生き方を考える『ゆるく生きる』生き方とは?

今の生き方は、本当に自分が望んだ生き方ですか?人生のコンパスとも言われる価値観を考える際、誰かの受け売りや世間の常識を取り込んでしまうと、自分が選んだはずの道が苦痛にまみれた道となってしまいます。社会が推奨する生き方ではなく、『ゆるく生きる』道もあるのです。

目次

全てを急がせる現代社会の生き方

都市の街並みの写真

今、あなたはどんな生き方で今を生きていますか?
現代は、とにかく忙しい生き方が推奨されています。誰よりも早く、自分のペースなんて言ってないで誰よりも早く思考し、行動し、目標に辿り着くことが推奨されています。その生き方は、何かを独り占めしたり誰よりも早く大きな成功を納めたい時には効果的です。

しかし、それは誰よりも早く行動し続けなければならないので、気が休まる時間などありません。自分のペースでは進めず、ただ誰よりも早くなくてはならない思考と行動の連続は、簡単に心を壊してしまうでしょう。
そんな生き方に疲れていませんか?

誰だって、成功して賞賛されるのは気持ちが良さそうに見えますよね。何もない人生よりも、波乱万丈でも成功し続けられる人生の方が良いと、誰もが考えています。
しかし、本当にそうでしょうか?

誰かに出来ることでも、自分にとっては行動するたびに苦痛をもたらす生き方かもしれません。
誰もが賞賛する大成功は、承認欲求を満たし、物欲を満たし、経済的な困窮から解放されるのかもしれませんが、その代償はあまりにも大きいでしょう。

自分の時間はなく、自分のペースもなく、ただ周りに急がされて生き急いで、あっという間に時間が過ぎている駆け足の人生となるのは明白です。
その生き方を自分自身が心から望んでいるなら、選べばいい。
けれど、「周りがそうしているから」で選ぶと、とんでもない苦痛の人生となってしまいます。

今日は、そんな生き方に疲れたあなたに、別の行き方をご提案します。
『ゆるく』生きましょう。
誰とも競争しない。自分のペースで進む。周りと比較しない。周りからの批判や評価を気にしない。

この生き方では、人が驚くほどの偉業を成し遂げたり誰よりも大きな成功を納めたりするのは難しいですが、心にかかる負担はとても小さくできます。
何かを成し遂げるよりも、自分らしく生きることを優先する生き方です。

物質的には、余るほどの余裕はないかもしれません。けれど、心と時間はゆったりと余裕を持って生きることができます。
誰かと競争せず、誰かと比較せず、自分らしく自分のままで生きていく。その生き方は、心にゆとりをもたらしてくれるでしょう。

まずは、あなたがどんな人生を作りたいか、どんな生き方を求めているかを確かめてみましょう。

1.価値観を見つめ直す

あなたの価値観を教えてください。
この質問に、すぐに明確で詳細な言語化ができる人は、自分の価値観をしっかりと認識していると言えるでしょう。けれど、もしかしたらその価値観は、誰かの受け売りである可能性も捨てきれません。人は、周りの影響から逃れることはできないのですから。

自分の価値観を見つめ直してみましょう。
価値観とは、人生のコンパス。行き先を明確に示してくれるものです。価値観を見失わなければ、途中で寄り道しても戻るべき道に戻ってくることができます。
ただし、生きている間に変化することも少なくないので、自分の心に変化があったと感じたら、見直してみると良いでしょう。

例えば、次のような価値観があります。

  • 冒険:常に刺激的な経験を求めて探索する
  • 真正性:自分に忠実である
  • 協調性:規則や責任を重視して、それに従う
  • 公平性:自他に対して公平であろうとする
  • 健康:心身の健康維持に努める
  • 寛大:自分にも人にも寛大である
  • 感謝:自分や周りの人など全てのポジティブな面に感謝を持つ
  • 喜び:喜びを創造して、自分や周りの人に分け与える

この価値観は、ラス・ハリス著の【自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる】から抜粋しています。ラス・ハリスは59個の価値観を提示し、生き方の指針を決めると良いと勧めています。これら以外にも、自分が大切にしたい自分なりの価値観があれば、それを人生のコンパスにしましょう。

今の生き方に合っているか、自分らしさは失われていないかを考えながら、価値観と向き合ってみてください。
人生は主に四つに分類されます。愛・健康・仕事・遊びです。それぞれの価値観を明確にしてみましょう。

2.価値観をメモに書いて毎日確かめる

1で四つの価値観を明確にしました。次は、その価値観に沿って生きるのですが、人は行動のほとんどを無意識に任せているので、今までの行動を変えようとするならば、意識を持ち続けなければなりません。
そこで、四つの価値観を小さなメモ用紙に書き留めて、いつでも見返せるようにしましょう。スマホの待ち受け画面にしても良いですね。

財布や手帳など、普段からよく目にするものに価値観を書いたメモ用紙をはさみ、毎日何度も見返してみてください。
きっと、その度に考えるでしょう。「今の自分の行動は、価値観に沿った行動だったか?」と。そうやって価値観と自分の行動を合わせ、習慣化していくのです。

例えば、明確にした価値観に沿った行動をとっているのに、どうにも気持ちが晴れない、苦しいと感じる場合には、自分の本心が決めた価値観ではない可能性が考えられます。
そういう時は、もう一度よく価値観を見つめ直してみましょう。

誰かの受け売りではないか?
本心から望んでいることか?

3.小さな目標を立てて行動する

ゆとりを持ってゆるく生きる中でも、目標はあった方が楽しみが増します。ぜひ、価値観に沿った目標を立てて、メリハリのついた毎日の楽しさを味わってみてください。

よく、人生の目標を短期・中期・長期の三つに分けて、それぞれ現在の自分がギリギリ達成できるかどうかの目標を立てると良いとする自己啓発方法がありますね。
確かに目標を立てて行動すれば、自分を高めることができるし、叶えたい夢や理想に辿り着くことができます。

しかし、それが苦痛になる人もいるのです。

中には、その場の気分や流れに沿って生きる方が楽しいと感じる人もいます。そういうタイプの人は、長期的な目標を立てるよりも、小さな短期目標を立てては達成するを繰り返していく方が、自分を高めたり夢や理想を叶えたりしやすいです。

笑顔で挨拶する、月に一冊本を読むなど、小さな目標を立てて行動しましょう。行動が積み重なれば、それは自信を作り、生きやすさにも繋がっていきますよ。

心にゆとりを持って生きよう

桜の並木道の写真

現代社会は何かと忙しないですね。ゆっくりのんびりとしていれば、「サボっている」と批判されかねないのでは、休むこともままなりません。

しかし、人生のあらゆる面で、価値観に従って行動している人はいません。時には価値観から外れないと、自分を癒せない・保てないという状況になることはいくらでもあるでしょう。
そんな時、自分を解放して心身を休ませるのは、とても大切なことです。勇気を持って休み、心身を癒してください。

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