あなたは、人生はどのようなものだとイメージしていますか？
いくつもの困難が立ち塞がり、いくつもの衝突を繰り返し、痛みと苦しみの果てに人は成長し、そういうものが『人生』だと思っていたら、あなたの人生は困難の連続と生き辛さに満ちているのでしょう。
人生は、もっと自由に選べます。
あなたが思い描いた通りに。
目次
人生は『思い込み』で決められる
誰かの人生の話を聞いたり、本で読んだりしていると、乗り越えられそうにはないような困難をいくつも突破し、その度に成長して、それ以上の失敗を繰り返してきたのだと言う人は多いですね。
確かに、人に語るような物語性のある人生は波瀾万丈です。普通に暮らしていては、体験しないような出来事がありますよね。
けれど、そんな人達の話を聞いている内に、「自分もそういう人生を歩まなければならない」と思い込んでいませんか？
波瀾万丈な人生を聞いていると、無意識の内に『自分もそうありたい』と願ったり、『人生はそういうものなんだ』と思い込んでしまったりすることがあります。
人生は辛く苦しいものだというイメージを作り上げてしまうと、途端に生き辛さを感じたり、苦しい困難ばかりが立ち塞がるでしょう。その辛さも苦しさも、自分自身が望んだ結果に得ているのです。
あなたは人生を、生きているという現状をどう感じているでしょうか？
もし、辛く苦しいと感じていたら、あなたの心のどこかに「人生とはそういうもの」という思い込みが根付いているかもしれません。
次の三つは、人生を生き辛くさせる思い込みによくある内容です。このような思い込みを抱えていたら、それを捨ててみてください。思い込みに縛られない自由な人生が、拓けていくはずです。
１．人生は辛く苦しいもの
年配者の話からよく耳にする言葉が、「人生は辛くて苦しいものだ」ではありませんか？
時代背景が異なった先達者の言葉は、時に為になりますが、時に参考にならない場合もあります。
自分の知らない時代を生きていた。ただそれだけの事を仰々しく捉えてしまうと、戦争のない時代に生まれ育っていながら、戦時中のような貧困を体験しなければいけないと思い込んでしまいます。
今の時代、今の自分に合った考えをしてみてください。
今、無いものを考えても仕方はありません。
目の前に無い苦しみを、作り出してまで体験する必要はありません。
２．◯歳になったら〜するもの
「こういう人生が理想的」と多くの人が思い込まされているのが、年齢に応じた変化です。
ただでさえ、計画通りに物事を運ぶのは難しいですよね。全てが理想通りに進めば嬉しいですが、実際にはうまくいかない事はいくつもあります。
年齢だけを基準にして人生を考えると、自分の成長速度に合わなかったり、やりたい事を諦めなければいけなかったりと、不自由を感じずにはいられません。思い詰めてしまう人だと、「人並みの人生すら送ることができない」と悲観してしまうこともあります。
年齢に応じた理想的な人生は、ひと昔前のモデルケースのひとつという場合が多いのではありませんか？
昔とは生活スタイルも、時代も、全てが変化してきています。それなのに理想の人生像だけが変化しないというのは、あまりにも不自然ですよね。
３．成長しない人はダメ
子供の頃、誰もが目を見張る勢いで成長してきました。出来なかったことが出来るようになり、自立心が自然と芽生え、親の手を借りずに自分の力だけでやり抜きたいという確かな欲求が、いつでも心に湧いていました。
けれど、大人になると落ち着いていきますね。
ある程度のことが出来るようになると、自分で目標を見つけない限り「成長したい」とは考えなくなります。
そんな時、「そんな考えじゃダメ人間になってしまう」と考えてしまっていませんか？
大人になっても成長していこうとするのは良いことではありますが、行き過ぎた「成長しなければ」という考えば、自分を苦しめる思い込みになってしまうだけです。
目的もなく、成長することが目的となってしまえば、人は簡単に道を見失います。どこへ向かって成長していいのかわからなくなり、何の為に努力しているのかわからなくなり、それでは気持ちがついていきませんよね。
成長しないことは悪、と決めつけないでください。
その思い込みは、停滞する時期の自分をますます苦しめてしまいます。
目的のない成長について、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
【「成長」その目的・理由が無いと、迷い、挫折しやすい】
どんな人生にするも、あなたの自由
人は簡単に思い込むことができます。少しくらい辻褄が合わない情報でも、自分の中にある情報と組み合わせて、自分の都合の良い情報に変えて取り込んでしまいます。
それが良い方向へと働けば良いのですが、悪い方向へと働いてしまうのは怖いですね。
あなたの中にある人生に対する『思い込み』は、ありましたか？
もし、自分に合わない思い込みを持っていたら、それは捨ててしまって構いません。自分を苦しめる基準なんて、必要ないですよね。
思い切って捨ててしまえば、先の見えなかった人生に、光が差すかもしれません。
人生は自分の自由な選択によって、創られていきます。
誰もが、自分の人生をどう創るかを決める権利を持っているのです。
あなたは、自分の人生をどんな風に創っていきますか？
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