不安・心配・恐怖の気持ちは拒否しない方がストレスケアになる理由。心を軽くするお手軽ケア方法

あなたは自分の気持ちを否定してはいませんか?
不安や心配、恐怖といった気持ちは、受け入れたくないと拒否してしまいがちです。もし否定ばかりしてしまうと、それは自分を否定してしまうことに繋がります。それは、自分をどんどん追い詰め、ストレスを積み重ねていく行為です。

今回は、そんな気持ちに対して有効なケア方法をご紹介します。

目次

 

気持ちを拒否する=自己否定

丸とバツの札を持つ人の写真

あなたは、不安だったり、心配だったり、恐怖したりの気持ちが起こった時、その気持ちにどう向き合っていますか?多くの人は「そんな事ない」や「こんな事は思うべきじゃない」と安易に気持ちを否定しています。
こうした否定は、無意識に自分自身を否定しているのと同じなんです。

自分を否定されるのは辛いですよね。誰にも認められず、世界中でただの一人も味方になってはくれない絶望、孤独、恐怖。そんな気持ちを、自分で自分に向けるなんてありえないと思いますか?
人は気持ちを否定することで、自分を否定しています。「こんな気持ちを持つなんていけない」と自分の気持ちに、気持ちを起こさせた心に否定と拒否を突き付けています。

それが日常化すれば、心は誰にも受け止められず、ボロボロと壊れていってしまういますよね。

心理カウンセリングの手法でも、気持ちを否定するような言動は基本的に行いません。どんな気持ちでも、それが存在していることを認めて、受け入れていくことにこそ、自分自身に向き合い、心と向き合うことになり、安定した精神を育むことに繋がっていきます。

 

お手軽なケア方法は書くこと

ノートに文字を書く手の写真

人間関係に波風を立てないためや行き過ぎた謙遜などで、人は日常的に自分の気持ちを否定することに慣れています。その習慣を止めるには、自分の気持ちが本当はどんなものなのかを把握することが大切です。
その為のお手軽なケア方法は『書く』ことです。

気持ちを書く。それだけで何が変わるのか。それは体験してみた人にだけがわかります。ご紹介する方法は、気持ちを書くことでストレスを軽減させる方法です。ただ書くだけなので、ぜひ試してみてください。

 

1.その日の出来事と気持ちを書き出す

その日に起きた出来事と、それに対してどう感じたか、思ったかを包み隠すことなく書き出します。誰かに見せるわけではないので、正直な気持ちを書き出してください。謙遜や建前で書いてしまうと、このケア方法は失敗します。あなたが感じた本当に素直な気持ちを言葉にしましょう。

書くものは何でも大丈夫です。ノートやメモ帳など、好きな物に書いてください。あとで振り返るので、ページがバラバラにならない物がいいですよ。

書き出すことで、自分の中にあった気持ちを客観視しやすい状態になりました。この『気持ちを書き出す』という行為には、大きな目的が2つあります。

ひとつは、気持ちの発散です。
気持ちは溜めておくと破裂するタイミングを待つだけの爆弾と化してしまいますが、何かしらの形で発散することで、心を解放し、ストレスを軽減させることができます。

もうひとつは、気持ちの把握です。
ノートを見てみると、あなたがその出来事に対して、どう感じたのか、ありありと映し出されています。わざわざ書き出さなくても、自分の気持ちくらいは把握していると人は思っていますが、意外と何にどう感じたのかを詳細に、そして客観的に捉えることは難しいです。その為に気持ちを書き出し、自分の気持ちがどう動いたのかを把握しやすくします。

 

2.たまに振り返る

ノートを書き始めてしばらくは、ただ書いていることしかできなくて、何の変化もないように感じます。けれど、このノートが力を発揮するのは、ある程度の量を書き溜めてからです。

一週間、一か月、半年と、しばらくしてからノートを振り返ると、過去にどんな出来事でどんな気持ちの動きがあったのかを見ることができます。書いた当日には激しい怒りや悲しさを感じていたと書いているのに、振り返るとそうでもないと感じたり、もう明日は無いかもしれないと絶望した気持ちを書いていた数か月後には、そんな事があったということを忘れていたり。

ノートに書いた気持ちの動きで、あなたがどういう出来事に対して悩みやすいか、どんな気持ちを持ちやすいか、傾向を把握することができます。これは問題解決力を伸ばす方法にもなりますね。

 

気持ちは心の訴え

ピンクのバラと白い花の写真

不安、心配、恐怖。どの気持ちも、できれば長くは持ち続けたくない重くて苦しい気持ちです。けれど、その気持ちを起こしたのは、心が「苦しい」と訴えているから。それは、あなたの本音の訴えです。

気持ちを無視したり、否定したりすることは、自分を否定することだとお伝えしましたが、実際に気持ちを否定した時にそういう風に感じたことはありませんか?否定した瞬間だけではなく、あとからじわりじわりと心を蝕んでいくような感覚に覚えはありませんか?

必要ではない気持ちなんてありません。どんな気持ちも、その状況に対処してほしいと心が訴えてくる本音です。どうか、それを否定してしまわないでください。あなたの気持ちを誰よりもあなた自身が大切にしてあげてください。それは、あなた自身を大切にすることに繋がっています。
自分を慈しみましょう。

書くだけでは発散しきれない気持ちがある時は、どうぞ話楽でお話してください。声に出すことも、気持ちを発散する方法のひとつです。
オンラインカウンセリング話楽では、いつでもゆっくりとお話できる時間をご用意してお待ちしております。
誰にも言えない気持ちを安心してお話できるよう、心理カウンセラーと一対一でお話できる環境を整えております。
話したい時に話せるカウンセラーがいる。話楽は、あなたにとってそんな場所でありたいと願っています。

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