ネガティブな思考に陥ってしまうこと、誰にでもあるものですよね。
けれど、たった一瞬でもネガティブ思考になってしまった自分を、恥じたり、否定したりしていませんか?
それは、ネガティブになることよりもいけない対応です。
目次
ネガティブ思考で自分を守っている
あなたがネガティブな思考に陥る時は、どんな時でしょうか。
それは、何かショックな出来事があった時でありませんか?
自分にとってショックな出来事があると、人は自分を守る為に自分の意識の中に籠ろうとします。それ以上の外部からの攻撃を防ぐために、自分の中へと意識が向くのです。
例えば、「あの人から、こんな悪口が言われているんだろうな」とネガティブな想像をした場合、本当にそんな悪口を言われていたとしても、受けるダメージは小さく済みますね。
ある程度の悪い想像をしていた方が、気が楽になるから、ネガティブな思考を持つことは誰にでもあります。
これはとても自然な反応だと思いませんか?
「ネガティブ思考は悪い」と、ただネガティブであることだけを取り上げて、ダメ出しする人もいますが、ネガティブな思考に囚われなければ、ネガティブな思考を持つ一面があっても何も問題ではありません。
ネガティブ思考と張り合うのをやめよう
あなたは、ネガティブ思考になった時、どう思っていますか?
「こんな気持ちはいけない」と自分を否定しているでしょうか。
「そういう考えもあるな」と自分を肯定しているでしょうか。
ネガティブ思考を持つことは、よくあることです。一時的にネガティブになっていたって、自然と回復していけばいいだけですね。
問題は、ネガティブ思考と張り合い、一時的にネガティブな状態をも絶対にダメだと考えてしまうことです。
ネガティブ思考は、自分の心身を守る、特に心を守る為の思考です。
ということは、ネガティブ思考を無理に止めることで、より大きなストレスやダメージを受けてしまうかもしれなくなりますね。
ネガティブ思考に張り合おうとするほど、自己否定してしまう癖がついてしまうのです。
例えば、ネガティブな考えが浮かんだ時に「こんな考えをしていたら、いけない」や「ネガティブ思考になるなんて最低だ」など、一瞬でもネガティブ思考になった自分にダメ出しは、ネガティブ思考に張り合おうとする代表的な対応です。
けれど、自分を守る為でもある思考に無理に張り合おうとするなんて、おかしいと思いませんか?
自分と向き合う・見つめ直す
自分を否定することに繋がりやすいネガティブ思考は、考えただけでも悪だと決めつけてしまいますが、その思考と張り合い、どうにかポジティブになろうと無理をする方が、心にとっては大きなストレスになる場合もあります。
それに、人は常にポジティブではいませんよね。落ち込んだり元気になったり、波のように行ったり来たりするものです。
ポジティブな思考でいる方が、対人関係においても、自己成長においても、良い事ばかりのように思われますが、常に前向きでいようとするのは、苦しいですよね。
気持ちには波があって、外部刺激によって波が荒立つこともあれば、自分自身の内面から波が荒れてしまうこともあります。常に前向きに、明るくなんていられるわけはないのです。
ネガティブ思考は、自分自身を守ろうとする行動が起こした結果です。自分の外側ではなく、内側に意識を向けるのが最善だと訴えているからこそ、ネガティブに落ちていきます。
まずは、ネガティブな思考になる自分を否定せずに受け入れてみてください。
どうしてネガティブになっているのか、何が原因なのか。自分の中にあるものと向き合ってみましょう。
そうしたら、ネガティブ思考を恐れなくなっていきます。
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