対人関係は難しいですが、大切な人との関係ほど傷ひとつ付けたくはありませんよね。
あなたがこんな行動をとっていたら、大切な人との関係も壊れてしまうかもしれません。
目次
対人関係を壊す危険な三つの言動
大切な人との関係には、愛情の授受があります。与えた分だけ与えられる愛情を、「自分はこれだけやったんだから、これくらい相手もやってくれるのが当たり前」と考えたり、「こんなにやってあげたんだから、もっと喜んで欲しかった」と思ったことはありますか?
その考え方は、大切な人との関係をいつか壊してしまいます。
次の五つのチェック項目に、いくつ当てはまりますか?
当てはまる数が多いだけ、大切な人との関係を壊しやすい危険な思考を持っています。
- 最終的な決定権を、相手に任せてしまっていませんか?
- 相手の好き嫌いが、あなたの行動原理になっていませんか?
- 思い通りに反応してくれないと、イライラしていませんか?
- 「あなたのせい」とよく思っていませんか?
- 相手に期待を寄せて、期待通りでないとガッカリしていませんか?
上記のような考えの他にも、関係を壊してしまう危険な言動が三つあります。
つい、やってしまっていないか自分を振り返ってみましょう。
1.愛情の取引
こんな光景は家庭内ではよくあるのではないでしょうか。
掃除の中で一番大変なお風呂掃除をしたから、今度はあっちがトイレ掃除やキッチン掃除をしてくれるはず。と考えていたのに、相手は一向にゴミ捨てすらもしなくて、怒ってケンカになってしまった。
このような「〜をしたから〜をしてくれる」という考えは、愛情を取引関係に見立てています。
自分が果たすべきノルマを達成したから、相手も天秤のバランスをとる為に、同じだけの働きをしてくれるはず、と自分勝手に思い込んでいるのです。
けれど、これはあくまでも自分の中にあるルールであって、相手がそれに従うことはありません。
何よりも、これら全て自分の頭の中で考えているだけで、相手には一切伝えていないのです。
これでは、愛情を与えたことにはなりません。
2.感情の計測
「〜したら喜んでくれるかな?」こう思って行動すること自体に問題はありません。問題は「もっと喜んでほしかった」と、相手の感情を計測することです。感情を計測すると、期待値に届かなかった場合には落胆してしまうところまでがセットで付いてきます。
相手の気持ちは、相手が決めるもの。そこにあなたが口を差しはさんではいけません。それは人を支配したい、思い通りにしたいという傲慢な気持ちから生まれた考えです。
喜ぶことを義務にしてしまえば、いくら関係が壊れるのも時間の問題となるでしょう。
中には受け取る準備ができていない人もいます。
心に余裕がないような場合は、受け手が嫌味で返してしまうこともあります。そんな言葉すらも、計測しようとすれば、不必要に傷つき、つい口論に発展してしまう場合もあるでしょう。
3.悪いところに意識を向ける
何をやっても、相手の悪いところばかりが目についてしまうのを、「相手が悪いことばかりしているせいだ」と思っていませんか?
人は誰だって良い面と悪い面を持ち合わせています。人のひとつの面ばかりに意識が向くのは、あなたがその面を意識しているからです。
投影という心の働きがあり、これは自分の中にある『認めたくない部分、嫌な部分、悪い部分』を認めたくないばかりに、それを人に結びつけてしまうのです。なんとなく苦手や嫌いと感じる人が、実は自分の中の見たくない部分を体現していたというものです。
また、悪い面に意識を向けていると、自然と思考が悪い面を探す方へとアンテナを張ってしまいます。見たくないのに脳は見つけやすい状態になってしまっているのです。
対人関係を良くするには意識から
相手のことをどうこうしようと思うのは簡単です。しかし、本当に大切なことは相手ではなく『自分』がどうするかではありませんか?
人を変えることはできません。
『自分』なら、変えることができます。
相手を悪く言い、悪い結果の原因を相手に押し付ければ、自尊心は守られますね。その代償に、相手との関係は壊されてしまいます。
それが大切な人との間で起きたら、どうでしょうか?
イライラしている時、落ち込んでいる時、ホルモンバランスが乱れている時には、人はつい嫌味を言ったり、相手を悪く思ったりしてしまいがちです。
そんな時ほど、自分に意識を向け、自分の言動を振り返ってみましょう。イライラや不安を取り除けば、そんな言動はしなくなります。
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【週に一度、日に一度は瞑想した方がいい理由。自分をリセットする時間を作ろう】
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