何を我慢する?何を選ぶ?人生を『楽しく』する基準の選び方

『今』を楽しんでいますか?
今が辛い、苦しいと感じている人の中には、人生を楽しくする基準を選べていない人もいます。
人生を楽しくする基準を選んで、余計な辛さや苦労を回避しましょう。

目次

 

人生を辛くさせる『苦労は買ってでもしろ』思考

重石に潰される人形の写真

人生の舵取りをする基準に、どんな思考を置いていますか?
「楽しく生きる」や「お金持ちになりたい」など、人によって様々な基準で人生をどういう風に作り上げていこうか試行錯誤しています。

誰だって辛い人生より楽しい人生が良いと思い、その為の様々な舵取りの基準があるはずなのに、人生が辛いと感じている人は一定数います。
それは、自覚する舵取りの基準とは全く異なった隠れた基準が根付いているからです。

その基準とは、『苦労は買ってでもしろ』や『辛い今は明るい未来の為』という、今を犠牲にする思考です。
楽しく生きる為に、その為には『今だけは』辛い思いを我慢しなくちゃならない。
お金持ちになる為には、嫌なことでも『成功するまでは』耐え抜かなきゃいけない。

まるで、成功や目標達成など願いを叶える為には、辛くて苦しい道を必ず踏破しなければならないと断言しているみたいですよね。
この思考は、長い年月をかけて大人から子供へ、そしてたくさんの人へと浸透し、今では無意識に刷り込まるレベルで誰もがこの思考を持っています。

特に、平気で我慢を選択する日本人にとって根付きやすい思考でもあり、多くの人が余計な我慢を自分に強いて、生き辛さや絶え間ない苦労を感じ、生きることそのものに疲れています。

楽しむ為には、辛い思いは本当に必要でしょうか?
物にも時間にも溢れた現代で、本当に何も自由に選べない人生に置かれているのでしょうか?
それは、古いロールモデルやよく耳にする固定観念に縛り付けられているだけなのでは?

あなたの人生が何によって辛く苦しいと感じさせられているのか、人によって違うでしょう。
けれど、もし『苦労は美学』という思考によって人生が辛いモードに固定されてしまっているのなら、思考を変えれば抜け出すことは可能です。

少しだけ、自分を縛る力を弱めてみませんか?緩んだ枠まで、自分を広げてみませんか?
もっと人生を楽しんで、『今』を生きてみませんか?

『苦労は美学』が根付きやすい人生の基準を、三つの点にまとめました。
あなたは、次の三つのように両極端な選択をしていないか、『今』を犠牲にする基準を選んでいないか、見直しましょう。

 

1.最善か適度か

仕事でも人生そのものでも、目標を立てようとすると多くの人は完璧で理想とほぼ同じ目標を掲げます。最短で目標に辿り着き、どこにも無駄のない最善の方法によって達成される未来をイメージして計画を立て、走り出します。
しかし、その完璧や理想とほぼ同じという高い目標値、無駄のない過程が辛さを生み出しているとしたら、どうしますか?

何事にも『適度』というものは存在します。言い換えれば、『手抜き』です。
手抜きと言い換えるだけで途端に悪いことをしているような気になった人は、自分の意識に『苦労は美学』が根付いていないか、自分の内面を見つめ直してください。

苦労することが良いことなのではなく、目標を達成する為に突き進もうとした過程で得た苦労体験が、自分を成長させたり、将来の糧にすることができたりするだけで、苦労したから目標を達成できるわけではありません。

最善ばかりを目指さなくても、時には力を抜いて適度で良いのです。
それで十分な結果を得られるならば、無理に気力体力や時間を消費して最善を選ぶ必要はありません。

 

2.老後か今か

子供の頃から新社会人になる頃まで、何度も何度も周りの大人から聞いた言葉がありませんか?
「老後の為に、今は辛くても頑張らないと」
この言葉に縛り付けられて、『今』を生きることができなくなってしまった人もいます。あなたの中には、こんな固定観念が張り付いていませんか?

数年先や数十年先まで目標や計画を立てるのは、人生にメリハリがついて生きやすくなるケースもありますが、『今』という時間の全てを『未来』のためだけに使うのは、生き辛さや虚しさを味わう人生を作り出してしまいます。

何年も先の未来を楽にする為に生きて、『今』は遊びに行かず働き続け、貯金額を増やす為に厳しい節約生活では、今が何も楽しくはありませんよね。
何よりも、『いつから』楽しむ未来に切り替わるのでしょうか。体力や足腰が衰えてから?気力や好奇心が落ち着いてから?

人は、過去にも未来にも生きていません。『今現在』という時間の中だけに生きています。
先々を考えることも大切ですが、未来ばかりを目指していると今が疎かになり、今しか味わえない楽しさや喜びの全てを放棄してしまいます。

もっと肩の力を抜いて、『今』を楽しんでもいいと思いませんか?

 

3.人の幸せか自分の幸せか

家族や友達、恋人など、人は大切な人と一緒にいる時間の中に幸せを感じます。大切な人だからこそ喜んでもらいたいし、喜ばせてあげたいと願い、それを実現する為に行動します。
しかし、何でもかんでも『人』のことばかりを優先していると、「自分ばかり損している」や「自分ばかりが相手にしてあげている」と思い込むようになってしまいます。

人の幸せを願い実現しようとするように、自分の幸せも考えて実現させようと行動してみてください。
誰かを大切に思うように、自分自身も大切にしている人は、自分を蔑ろにする人よりも幸福度が高いことがわかっています。

時には誰かのためではなく、『あなた』の為の時間を作り、自分を満足させるのも良いですよね。

 

固定観念はいらない。いるのは『あなたの意思』だけ

海と朝日の写真

いつ時代でも、何かしらの苦労はあります。生きているのは楽しさも喜びもあるけれど、辛さや苦しさも経験します。だからこそ、喜びは一層素晴らしいと感じられるのでしょう。

けれど、人生の全てを『今』ではなく『いつかわからない未来』に注ぎ込んでは、楽しさも喜びも得にく苦なってしまいます。
あなたの人生を辛くさせる固定観念を、捨てましょう。
苦労なんてわざわざ選ばなくても、生きている間に勝手にやってきます。ならば、避けられる苦労は避けても良いと思いませんか?

苦労を避けたからといって、悪いことが起きるわけではありません。
危ないとわかっている道を避けるのは、当たり前です。

あなたは、どんな人生を作り上げたいですか?
その為に、『今』をどう過ごせばいいか、『今』を喜びで満たす人生の基準も考えてみてください。

WEBお問い合わせはこちら WEBお問い合わせはこちら
\この記事がよかったらシェアをお願いします!/

SNSやってます!

ほぼ毎日更新のSNSアカウントです。心を軽くする情報などをお届けしていますので、よろしければフォローをお願いします!