人を優先して、自分を後回しにする。そんな思考を常に持っていませんか？
常に自分を後回しにしていたら、それは不満となって心の中に溜まっていきます。それは限界がくるまで、自分でも気がつきません。
あなたは、人の為に頑張りすぎていませんか？
目次
自分を犠牲にする『良い子』の思考
今、あなたの中にこんな不満はありますか？
努力・成果を認めてもらえない。
誰も自分を理解してくれない。
達成するべき目標がなかなか超えられない。
「できていない」と責められている気持ちがする。
こんな気持ちを持っているのは、ずっと自分よりも人を優先し、努力を重ねてきたからではないでしょうか。それも、自分自身さえも騙せるほど努力家な自分を演じ続けて。
小さな子供は、親に褒められたい一心で、お手伝いを頑張りますね。親という絶対の存在に認めてもらうことで、自分の存在を受け入れてもらう幸福を手にしているのです。
その関係は、決して悪いものではなく、子供が成長する過程で必要となります。
けれど、その関係が成長した大人になってからも、周りの人達との間で構築されてしまうのは問題です。
人に喜んでもらわないと、自分の存在意義が失われる。
その為には、自分のことを後回しにして、その人が喜ぶこと、その人の為になることをしなければならない。
こうした思考を気付かない内に抱き、その思考に沿う為に全力で行動し続ければ、いつか「人の役に立つことが好きだから、苦にならない」なんて、自分を限界まで追い込み、周りを含め自分自身さえも騙してしまっているかもしれません。
人から喜ばれるのは嬉しいですよね。けれど、それは純粋に喜んでほしいだけではなく、そうしなければ嫌われてしまうから、怒られてしまうから、愛されなくなってしまうからという恐怖が、行動させているのです。
ずっと頑張り続けて、自分よりも人を優先し続けていれば、いつかその反動で「こんなに頑張っているのに」と、自分の努力を、自分が思い描いたとおりに評価してくれない人達に怒りを爆発させてしまうでしょう。
だた、認められたい。
ただ、愛されたい。
根底にあるのは、そんな純粋な気持ちだと気が付いていますか？
心の『疲れ』を無視しないで
頑張ることが当たり前で、自分さえも騙してしまえるほどの『良い子』の思考を持った人は、自分の疲労に鈍感です。体力の続く限り頑張ろうとし、心の『疲れ』は完全に無視してしまいます。
体の疲れも無視しては大変なことになりますよね。けれど、それ以上に大変なことになってしまうのが、心の疲れです。
心は、日常的にストレスを受け、それを適度に発散することでバランスをとっています。安定してさえいれば、問題は起きませんが、バランスが崩れるとぱたりと動けなくなってしまいます。
そんなに疲れている状態、本来ならば「疲れるくらい頑張ったんだな」と、自分を労い、率先して休息をとろうとするものですが、『良い子』の思考を持っている人は、休息をとる選択ができません。休息しようにも、頑張らなければならない思考が、休むことを受け入れてくれないのです。
結果、動かない体に鞭打って、行動すればミスを増やし、どんどん自分を嫌いになっていってしまうでしょう。ミスをすれば、人に喜んでもらえなかったという事実が生まれ、それがまた自分を否定する材料として心に突き刺してしまいます。
あなたは、自分を騙していませんか？
心の疲れを無視していませんか？
あなたは十分頑張った
心の疲れは、あなたが頑張ったバロメーターです。頑張りすぎて、すでに針は振り切っています。
体や考えが思うように動けない時、なんとなく素直になれない時、それは疲れが溜まっている証拠です。そんな症状が現れたら、すぐに休みましょう。
休んでもいいのです。あなたは休んでもいいくらい頑張ってきました。
頑張った成果が見えていなかったり、頑張ったと思えなかったりするかもしれません。
けれど、実際のあなたは自分を犠牲にしてまで頑張ってきています。
これからは、人ではなく自分を優先して生きてみませんか？
人に認められたいから行動するのではなく、自分がやってみたいから行動してみましょう。
愛されたいから、その人が喜ぶことをしてあげるのではなく、愛したいから、その人を喜ばせてあげましょう。
行動の発端となる気持ちが違えば、努力の過程や成果は格段に見えやすくなり、そして、それを自分自身で認めることができるようになります。
それは、人に認めてもらわなければ不安に陥っていた『良い子』の思考を、捨てられたということ。
人の為に頑張りすぎていませんか？
自分の頑張りを、過小評価していませんか？
心の疲れを無視していませんか？
人の為に『良い子』でいる自分をやめましょう。
自分の為に生きる。自分の人生を生きる為に必要な思考について、こちらの記事も参考にしてみてください。
【『都合のいい人』はもうやめよう。自分軸になる為の3つの行動指針】
【他人に流されない人になる為に、他人軸から自分軸に変えてみよう。】
【行動不能に陥る口癖。自分で自分を縛る言葉】
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