人生とは長いレースです。生まれてから、学び、経験し、どんな風に生きて、最後はそれを思い返して死んでいきます。
死を直前にした時、後悔は少ないほど満足を感じられます。あなたは今、どんな人生の最中ですか?
目次
人生の後悔の種類
人生で後悔する時は色々ありますが、特に強く後悔を感じるのは、やはり死の直前になってからでしょう。自分の人生がとうとう終わってしまう、死という避けようのない終わりを迎える時が来てしまった時、人は今までの人生を振り返り、後悔します。
後悔は、2つに分けられることを知っていますか?
何かをやってしまった後悔
何もしなかった後悔
何かをやってしまった後悔は、行動した結果に失敗したというものです。
例えば、人の話にツッコミを入れたはずが、大きく外して場を凍り付かせてしまい、相手をひどく怒らせてしまった。思い切って好きな人に告白したものの、場所を考えておらず大勢の人の前で振られてしまった。
この後悔の特徴は、その時は失敗した恥ずかしさや焦りを感じますが、あとになってみれば『良い思い出』として脳で処理され、後悔という言葉ほど重い気持ちにはなりません。
もうひとつの後悔、何もしなかった後悔は、行動しなかった後悔です。
好きな人に告白しなかった。やりたい事に挑戦しなかった。人に言われるがままで、自分の意志で決められなかったなど、自分の意志で決めて行動してこなかったということに、人は強い後悔を感じます。
目標を定めないレースに勝ち目はない
どうして人は、死ぬ直前になってから後悔するんだと思いますか?後悔するくらいなら、その時に決断して行動していれば良かったのにと思いませんか?
そこには、『目標を定めずに人生というレースを走り続けていた』という原因が存在します。
例えば、ゴールを決めずに「とりあえずダイエットの為に走る」と決断した場合、どこまで走ればいいのか迷いませんか?
ダイエット目的というならば、痩せるまででしょうか?一度走ったくらいでは、人の体はそこまで痩せません。では体力が尽きるまで走り続けますか?それでは、一体どこまで走ればいいのかわからず、心の負担が増して、余計に疲れてしまいます。
ダイエットを成功させるならば、何日かに分けて、体を壊さないように継続させる計画とどこまで痩せるかという目標が必要です。
人生も同じです。目標を定めずに人生というレースを走っていると、かなり早い段階で疲れ果ててしまいます。適度に休むと称して、たっぷり休憩しているのに、疲れがとれることはありません。それは、目標を決めずに走り出してしまったからなんです。
目標がないと障害を乗り越えられません。どこがゴールなのかわからないのに、全力疾走もフルマラソンもできないのと同じです。
人生は障害物レースです。幾多の壁を乗り越えて、打ち砕いて、前へ進んでいくレースです。そんなレースに出ているのに、はっきりとした目標がないと、立ち塞がった障害を乗り越えることも打ち砕くこともできません。その気力がないからです。
はっきりとした目標を持っていることは、障害をどうやって乗り越えたらいいのか?どうやったら打ち砕けるのか?考える力を与えてくれます。目標がないと、その力はなく、ただ目の前の大きな障害に呆然と立ち尽くしてしまうだけに終わってしまいます。仕方がないから、どこか通れる道を探して、障害と平行に走ってしまい、時間を浪費してしまうでしょう。それが『何もしなかった後悔』になるとも知らずに。
後悔しない人生にするには?
後悔しない人生はないと私は考えています。行動して失敗した時もあれば、行動せずに逃げてしまう時もあります。その経験を積んだからこそ、次の時には行動して成功を掴むこともあります。人生は後悔と満足の連続であるといえませんか?
それでもやはり、行動しないばかりを選択していると、後悔は増えるばかりです。後悔しない人生にするには、必要な時には行動し、満足いく人生を選択しなければなりません。
あなたの人生を創るのは、あなた自身です。他の誰かが一緒に走っていることもあります。別々になってしまうこともあります。人の意見に耳を傾け、人の生き方を参考にすることもあるでしょう。誰かに似せた人生を送っていようとも、人生というレースは、あなたが中心、あなただけのものです。
では、後悔を減らすにはどうすればいいのか。これから3つご紹介します。ぜひ試してみてください。
1.自分の意志を確認する
ここでいう意志とは、成し遂げようとする心です。考えや主張の意思ではありません。
これならば自分は頑張り通すことができる!という強い意志は、人生というレースを走る為には必要な要素です。どこへ向かうという目標は、この意志から見つかります。
あなたは何をしたいですか?どうしてもしたいこと、何としてもしてみたいことを探しましょう。それがわかれば、目標を立てることは簡単です。
2.行動する時間を増やす
自分の意志を確認して、目標が見つかったら、その目標を達成するにはどうしたらいいのか考え、行動する時間を増やしていきましょう。
行動は結果に繋がります。行動することでしか、結果は得られません。失敗が怖くても、未知の経験が怖くても、行動しなければ何も変わらない。不安は行動でこそ払拭されます。無心になって行動することで、不安をかき消し、さらに行動する力へと変えましょう。
行動する時間が増えるほど、不安でいる時間は短くなります。どんどん行動して、どんどん不安を減らしましょう。
3.失敗と行動を繰り返す
行動しても、すぐに結果は出ませんし、必ず成功する保証はありません。それでもいいんです。行動して得た結果に意味があります。
失敗をしてはいけないと、幼少期から教え込まれてきましたが、実は失敗はしても全く問題なんてありません。むしろ失敗することこそ、成功への道を探す手段です。
成功するにはいくつもの道の中から正解を選ぶイメージが思い浮かびますが、実際には違います。成功するということは、何もない道に道を創るイメージです。道が最初からないんですから、失敗だっていくらでもするものですよね。
ひとつ失敗するごとに、計画を見直して行動に移します。それを繰り返していく内に、成功への道が創られていきます。
満足する時間を増やそう
有名な成功者ほど、いくつもの失敗を積み重ねています。それが見えないのは、あえて言うことでもない上に、誰も注目しない情報だからです。けれど、有名になる前から、なった後でも誰もが失敗しています。
たくさんの成功者たちが失敗を積み重ねて成功している中で、自分だけ失敗しないという選択肢は選べません。初めて乗った自転車が上手くこげないように、初めての水泳で上手く泳げないように、人は失敗して練習して、それを繰り返して成功しています。
大人になると、子供の時よりも失敗に対する悪いイメージが先行してしまい、行動することができなくなってしまいますよね。けれど、そのままでいることはもっと不安が増しているだけではないですか?
失敗してしまうかもしれない不安、行動できない不安、変われない自分への不安。そんな不安を抱えていたら、いつまで経っても不安なままで人生の終焉を迎えてしまいます。
まずは、失敗してもいいから行動してみましょう。失敗しない人生だけが、満足する人生ではありません。色々なことに挑戦して、行動して、失敗して、そして成功もしている。そんな人生が満足する人生ではないでしょうか。
あなたの人生を、もう一度考えてみてください。後悔していることはありませんか?
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