成長・変化・克服への3ステップ。心に負った深い傷と向き合う

人と上手く接することができない。
どうしても感情が爆発してしまう。
自分の気持ちを伝えられない。
気持ちを伝えようとすると感情が爆発する。

そんな悪癖とも言える行動で悩んでいませんか?
その行動を引き起こす根底には、抑圧され続けた過去の自分がいます。その心の傷を、癒さなければ、いつまでも前には進めません。

目次

 

悪癖の根本はどこにある?

通称ひっつき虫の写真

人には、自分自身でも気がついていない無意識の行動があります。その多くは、自分の中にある無意識領域に隠した抑圧され続けた不満が原因となって引き起こされています。

人と上手く関係が築けない。
人の態度に異様に腹が立つ。
自分の意見をすんなり言えず、言おうとすると涙が出る。
すぐに怒りが込み上げて、事あるごとに爆発してしまう。

そんな悩みを抱えていませんか?
もしかしたら、その悪癖とも言える行動の根底には、満たされなかった過去の自分が居続けているかもしれません。

悪癖を引き起こす根本の多くは、無意識に我慢し続けてきた部分に埋もれています。
例えば、対人関係を長く続けることができない人は、相手に過剰な期待を寄せ、思い通りに相手が動いてくれないと勝手に失望し、自分から関係を破壊しようとします。その根本には、「自分を丸ごと受け止めてほしい」という強い欲求から引き起こされた行動です。

過去に人から受け入れられる、ただ認めてもらえるといった経験が少なかった人は、自分でも持て余すほどの強い欲求を抱えている傾向があります。

認めてもらいたい、受け入れてもらいたい、自分を丸ごと受け止めてくれる人が欲しい。
だからこそ、相手に過剰に期待し、相手の行動を測り、相手が希望に沿ってくれないと失望し、怒りと悲しみを湧きあがらせます。そうして行き着く先は、自分から関係を壊し、相手を傷つけて捨てる行為です。

自分から関係を壊すことで、「関係の主導権は自分にあった。自分が相手を捨ててやった」と自分が優位であることを証明し、自分が傷つかないように防衛しているのです。

けれど、この根本に気付けないでいると、対人関係が上手く築けないのは「人との相性が悪いせい」と勘違いしてしまいます。

そんな悪癖から、人と上手く接することのできない状態から、抜け出しませんか?
心に負った傷と向き合うには、少々の苦痛が伴います。それは、「もう見たくない」と隠した心の傷に、もう一度触れてしまうからです。

けれど、心の傷と正しく向き合い、傷を受け入れて癒すことができたら、今より生きやすい自分になれるかもしれません。
心の傷、過去の自分と向き合いませんか?

 

1.課題に気付く

最初のステップは、一番重要な部分です。
自分の中に『課題』があることに気が付くことです。

「そんなものわかっている」という人もいらっしゃいますよね。けれど、どこが悪癖を生み出す根本なのか、本当に把握できていますか?

上辺ではない無意識の領域に潜んでいる自分の本音の部分、長年抑圧してきた感情。それらは何が原因で今も抑圧され続けているのか、抑圧されているのに、どうして未だにそのままにしているのか。
自分を深く追求する質問に、包み隠さず本当の気持ちを答えられますか?

課題に気付くということは、自分の内面を深掘りすることです。
そこには、見たくなかった過去の自分や、聞きたくなかった醜い本音が埋もれたままとなっています。

だから、今まで目を背けてきた。抑圧して、見えないように隠してきた。

けれど、そのままでいるのはもう限界。
だから、乗り越えたい。

その気持ちに気付くのが、第一のステップです。
このステップがなければ、自分から「変わりたい」と願うことはなく、行動することはできません。人から「変わった方がいいよ」と言われて、自分を変えようとする人はいませんよね。
自分を変えられるのは、自分の意志から始まります。

 

2.やってはいけない行動を保留する

ここでは対人関係を破壊してしまう悪癖を例にします。
過剰に相手に期待を寄せ、相手が思い通りに動いてくれないと勝手に失望し、最後には自分から関係を破壊してしまう。この一連の悪癖を、止めましょう。

止めるべきポイントは、最後の「自分から関係を破壊する」部分です。

少なからず、人に期待を寄せてしまう気持ちは誰もが持っています。相手が思った通りに動いてくれないとイライラすることもありますね。
それらは、相手と適切な距離感や信頼で繋がる関係を築けると、自然に解消される部分です。

一番の課題は、関係を破壊しないこと。

関係を良好に保つ・築く努力をすることは大切ですが、そもそも関係を破壊しては良好も何もありません。
やってはいけない行動は、一旦保留にし、数ヶ月〜数年の期間を空けてみてください。しばらく経つと、「そこまで怒ることじゃなかったかな?」と自分の考えが変化していく時がやってきます。その時まで、一旦行動は保留にし、悪癖を止めましょう。

 

3.悲しさ苦しさを認めて受け入れる

やってはいけない行動を保留にしている間、向き合うのは自分自身の感情です。
相手に勝手に期待を寄せ、勝手に失望しているのに、怒りは相手に向いていますね。そこで、考えてみてください。

この怒りは、どうして相手に向いているのか?

悪癖を引き起こす根本に気付いている人ならば、自分勝手に暴走しているだけだと理解できるはずです。
しかし、頭で理解できても、心はすぐには受け入れられないものです。

行動を保留にしている間は、自分自身の感情と向き合ってください。
自分の中にある消化されない辛さ、悲しさ、寂しさがあることを、認めて受け入れてください。

自分以外の人が、自分自身を100%理解するのは不可能と言われています。だからこそ、自分の感情を認めて受け入れるのは、自分自身でなければなりませんよね。
「あんな風に言われて悲しかった」や「こんな風に接して欲しかった」など、自分の中にある感情ひとつひとつと向き合い、受け入れていきましょう。

 

自分と向き合うのは辛いけれど向き合えば未来が拓ける

夕暮れの空の写真

触れれば痛いし苦しいし辛い。
だから、もう触れたくないし、見たくない。
心の傷はそうやって無意識の領域に隠してしまいますが、それでは痛みはいつまで経っても消えません。似たような状況に遭遇すれば、その途端に無意識下で痛みを発し、辛い苦しいと訴えてきます。
その時に生まれる感情は、受け止められることなく爆発してしまうだけ。

それでは辛い。
そんな状態でいる方が、もっと苦しいです。

肌についた傷も、棘が刺されば棘を抜いてから治療を始めますよね。それと同じく、心に刺さったままの棘を上から隠しても、治療にはなりません。隠し続けた年月だけ、化膿していくものです。

向き合うのは辛いし苦しい。
けれど、正しく向き合って傷を癒せたら、今よりもっと生きるのは楽に、楽しくなるかもしれません。

そうなるように、自分自身と、抑圧してきた心の傷と、向き合って癒しませんか?
あなたの未来を拓く為に。

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