自分を否定して傷つけて、それは心が不安定だから?否定して不安定になってしまったから?その生き辛さを和らげて、生きやすくしましょう。
目次
自分を受容するための視点の変換
以前、【愚痴はOKでも悪口はダメ!ストレス発散にならない!】こちらの記事の中で、起きた出来事をリフレーミングすることで視点を変換させ、悪い面から良い面に意識を向け直すことができる方法をご紹介しました。
今回は、そのリフレーミングを使って、自分を否定してしまう内面に変化を起こしてみませんか?
リフレーミングとは、ある物事に対して既にある枠組み・視点を変え、違う枠組み・視点で見直すことで、見え方の幅を広げて、自分の認識をより良い方向へと導くことです。
思い込みや先入観など、無意識の「〜は〜だから」という意識を働かせず、「〜は他の見方をしたら、どうなるだろう?」と改めて考えることで、今ある問題や不安を解消していくキッカケを掴めます。
生き辛さを引き起こす要因も、まさに思い込みや先入観ですね。リフレーミングをすると、瞬間的に良くなるというわけではありませんが、自分の中の無意識な部分の修正を行うことで、生きやすさへと導くことができるでしょう。
今回は、このリフレーミングを使って自分を肯定する習慣を身に付ける方法をご紹介します。
自己肯定感の低さや自信のなさは、生き辛さへと直結しています。自分の弱さや欠点を自覚することは大切ですが、自分を否定する材料にしてしまうような捉え方をしては、辛いですよね。その辛さを和らげて、生きやすくしていきましょう。
1.言葉を変換する
最初は簡単なところから始めていきましょう。最初にリフレーミングするのは、言葉です。
言葉はコミュニケーションを行う手段の一つでありながら、自分自身や周りのものを表現したり認識したりするためにも使われています。
そして、『言葉』というものは非常によくできています。
自分自身がどういう人間かを説明するとき、よく長所や短所となる部分を一言にまとめますね。けれど、まとめたその言葉には、言い方を変えるだけで真逆の意味へと変換されるのです。
例えば、落ち着きがないのは好奇心旺盛、喋るのが苦手なのは深く考えているからや、人の話を聞く方が得意。
このように、言葉を変換させるだけで、短所に見えていた部分が長所へと意味を変えます。
自分を否定するのは、自分のどんなところが目につくからですか?
その部分を言い表す『言葉を変換』させたら、どんな意味になるか試してみてください。
自分を否定しない『言葉』にできたら、何度もその言葉を呟いて、意識に植え付けましょう。
2.視点を変換する
「他の人だったら、憧れのあの人だったら、どう考えるだろう?」という風に、別の人からの視点を想像して、物事の捉え方を変換してみましょう。
例えば、仕事でミスをして、上司からひどく怒られてしまいました。その時、自分のことを「とんでもないダメ人間だ。もう退職するしかない…」と考えていたとします。
ここで視点を変換して、他の人だったらこの出来事をどう捉えるか想像してみましょう。
例えば、怒られても平気そうな人の場合。
「失敗は誰にでも起きること。迷惑をかけたのは事実だけど、信頼を失ったわけじゃない。上司の思い通りにならなかっただけ。怒られたのは、上司が自分に期待をかけてくれていたから。次は今回を踏まえてミスを回避しよう」
よく見知った人の思考パターンは想像しやすいです。その想像しやすさを活かして、自分以外の視点を眺めてみましょう。想像してみたら、「その視点・考え方は自分にも活かせるかも!」と、気付きを得られる可能性が広がります。
自分を肯定する言葉を使おう
何かにつけて自分を否定しているのは、ミスをしても失敗をしても、人からひどいことを言われても、「こんな自分だから仕方がない」と、深く傷つくことを回避しようとしているのではありませんか?
決して傷つかない生き方は不可能ですが、傷ついても化膿させずに治していくことはできますよ。
自分を自分で傷つけておいて、人からの攻撃に耐えようとしないでください。そんなことをしたら、あなたの良さや自分らしさがどんどん失われてしまいます。
リフレーミングは、新たな視点と表現方法を獲得することで、今の自分の認識を良くしていくことができます。
ネガティブを無理やりポジティブに変換するわけではなく、自分の中で歪んでしまった自分への認識を正すことが、本来の目的です。
生き辛い方へ歪めてしまった『自分』への認識を、生きやすい方へと治しましょう。
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