『他人軸』それって本当は『自分勝手な考え』

人の顔色ばかりを窺ってしまう『他人軸』
実は『自分のことしか考えていない』せいで、対人関係が苦しくなってしまうのです。

目次

 

他人軸の根っこは『自分勝手』

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度々取り上げられる『他人軸』な思考とは、人の顔色を窺って自分の意見を変え、本来の自分の意見や気持ちを抑圧し、『人から良く見られること』に重点をおいています。
この思考を持って生きていると、人からの評価が絶対の基準となるため、何をしたら正解なのか何をしたら人間失格の烙印を押されてしまうのかと、常に緊張状態です。これでは、心休まることもないし、自分らしさなんて実現できません。

この話を聞いた人の多くは「自分には当てはまらない」と感じる人が一定数いますが、その中にはしっかりと他人軸な思考を持っている人がいますよ。

人の顔色を窺う様子をイメージすると、引っ込み思案で自分を表現できない性格をしているのだろうと考えますよね。しかし、他人軸の思考を持つ人は引っ込み思案で自分を表現できない人ではありません。
他人軸は、『自分勝手な思考』なのです。

たとえ、自分の感情や意見を周りに伝えるような行動ができていたとしても、それは何の為にか考えたことはありますか?
自分自身の意見が正しいと、相手に認めてもらうため?
自分が良い人であり有能であり優秀であると、周りから認めてもらいたいから?

他人軸の特徴は、人の顔色を窺うことにあります。人が自分をどう見ているのか、どう評価しているのかが気になるということは、人の中で『自分はどう見られているのか』を知りたい欲求が強いということです。それはつまり、『誰かの中の自分が良く思われていないと嫌だ』と考えているということ。

人の中の感情や意識まで、自分の思う通りであってほしいという欲深い思いが形となったものが、人の顔色を窺う他人軸な思考なのです。
そうして他人軸な思考を掘り下げていくと、苦い経験を思い出される人もいるのではないでしょうか。

他人軸の根本にあるのは、人に媚びへつらうことではなく、人に自分を良く評価してもらって欲求を満たそうとする気持ちです。
何でもかんでも自分の思い通りに相手が反応してくれないと、不機嫌になったりイライラしたり、他人軸とは言え、とても自分勝手な思考をしていると思いませんか?
この思考を無意識に持った状態で、誰かと対等な関係を築くのは困難でしょう。

究極の自分勝手な思考を正すには、次の三つを意識して行動して見てください。
ただ意識するだけでは、大きな変化は得られません。しかし、変化は現状と目標を知るところからはじまるものです。
あなたの人生を変えるかもしれないキッカケになれば、幸いです。

 

1.自分と人の『違う部分』を受け入れる

人は自分の思い通りに動いてくれる人形ではありません。
人には人の考えや価値観がありますが、共通するたった一つの視点があるというだけで親近感を持つものです。どれだけ近しく親しい仲でも、自分とは違う部分があることを覚えておいてください。

どれだけ似ている考えを持っていても、ほとんどは違っているものです。その違う部分一つを取り上げて、見下したり否定したり批難したり、ついしてしまうのはある意味では自己防衛ですが、ついでもやってはいけませんよね。

世界中の誰もが、自分とは違う考えや価値観を持っていて当たり前。
こう思って、覚悟しているだけでも、自分とは違う意見が出た時に反射的に否定することは無くなります。

たとえ納得できない意見が出たとしても、その意見を否定し、自分の意見の方が正しいと相手に言わせることに意味はありません。その場の口喧嘩に勝利するだけで、相手との絆も信頼も失ってしまう結果となるだけです。
「こんな意見もあるんだな」と、違う意見を受け入れる姿勢を見せれば、余計な衝突を避けられます。

 

2.人に依存しない

人に依存して、良いことは一つもありません。
他人軸の思考を持つ人が依存に走ると、自分を良く評価してくれる人の言葉だけを信じ込みますが、相手が自分の思ったような回答をしてくれなかった時には、大きく失望または絶望し、相手を罵倒することも厭わなくなります。

これほどまでに感情を爆発させるのも、相手に依存し切っているからこそですが、自分の不機嫌を相手にぶつけること自体が、人との対等な関係としては大きな間違いではないでしょうか?

また、依存している人は他責思考も併せ持ちます。自分の現状が気に食わなければ、その原因は相手にあると判断するのです。自分では何一つ行動していないけれど、相手が自分を良い状態にしてくれないことが悪いんだと信じて疑いません。
外から見ると、まさに『文句ばかり言う人』ですね。

相手がどうこうではなく、本当は自分で自分の機嫌をとれるし、良くない環境を良くする行動をとることもできますよね。
依存状態から解放されれば、もっと自分が自由であることに気がつけます。
その自由は、人に依存するよりももっと楽しいものを教えてくれますよ。

 

3.自分で自分を満たす

最後は、自分で自分を満たせるようになりましょう。
頑張った時に「頑張ったね」と認めるのも、目標達成した自分を褒めることも、誰かがやってくれるのを待つことはありません。全て自分で出来ることです。

鏡を見てください。褒め言葉もねぎらいの言葉も、鏡の中の自分に向かって言ってみれば、確かに心が満たされているのが実感できるはずです。
誰かから認めてもらう必要もなく、自分で自分を認め、自分で自分を満たすことができれば、他人軸な思考は必要ないことがわかります。

もし、誰かからも労いや褒め言葉を言ってほしいと思った時は、「私は〜が出来るようになったんだ」と話してください。相手はきっとあなたの努力を認めてくれるでしょう。
ただ待つのではなく、自分から行動して欲しいものを手に入れにいきましょう。

 

あなたの人生を『どうしたい』ですか?

霧と街の写真

人生なんて、壮大に考えるほどにどうしたらいいかわからなくなりますよね。
歴史上の人物のような偉業を成し遂げたいわけでもないし、現代社会を一変させるような何かを起こしたいわけでもなく、ただ平穏を望む人生に、どう生きればいいのだと思いますか?

どんな場所で、誰と一緒に、どうやって過ごしていけば、その望みは果たされるのでしょうか?
それを考え、決断し行動するのは『あなた』です。人生のたった一人の主役である『あなた』が決めることです。

あなたは、自分の人生を『どうしたい』ですか?

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