生きていて辛いのは、人との関係ですか?周りの環境ですか?
その辛さを引き起こしているのは、もしかしたら『あなたの思い込みフィルター』が原因かもしれません。
フィルターをかけて見た世界で、どうして生き辛いのか。どうしたらそこから解放されるのかをご紹介します。
目次
生き辛さと思い込みフィルター
生きていくのが辛い、苦しい。そう思う原因はどこにあるのか、探してみたことが一度はあるのではないでしょうか。
その原因、あなたはどこにあると思いましたか?
自分の内側に原因があると思えば、自分と向き合い、内面を変えたり成長させたりすることで、生き辛さから脱することができるでしょう。
では、自分の外側に原因があると思った場合は、どうなると思いますか?
自分の外側、環境や他人に原因を見つける人は、生き辛さから逃れられません。
どうやっても自分では変えようのない『自分以外』に原因があると思っているのですから、どう足掻こうとも、生き辛い世界の中にいるしかないのです。
けれど、それではあまりにも悲しいですよね。
今回はそんな生き辛さを引き起こしている二つのフィルターをご紹介します。
あなたはこんなフィルターをかけて、人や物事を見ていませんか?
1.「〜してくれない」フィルターを外す
家族や恋人、または職場の近しい人との間で、よくこんな考えが浮かびませんか?
「どうして〜してくれないんだろう」
「見てわかるはずなのに、どうして〜なんだろう」
この考えを持っていると、対人関係は良好ではなくなるし、いずれ関係が崩壊する場合もあります。
人は、自分と似ている人を好む傾向があります。自分と似ているから安心するし、似ているから「同じ思考を持っている」と考えます。
けれど、実際は全く同じではありませんよね。その僅かな違いが、「〜してくれない」フィルターを生み出します。
「〜してくれない」フィルター越しに人を見るようになると、その人の行動や思考、果ては人格までも無意識に評価してしまい、自分の正解と違う行動に苛立ちを覚えるようになります。
元々、何かしらの共通点があって関係を深めていた間柄であれば、よりその違いが受け入れられず、イライラを募らせるでしょう。
その結果、その人との関係に溝を作り、やがては「顔も見たくない」と思うほど嫌悪し合う関係になってしまいかねません。
「〜してくれない」フィルターは、自分の中のマイルールや「察してほしい」という甘えによって作り出されています。
自分勝手な基準なのですから、他の人がそれに従ってくれないのは当然です。
相手の行動を決めつけて、フィルター越しに評価するのはやめましょう。
百害あって一利なしです。
2.「普通は〜」フィルターを外す
前項で自分の中のマイルールがフィルターになると書きましたが、こちらはそれ以上に強いフィルターです。何せ自分では「世界の一般常識」と思っているのですから。
「普通は〜」というフィルター越しに人を見ると、「〜してくれない」フィルターよりも強い嫌悪感を覚えませんか?
世界中で当たり前とされていること、自分が生まれてから現在まで「当然」として感じてきたことを破られると、抑えようのない怒りを感じやすいのです。
「〜はこうあるべき」という思い込みや固定観念は、どんな思考よりも人生を生き辛くさせます。自分で自分の歩む道を狭め、本当なら選びたい道を選べなくさせる思考です。
それを人に向ければ、対人関係がどうなるかは想像に難くありませんね。
「普通は〜」は、誰もが違う基準を持っています。生まれ育った環境やそれまでに経験してきた出来事などで、自分の価値観を育み、その中で『普通』は変化していきます。
自分には当てはまっても、人には当てはまらない。それが「普通は〜」というフィルターです。
3.事実に感謝しよう
フィルターを外せば、世界は可能性や喜びに満ちていることに気が付きやすくなります。けれど、それに気付くか気付かないかの選択肢もまた、あなたに委ねられている事を忘れてはなりません。
楽しさや喜びを察知しやすくするには、物事の良い面を見るように意識し、自分の立場から見て評価をしようとしないことが大切です。
物事の悪い面を見れば、たちまち世界は生き辛いものへと変貌します。
自分の物差しだけで評価しようとすれば、周りと共感し合うことができず、関係を切り離されてしまいます。
そこで、起きた出来事や人の行動に感謝するのです。
感謝は、物事の良い面を見つけなければできませんよね。自然と物事の良い面を探すようになり、悪い面に意識が向かなくなります。
また、自分勝手な評価を下せば、感謝よりも批評が口から飛び出しますよね。評価しようとせずに物事を様々な角度で捉えれば、今まで見えなかった良い面を知るキッカケになります。
ほんの少しの差なのです。ただ少し視点を変えてみる、相手の立場に置き換わってみるといった僅かな思考の差で、感謝の気持ちは生み出されます。
決めつけなければ生き辛さから解放される
人は、自分が「見たい」「そう見えるはずだ」と思う世界が見える不思議な生き物です。見えている世界が正しいか間違いかではなく、その人には『そのように見えている』というだけのこと。
だから、『生きていて良かったと思える世界』を見たいですよね。
その為には、悪い印象を持ったフィルターを外す必要があります。
身近な人に、目に映る知らない人に、あなたの『フィルター』越しで見ていませんか?
「あの人は〜だから」と決めつけて先読みし、相手の評価を確定させた状態で関係を構築していませんか?
それでは、生き辛くなるばかりです。
人や物事を決めつけない。ただそれだけで、人生の辛さから解放されます。
思い込みや固定観念が、あなたの中にいくつもあり、その呪縛によって思考や行動が制限されているとしたら、その呪縛から解放されたらどうなるでしょうか?
辛さは自分自身が作り上げたものかもしれません。
だとしたら、自分自身で抜け出すことはいつでも可能です。
喜びに満ちた人生を、楽に生きられる人生を、叶えてみませんか?
SNSやってます!
ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!