仕事は好きですか?嫌いですか?
「嫌い」と答えた人は、あえて幸せから遠ざかるような基準で仕事を選んでいませんか?
目次
『仕事』を選ぶ基準は何?
あなたは、仕事を何を基準に選んでいますか?
通勤距離、給与の高さ、待遇、企業の人気、与えられる仕事内容など、仕事を選ぶ上で様々なポイントをあげ、その中から「これなら出来そう」と思えるものを選んでいるのではないでしょうか。
しかし、それは『何の為』に?
大半の人が、「仕事は生活費を稼ぐ為のもの」と答えます。好きでも嫌いでもない仕事で重視するのは、どれだけ楽ができて多くの報酬を得られるか。それが選ぶ基準なのです。
ただ、その基準で選んだ仕事をしている時間は、苦痛ではないでしょうか?
与えられた仕事をやればいいだけ。考える必要もなく、この仕事が何に活用されているかもよく考えず、ただ上からの指示に従って手を動かし、作業を終わらせていくだけ。
そうなった仕事には、何の魅力も感じないでしょう。けれど、生きていく為に必要な金銭を得る為には、嫌でも働き続けなければならないと考えるでしょう。
仕事をしている時間は、一日のほとんどです。
8時間の労働時間に、1時間の休憩、通勤に往復で1時間かかるとしたら、10時間は自由ではないことになります。
残り時間のうち、8時間を睡眠にあてたら、自由にできる時間は6時間です。けれど、掃除や洗濯などの家事をする時間も含まれているので、実際にはもっと少なくなりますね。
時間という枠組みから捉えると、仕事は人生の半分以上の時間を費やしていることがわかります。
それなのに、嫌なことを仕事にしていていいのでしょうか?
生きる為、生活費の為と言いながら、「何かの為だから我慢は付きもの」と自分に言い聞かせ、あえて我慢しなければならないような仕事を選んでいませんか?
少しでも将来の貯蓄を増やせる高い給与の仕事、少しでも楽できる仕事をと、どうせやらなきゃいけない仕事なら、そうやって手を抜ける仕事を探し、『自分の得』になるものを選んでいませんか?
そうやって得た仕事は、苦痛だったのではないですか?
仕事への捉え方を変えてみてください。
『やらなければならない嫌なもの』ではなく、『喜びと充実感を得られるもの』へと変えてみませんか?
もし、仕事自体を楽しむことができたら、あなたの人生は大きく変わるのではないでしょうか。
1.『嫌な仕事』のままだとどうなる?
人が求める欲求には、段階があります。生命の維持という生理的欲求や安全の欲求から始まり、下の段階が満たされることで、次の段階を満たしたいという気持ちが自然に湧き出るのです。
誰かと繋がりを持ち、家族や集団に所属して愛を求めます。そして現れるのが、認めてもらいたい・良く評価されたいという承認の欲求です。
人生の大半の時間を費やす仕事という時間・場で、集団に所属しているのに孤独を感じたり、終わらせた仕事に対して何の評価もされなかったりした場合、どうなってしまうと思いますか?
