「あなたの為を思って」という言葉から始まる苦言やアドバイスに耳を貸していませんか?
どんなに有益なアドバイスであっても、その言葉はあなたの心を蝕みます。
批判や否定でしか人と会話できない人からは、今すぐに離れましょう。
目次
「あなたの為を思って」はほぼ偽り
批判や否定の言葉をオブラートに包むべく、「あなたの為を思って」と前置きしてから心を砕く言葉をぶつけてくる人、いませんか?
そんな人の近くにいたら、心をどれだけケアしても傷は増え、治しきれずに化膿してしまいます。今すぐに逃げましょう。
以前、エナジーバンパイアのことをご紹介しました。人の労力や財力を何でもかんでも吸い取って、自分のもののように扱う存在のエナジーバンパイア。
エナジーバンパイアの記事は、こちらからお読みいただけます。
【エナジーバンパイアから逃げよう!あなたをダメにする人は確実にいる!】
それと同質の存在が「あなたの為を思って」という盾にして、人の心を傷つけ、ストレス発散や自己保身を図る人です。
いくら確かな裏付けのあるアドバイスや役立ちそうな情報を教えてくれても、その言葉と引き換えにするものが心の平穏では釣り合いません。
想像してみてください。
毎日、顔を合わせる度に「あなたはダメな人だ」、「そんなのもわからないの?」、「何にも学んでこなかったんだね」などの言葉を浴びせられたら?
逃げようとする度に「あなたの為を思って言っている」と逃げ道を塞がれたら?
あなたの心はどうなるでしょうか?
自分に害をなす存在は心身を危険に晒す可能性が高く、本能的に逃げようとするものです。しかし、「無知な自分が悪いから」と、アドバイスや助言を理由に踏みとどまってしまえば、相手の思い通りにサンドバッグになるしかありません。
「あなたの為を思って」と言ってくる人の目的は、そう言うことで相手を逃げづらい状況に置き、じっくり痛めつけてストレス発散したり、マウンティングで自分の価値を高めたりして、都合の良いサンドバッグにしたいのです。
どれだけ自信や自己肯定感のある人でも、毎日のように周りから否定や批判され続けると、自信を失い、自己肯定感は下がってしまいます。
それほど、このようなストレスや屈辱を日々受けることは、心を深く傷つけます。
「あなたの為を思って」を言ってくる人に対して、あなたが取れる手段は3つあります。
相手のことを思う前に、あなたの心を守ることを優先してください。
1.批判・否定してくる人から離れる
物理的な距離は、何よりも高い防御になります。可能であれば、顔を合わせることのない環境へ移動しましょう。
同じ会社なら席を移動する、部署を移動する、会社を変えるなどの方法があります。簡単ではない方法もありますが、毎日傷つけられ、心をすり減らされるのと、どちらを選ぶか考えてみてください。
SNSやメール、電話などで距離を詰めてくる場合には、自分から用がある時以外は無視しましょう。連絡には一切対応しなくて問題ありません。
もし、連絡が必要な場合は、連絡がつくように他の人から連絡が回ってくるでしょう。そこで「連絡が取れなかったから連絡しなかった」と相手が言うならば、もはやイジメをしているのも同じです。そんな行為は無視して構いません。
着信や通知音が入るだけでも耳障りになるので、音を消したり、その人からの連絡だけ通知させないようにしたりして、自分の周りから相手を排除しましょう。
2.接触は複数で・最低限に
どうしても物理的に離れることが不可能な場合もありますよね。そんな時は、決して二人きりにならないよう他の人にも同席してもらったり、接触する機会を最低限に抑えましょう。
多くの場合、どうしてもその人と二人っきりにならなければならない状況は発生しません。人の果たす役割には、どんな立場の人でも代わりがいます。あなたの代わりも相手の代わりもいるものです。
担当を変えてもらう、伝達手段はメールだけにするなどして、接触する機会を減らせば、相手から色々言われることは少なくなります。
複数人でいれば、そもそも相手は何も言ってこない可能性が非常に高いです。もしそうならば、相手は自分がひどいことを言っていると全てを理解しているので、つまりはあなたをイジメているという確かな証拠です。
3.何事も『受け止めない』姿勢でいる
最後は、相手の言葉を『受け止めない』姿勢でいることで、心を守ります。この方法はその場しのぎでしかない為、この方法だけに頼っていると結局は心を傷つけられてしまうので、根本的な解決ができるまでの繋ぎと考えてください。
『受け止めない』姿勢とは、相手の話を聞かないという意味ではありますが、目の前にいる人の声は脳に届いてしまうため、意識して声を遮断するのは難しいですよね。
受け止めたくないのは、「あなたの為を思って」から始まる部分です。相手がその言葉を口にした瞬間から、相手を犬や猫などに置き換えてください。
目の前にいる小さな犬か猫が、こちらを見ながら「そんなこともできないの?」、「それじゃダメ」など言っています。
大抵の失礼な発言も、犬や猫が言っていると思うと、それほど心には届きません。それどころか、「犬が吠えてるな〜」と楽観視する余裕が生まれる場合もあります。
ただし、一時的な対処法です。相手の言葉を受け止めないようにしていても、脳に言葉は届いています。傷つかないわけではなく、傷を浅くしているだけなので、根本的な解決を図りましょう。
あなたの心を守ろう
どれだけ重要なアドバイス、成長の為の助言だとしても、人を傷つける言葉を発する理由にはなりません。それとこれは別問題です。
アドバイスが必要なら、必要なアドバイスだけを言えばいい。
「これを直せば、これが簡単になる」と的確にそれだけを伝えればいい。
そこに相手を侮辱するひと言を追加したいのは、相手の心に問題があるからです。
「自分が出来ないのが悪いから」や「せっかく教えてくれようとしているから」と、侮辱の言葉まで受け取ってしまわないでください。
その言葉で傷つくのは、あなたの心です。
自分の心を守りましょう。
聞く必要のない侮辱で、心を傷つけられるなんて間違っています。
あなたの心は、誰かに傷つけられていいものではありません。
人を侮辱する人に対応しようとする時間は無駄な労力ばかりを費やしてしまいます。時は金なりと言いますよね。あなたに必要ではない時間は、さっさと切り捨てましょう。
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