いこと』を見つけよう

人は面白い特性を持っていて、『自分が意識を向けているものを見つけやすい』のです。
つまり、嫌なものや見たくないものを意識している方が、よりそういったものを視界に捉えやすくなります。嫌なものを見るのは嬉しくありませんが、この特性を利用して心を満たすことができます。

意識を向ける先を『良いこと』にしてみてください。
人の親切な行動や自然が綺麗なこと、お気に入りの物や大切な人がいることなど、日常の中にある『良いこと』を見つけてみましょう。

素敵なものを見つけたら、短い日記にして心ケアに役立てるのもおすすめです。
短い日記の書き方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
客観的に自分を知る方法。短い日記が客観視に役立つ

 

2.ゆとりを持とう

一分の余裕もない通勤通学の時間、仕事や家事に追われる忙しない日中、そうやって時間を切り詰めて動き続けていると、心にも余裕が無くなってしまいます。

ほんの些細な出来事でイライラして、自分のペースを乱す障害は乱暴に排除したくなる衝動が湧き上がってしまうこともあるでしょう。
そんな気持ちでいて、楽しいと感じられることはありませんよね。

好きな香り、好きな場所、お気に入りの飲み物を飲んで、息を吐いてみてください。
忙しない流れの中にいた自分を、落ち着ける場所へと連れて行って、ゆとりのある時間を感じてみてください。

心に余裕を持てるように、自分をリセットしましょう。
リセットの方法は自分なりのもので構いません。おすすめは短時間でもできる瞑想です。
瞑想の詳しい方法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
週に一度、日に一度は瞑想した方がいい理由。自分をリセットする時間を作ろう

 

3.人が喜ぶことを探して行動してみよう

何を幸せと感じるか、具体的には人それぞれあるでしょう。
しかし、人が心から満たされ、満足を感じられる行為の中で、これ以上のものはありません。
それは、人を喜ばせることです。

人を笑顔にすること、心から喜んでもらうことは、心をいっぱいに満たしてくれる幸せです。
喜んでくれた相手も幸せを感じ、喜んでもらえるように行動したあなたも幸せを感じられるなんて、素敵だと思いませんか?

人が喜ぶことは、それこそ千差万別。趣味嗜好や文化の違いなどによって、何を嬉しいと感じるかは本当に人それぞれです。
だからこそ、人を喜ばせるのは難しいですね。

相手をよく観察し、何をしたら喜ぶのか、表面的な部分ではなく本質的な部分まで考え込む必要があります。その難しさを乗り越えて、相手を喜ばせるからこそ、大きな幸せで心が満たされるのです。

周りにいる人が、何をしたら喜んでくれるかを考えてみてください。
そして、それに気がついたら行動してみてください。
きっと、驚きとともに喜んでくれ、その瞬間にあなたの心は幸せで満たされていくでしょう。

 

幸せは心を満たすもの

ピンクの花の写真

幸せになろうと、不足している穴を埋めようとしても、穴はどんどん広がってしまうばかりです。それでは、自分で不幸を増やしているようなものですね。

幸せは、不足を埋めるから手に入れられるものではありません。
誰かを幸せにすることで、自分の心に幸せが満ちていくものです。

はじめに満たすから満たされる。
この絶対的な法則を覚えてください。

形だけの誤った幸せを選ぶのではなく、心から満たされる幸せを選べるようになりましょう。

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