本来、満たされるはずだと無意識に思っていた欲求が満たされないと、その相手やコミュニティに不満を持つのは避けられません。その不満は「本当の自分を受け入れてもらえない」という不信感へと変貌し、仕事への意欲の低下やあえてミスや失敗を繰り返すなど、不毛な行動を引き起こしてしまうケースもあります。
ミスや失敗が増えれば、もちろん指摘や注意が増えるでしょう。そうなれば、不満はより強く大きく成長し、心の中で抱えきれないほどになるのは明白です。
仕事を『嫌なもの』や『やりたくないもの』として認識した状態では、この負のループから抜け出すことはできません。自ら欲求を満たせない環境を作り出しているのですから。
この状態から脱するには『仕事を選ぶ基準』と『仕事の捉え方』を変えましょう。
その為の大切な二つのポイントをご紹介します。
2.充実感や幸福度を満たす
まずは、仕事の捉え方と選ぶ基準を変えたことで、どのような変化が起きるのかをお伝えします。
人は誰しも本能的な欲求を抱えていると前述しました。正しく認められたいし、頑張った分は良い評価をしてもらいたい、と。
それらが満たされた時、心には充実感と幸福が得られます。
充実感は、自分がどれだけ努力したかで大きく変わるのは、経験があるのではないでしょうか。
例えば、簡単にできるゆで卵を作って食べても、ただのゆで卵でしかありませんが、数種類の具材を用意し、何度も練習を重ねて作ったトロトロのオムレツを作って食べたら、幸せな気持ちになりますよね。それが充実感です。
自分の努力に比例して、出した結果に満足することができると、心は満たされます。
それは例にあげた料理でもそうですが、仕事でも同じことが言えるシーンはたくさんありますね。
そうやって充実感を味わえる日々を送っていると、ふと「自分は幸せだ」と思う瞬間がやってきます。幸福度はじわじわと広がって、いつの間にか心の中にあるものです。
仕事がうまくいっている、自分のスキルでチームを助けられたなど、毎日の小さな充実感が幸福を満たしてくれるのです。
3.社会貢献・生きる価値の実感
では、本題の仕事の捉え方と選ぶ基準をご紹介します。
それは、『社会貢献』と『生きる価値が実感できるか』です。
人は、誰かに認めてほしいという本能の欲求がありましたね。その欲求を満たしてあげると、さらに自分を磨き、成長させて、もっともっと人の役に立とうと行動を起こすのです。これが自己成長の欲求です。
欲求の段階からわかるように、人の役に立つ成功体験を積むことで、自分自身を満たし、幸福にすることができます。あとはそれを、『仕事』に反映させるだけです。
今まで仕事を選ぶ基準は、何でしか?給与、通勤距離、待遇。そのどれもがどうでもいいものです。
なぜなら、仕事で重要なのは『あなたが人の役に立ち、社会貢献を行えるか』、そして『得た充実感や幸福で生きる価値を実感できるか』が最も重要だからです。
もちろん、自分に出来ること出来ないことはありますよね。
今の自分に出来ること、今後やりたいことを念頭に置いて考えてみてください。
そして、仕事に就いたら自分が出来る最大限を行動に移してみてください。
仕事に貴賎なし。という言葉があるように、どの仕事にも人の役に立ち、直接的に間接的に社会に貢献しています。それを見つけ、「自分は人の役に立っている」と認識した上で真剣に仕事に取り組めば、仕事の中にも喜びを見出し、生きる価値を実感することができるでしょう。
あなたじゃなくても、同じ仕事ができる人はいくらでもいます。
けれど、あなたがやることに意味があり、あなたがやることで充実感や喜びが得られるのです。
仕事は、喜びや幸せを見つける為の場所かもしれませんね。
嫌なものを「嫌」で終わらせないで
仕事が嫌なものだと認識していれば、仕事をしている時間はずっと辛い時間となるでしょう。我慢して仕事をして、我慢して嫌なことをやらなければいけない時間。そんな我慢をする人生は、他に楽しみがあったとしても、辛さや苦しさを感じずにはいられません。
仕事の中にも喜びを見つけてみてください。
どんなに小さな喜びでも構いません。それは、あなたの目の届かないところで間接的に誰かの助けとなり、誰かを喜ばせているかもしれないと想像してみてください。
そうしたら、その仕事は『嫌なもの』から『喜びを感じられるもの』になるのではないでしょうか。
どうしても嫌なものはあるでしょう。しかし、嫌なものを嫌なままで終わらせないでみてほしいのです。
捉え方を変えて考えて、自分の仕事の先にある誰かの喜びを想像して、仕事に楽しさや喜びを見出してみてください。
それはきっと、あなたの心に良い変化をもたらすはずです。
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