第一回、第二回を終えて、今回が最後の回となりました。
今までの学びを振り返ってみて、『自分』を知ることはできたでしょうか?
最後は、内省して自分らしさを取り戻しましょう。
前回の記事は、以下からご覧いただけます。
第一回【周りの為に『自分』を作って生きてきた人へ。『自分』を取り戻しませんか?】
第二回【直観に従う。人の言動に振り回されない『自分』になる】
目次
ワガママになってきたら変化の兆候
『自分』を取り戻してくると、必然的にワガママになる時期があります。それは、今まで表現することのなかった『自分』が表に出始めてきたからです。
『自分』が表に出てくると、今までになかった人との衝突が増えてきます。それはあなたが自己中心的な人になってしまったからではなく、今まで置き去りにしてきた『自分』が、周りとの関係を調整しようとしているのです。
今までは、自分の意見や好みは放っておいて、人のことばかりを優先してきました。だから一緒にいる人と衝突することなんて無かったのです。
なぜなら、あなたが全てを受け止めてくれていたから。
けれど、そんな風に自分を置き去りにする人生は終わりましたね。今日からは、自分の意見も好みも伝えつつ、大切な人達と対等な関係を築いていきましょう。
その為には、自分の言動を内省することも大切です。
横暴になってしまっていないでしょうか?
ワガママが過ぎていないでしょうか?
意外と自分では気がつけない部分は多々あります。これから自分のバランスをとっていく方法を覚えていきましょう。
第三回:内省して自分を見つめ直す
自分を振り返ってみることは、とても大切です。
例えば、誰かを不意に傷つけてしまった人は、その事を憶えていませんが、傷つけられた方はいつまでも忘れることはありませんよね。もしかしたら、自分の言動で誰かを傷つけてしまっていないか、自分の言い方や接し方が礼を欠いていないかなど、日々を振り返り、内省してみましょう。
ここでいう内省とは、自分の感情や行動、本質を省みることです。
自分の良くなかったところを振り返って、それを改めようと意識すること反省とは違い、悪い点だけを探す行為ではありませんので注意してください。
内省は、自分を振り返るのに役立ちますが、自分を振り返るのはなかなか難しいことでもあります。なぜなら人は、自分に都合の良いように物事を見ているからです。
そこで、次のように内省していきましょう。
1.価値観に沿った行動ができているか
第一回で知った自分の価値観を覚えていますか?自分の中にある判断基準を言語化しましたね。人生の中でこれを大切にしたいと決めた価値観です。
今のあなたの行動は、価値観に沿っていますか?
これを自分の言動に当てはめて内省してみてください。
価値観に沿わない言動があれば、改めましょう。価値観に沿った言動にするには、次はどうするべきかまでを想像してみてください。
2.過去の自分に誇れるか
価値観に沿っているかどうか、判断が揺れる時もあります。そんな時には、この質問を自分に向けてみましょう。
今のあなたの言動は、過去の自分に誇れますか?
過去のあなたは、人を優先し、人の役に立とうと考えて行動してきました。少々やりすぎだったかもしれませんが、それは間違いなく善行です。
そして、今や自分も大切にしようと、『自分らしさ』を取り戻す途中にいます。
人に優しさを全部与えていた自分、『自分らしく』ありたいとした自分。そんな過去の自分に、今の自分の言動は誇れるでしょうか。
もし、誇れないのだとしたら、間違った言動をとっています。それはすぐに正し、その言動で傷つけてしまった人がいるならば、すぐに誠心誠意の謝罪をしましょう。
3.どう生きたいかをイメージする
理想を掲げて行動すれば、失敗はつきものです。避けることはできない障害は必ずあります。失敗したからこそ、次はどうすれば良いのか、正しい道を選択できるのが人ですよね。
最後は、どう生きたいかをイメージしてみてください。
今なら、あなたの心にある本音が浮かんでくるはずです。
どんな自分で在りたいですか?
誰と一緒にいたいですか?
どこでどんな暮らしがしたいですか?
5年後、10年後にはどうなっていたいですか?
具体的にイメージしていくほど、自分がどう生きたいのか、思い描く未来像が見えてきます。
あなたの考えるあなたの人生は、どんなものでしょうか?
『自分らしさ』で人生を彩る
自分らしくあろうとするには、まず『自分』を知らなくては始まりません。
けれど、この『自分』という存在は、普段から意識している気になっていても、実のところほとんど意識できていないことが多いです。
あなたも経験したように、人のことばかりを優先していると、自分を置き去りにしてしまっていましたよね。そうやって『自分』を置いてけぼりにしてしまうと、だんだんと『自分らしさ』はわからなくなっていき、やがては自立しているかのように見えて、人に依存してしまいます。
なんだか虚しい。
自分が無い、空っぽに感じる。
そう感じたら、『自分』を取り戻す三つのステップを踏んでみてください。
「自分はそういうタイプじゃないし」や「ここいいる限りは出来そうにないし」など、壁を作ってしまわないでください。
人は、変わろうと思えば変われます。変化の一番の敵は、自分で壁を作り、レッテルを貼る自分自身だと気づきましょう。
自分らしい人生を。
喜びと楽しさに彩られた人生を。
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