『承認欲求』を人に求めてしまう理由。自分では自分を認められない

人に承認欲求を満たしてもらおうとする人は、自分で自分を認められません。
どうして、自分では自分のことを認められないのだと思いますか?

目次

 

人から認めてもらいたい理由

赤いツツジの花の写真

人に承認欲求を求めてしまう人は、自尊心が低い特徴があげられます。
自尊心とは、『自己を尊重し、受け入れる姿勢』のこと。

言葉で聞くと単純そうなのに、多くの人が自分で自分を肯定し、受け入れることを出来ないと感じています。その結果、自分がここに居ていいのか不安になり、その不安を埋める為に自己を認めてもらいたいと、承認してもらいたいと強く思うようになるのです。

あなたは、自分で自分を認め、尊重し、受け入れられていますか?

自尊心は、これまでの体験によって育まれます。
過去にした失敗を忘れられずにいたり、人に注意されてばかりいたり、否定されてばかりいると、自分に対する信頼を失い、人の顔色をうかがうようになってしまいます。この状態が、自尊心が低い状態です。

どうして、自分で自分を尊重し、受け入れることができないのか。自分自身と向き合って、その理由を探したことがある人は少ないでしょう。
それは、自分でも目を背けていたい過去を暴くことになるから。

けれど、それをそのままにしておいては、いつまでも苦しさを抱えたままではありませんか?
もし、その苦しさを解消することができるなら、試してみませんか?

自分と向き合い、自分で自分を尊重し、受け入れられるようになりましょう。
自尊心の高める三つの手順をご紹介します。
あなたが、あなたらしく生きられる助けになれば幸いです。

 

1.自分の気持ちを認める

自分の中にある気持ちに向き合ってみてください。自尊心が低い人は、自分の気持ちを蔑ろにする傾向があります。自信が無い自分よりも、周りの人達を軸として捉えているから起きる行動ですが、それではいつまで経っても人を気にしてばかりです。

まずは、自分の中にある気持ちを把握し、その気持ちを否定せずに受け入れるところから始めていきましょう。

物事に対して、どう感じるか。それは人それぞれ違うものです。人と同じ気持ちになれないからといって、それが間違いではありません。

好き、嫌い、苦手、心地良いなど、あなたが感じる気持ちを大切にしてみてください。
気持ちを受け入れる行為は、『自分の味方になる』行為です。世界中の誰でもなく、あなたが自分自身の味方でいてください。

 

2.気持ちを表現する

心の中で感じ、思うだけではまだ不十分です。その気持ちを、自分の外へと出しましょう。その為に、紙に書いたり、声に出したりして、表現してみてください。

詩でもいいですし、踊りで表現してもいいですよ。どんな形であっても構いません。自分の外に、気持ちを表現してみましょう。

気持ちを外側に出すことに慣れていくと、人に気持ちを伝えやすくなります。
自分の気持ちを人に伝えるなんて、怖いと思うかもしれませんが、伝えなければ人の顔色を窺っている時と何も変わりません。勇気を持って、一歩を踏み出して。

気持ちを伝えた結果、相手に受け入れられるかどうかを不安に思うでしょうが、その不安は忘れてしまいましょう。
大切なことは、相手に受け入れられることではなく、自分の気持ちを相手に伝えることです。気持ちを伝えることが出来れば、大成功です。

 

3.やりたい事をやる

自尊心が低い時は、人の言いなりだったはず。自分の行動を決めるのは、いつも自分ではない誰かだったのではありませんか?
そんな自分を変えましょう。

自分がやりたいと思った事、なんでも構いません。やってみましょう。
行動を起こすこと、挑戦した経験を積むことこそ自尊心を高める効果的な方法です。

いざ行動する時になって、うまく出来ないかもしれない不安や、失敗したらどうしようという不安な気持ちを抱くかもしれませんね。
その気持ち、否定せずに認めて受け入れましょう。そんな不安を抱えながらでいいのです。不安なままでも行動を起こしてみてください。その経験が、あなたが自分を肯定する一歩になります。

 

あなたが『あなた』を尊重しよう

桜の写真

自尊心を、人に埋めてもらおうとすると、どうしても他人軸な思考に囚われてしまいます。自分ではない誰かの意見で、あなたの人生を左右されて、それは果たして楽しいのでしょうか?

他人軸な思考でいれば、抑圧した自分の意見と食い違い、苦しい思いをするかもしれません。
やりたくない事を強要され、辛い思いをするかもしれません。
自分で決断すべき権利を人に譲るということは、そういう生き辛さを噛みしめるということです。

あなたの人生です。自由に決めていい権利を、人に渡してしまうのはもったいないと思いませんか?
ただ自分を信じればいい。
ただ自分を認め、受け入れればいい。
それだけで、あなたは『人に認められなければならない』という呪縛から解放されます。

あなたがあなたを大切にしなくては、他の誰もがあなたを大切にすることはできなくなってしまいます。
誰かではなく、あなたがあなたを尊重してあげてください。

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