人生の辛さや楽しさを決めるのは、何だと思いますか？
原因を外側に探している人は、ぜひこの記事を読んでください。どうして人生が思い通りにいかないのか、辛くて苦しい思いばかりをしているのかが見えてきます。
目次
人生が『辛い・楽しい』の違いは『今』の捉え方にある
人は、過去の長い年月を経て今という時間に立っていると、多くの人が考えていますよね。それは、過去という出来事や体験が、今の自分を作り上げているという考えです。
その考えは、一歩間違えば自分を過去に縛り付けてしまいます。
過去に辛い出来事があった人は、確かにその辛さから逃れられずにいるかもしれません。
しかし、アドラーの心理学ではそれは過去への執着なのだそうです。
例えば、「過去の出来事が今の自分の不甲斐なさの原因だから、仕方がない」と考えていませんか？
心理学者アドラーに言わせれば、それは過去の出来事を盾にして、今やりたくないことからの逃げる言い訳に使っているにすぎず、自分に都合の良いように過去の出来事や感情を改竄しているのだそうです。
確かに、人の記憶は曖昧なもので、同じ出来事を目撃しても受け取る感情は全く違うということは多々あります。また、何度も思い返す内に、強く印象に残された部分だけが浮き彫りになり、前後の出来事があやふやになってしまい、出来事の流れが逆転してしまうことも。
あなたが今感じている生きることへの辛さや苦しさは、何が原因だと考えていますか？
もしかしたら、その辛さや苦しさの原因は、自分自身が都合よく作り出してしまったものかもしれません。
もしそうなら、あなたの思考を変えることで、その辛さや苦しさから抜け出せる。そう思いませんか？
１．過去に執着しない・未来に期待しない
過去は過ぎ去った出来事。未来はまだ来ない出来事です。
あなたはどこに生きていますか？
よく考えてみれば、人は『今』という瞬間にしか生きていません。過去をどれだけ重ねてこようとも、それは『今』を積み重ねてきただけで、過ぎ去ってしまえばそれはもう過去の出来事です。
過去に起きたことに執着して「〜だから私は〜になってしまった」と嘆くことで、楽しさや喜びに満ちた人生を送れるでしょうか？
未来は「今に運命を変える出来事が起きるはず」と期待して、自分では動かずに未来に起きる出来事を期待して待っていても、動かない『今』の積み重ねの先にある未来は何も変わらないままでしょう。
過去に執着しても、未来に期待しても、『今』のあなたには何の意味も持ちません。
それよりも『今』をどう生きるか。それを考えれば、楽しさや喜びを感じ、毎日を笑顔で暮らせる人生にすることができます。
辛い過去があるならば、それをどう『今』に活かせるかを考えてみましょう。
未来に期待するのではなく、『今』がどうなれば未来に希望を抱けるのかを考えてみましょう。
２．他人の選択はあなたの人生に無関係
人生は人との関わりをなくしては語れませんよね。どこへ行っても何をするにも、他人と関わらないで生きることはできない社会です。
しかし、あなたの人生に他人の選択は何の関係もなく、意味を持っていないと気付いていますか？
友達がどのような人生を送ろうとも、それはあなたには無関係です。どれだけ親しい友達でも、他人は他人。それが恋人や夫婦であれば多少の影響はあったとしても、他人の選択はあなたにとっては、雨が降ったと同じ『ただの出来事』です。
雨が降ったことで、あなたの人生が狂ってしまうなら、あなたは自分の人生の舵取りを投げ捨てています。
自分の外側で起きた出来事は自然現象と何ら変わりはなく、それに対してあなたがどう捉え、行動するかの選択は、あなたが自由に決められることに変わりはないのです。
人の選択に苛立つのも不満を持つのも、あなたが行うと決めた行動です。あなたが「そう思う必要もない」と決めれば、人の言動に一喜一憂することも少なくなるでしょう。
人生を作るのは『今のあなた』
人生は一度きりです。
あなたは、どんな人生を送りたいですか？
その人生を作る為に、どんな行動を選びますか？
全ての選択肢はあなたの手の中にあって、全て自由に決める権利を持っています。
あなたの人生を『今』作っていきましょう。
あなたが望むもの願うもの、それをどう形にするかを考えてみてください。
人は、どう生きるかを自分で決められます。
あなたがどうしたいか、どう生きたいか、考えてみませんか？
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