理想の自分になる為に、今日行動して明日の朝には理想の自分になっている。なんていうのは無理ですよね。
誰もが失敗する『自分を変える』ことは、このような魔法を無意識に求めているからです。
『自分を変える』には、正しい順番があることを知りましょう。
目次
『自分を変える』順番とは?
成長や変化を促す際、多くの人が無意識に思い込んでいる間違いがあります。
それは、『やったらすぐに結果が出る』という思い込みです。
今まで経験のなかったことや、出来るかわからないことに挑戦しようと一歩踏み出すのは、なかなか勇気のいることですよね。その気持ちの重み分、少しやっただけで理想の結果が出ると思い込んでしまっていませんか?
例えば、ダイエットで10kg痩せたい人が、30分の運動をしたのは凄い努力です。
しかし、30分の努力1回きりでは、目標の10kgマイナスには届きませんよね。
それでも頑張った思いの強さから、「思ったより痩せてない」と思い込んで次の行動を諦めてしまいます。
勉強や仕事でも同じです。目標に到達する為の努力を、行動に起こしたところまでは良いのですが、結果を早く求めすぎたり、わずかな努力で理想の結果をいち早く得たいと思うと、それだけで挫折しやすくなります。
また、現状を把握せずにスタートするのも、同じように挫折しやすいと言えます。
どこへ向かうのかは明白でも、どこから向かうのかはわかっていないのです。やり方を間違えやすいですよね。
『自分を変える』や『成長させる』には、正しい順番を守らなければ、思い描いた結果を得るのは困難になるでしょう。
わざわざ困難な道を選ばなくても、正しい順番を守れば、良い結果を得やすくなるのであれば、順番を意識してやってみるのが良いと思いませんか?
1.『今の自分』を正しく把握する
『自分を変えたい』そう思った時に考えるのは『変わった後の理想の自分』ですが、重要なのは『今の自分』の状態を正しく把握することです。
何をどう変えたいのか。
部分的なのか、全体なのか。
具体的にどうなりたいのか。
今のままでいい部分と、折り合いがつくのか。
今の自分が目標に対して、どの位置にいるのかを正確に把握するのは、スタート位置を決める重要なポイントです。ここが曖昧なままだと、スタートしてからしばらくは迷子の状態で迷走することになります。
そうなると、目標は明確なのに自分がやっていることに自信が持てず、「間違っているかも」や「失敗するかも」というマイナスの思考に支配されやすくなり、挫折の道へ寄って行ってしまいます。
自分の今の状態、そして目標の位置を正しく把握しましょう。
『正しく把握』は客観的に事実を観察するという意味で、「こんな自分でいて恥ずかしい」など、自分を否定する感想はいりませんよ。
自己否定から生まれるのは、負の連鎖だけ。今から理想という目標に駆け出そうとするあなたには、必要のない思考です。
2.思考→行動→習慣の順で変われる
『自分を変えよう』とした時、まずは方法を探すのではありませんか?
どうやったら理想の自分に変われるのか、どうやったら効率良く成長できるのかなど、探せば探すほどに一見楽そうな方法が目に入ります。しかし、その方法は徹底的に無駄を切り捨てた負荷が強いものがほとんどです。
一足飛びに変化できる方法は、自分自身を傷つけるようなものが多く、結果も出にくいとなれば、継続することが難しいのは明白ですね。
変化は急速では心身に与える負荷が強くなります。
だからこそ、ゆっくりと浸透させるような変化が最適です。
まずは、思考を変えて、小さな変化を起こしてみましょう。
次は、行動です。意識して起こした思考の変化を、行動に移していきます。慣れない内は拒否反応のような面倒さを強く感じますが、行動はやがて慣れて、自然と振る舞いが変わっていくでしょう。それが習慣になった瞬間です。
大きな変化は、三日と持ちません。
けれど、小さな変化なら続けやすいですよね。そうやって続けた先に、自然と変化したあなたがいます。
3.停滞期は必ずある
勉強でも仕事でも、体をつくるトレーニングでも必ずやってくるのが、変化が見えない停滞期です。この時期に突入すると「やり方を間違えた?」や「失敗したんだ」とマイナスな思い込みに陥りやすいです。
けれど、安心してください。停滞期は必ずやってくるものだと知っていれば、突き抜けることができます。
停滞期はプラトー効果、プラトー現象とも呼ばれ、最近では名前を知っている人も増えてきました。
ある一定のトレーニングを課していると、体がその負荷に慣れて日常生活の一部だと判断するようになります。そうなると、同じトレーニングによる負荷では成長の兆しが一時的に現れなくなり、「努力しているのに変わらない」と思える状態になるのです。
大事なのは『停滞期は一時的』なものでしかないということを、しっかりと覚えておいてください。
どれだけ努力をしても成長や変化が見えなくても、その努力は蓄積されて突き抜ける瞬間を待っています。停滞期が終わると同時に、一気にレベルが上がったような成長や変化を感じられるでしょう。
同じ努力をコツコツと続けたり、多少ならばトレーニングメニューを変えてみたりしながら継続すれば、必ず結果はついてきます。
変化は積み重ねで得られる
『自分』という存在を変化させるのですから、一朝一夕では叶わないことなど、わかりきっていますよね。けれど、面倒なことはしたくないし、失敗する自分も見たくないと楽な方へ逃げれば逃げるほど、『変わろう』とする気持ちは薄れ、行動する力を失っていきます。
「変わりたい」と思った気持ちを、置き去りにしていいのですか?
自分を卑下したままでいいのですか?
人は誰でも『変わろう』と思い、行動すれば、変われます。その力を発揮する正しい方法を知らないだけではありませんか?
小さな変化を起こしましょう。
その小さな変化によって生み出された波が、徐々に大きくなってあなたを変えていきます。
気がついた時には、あなたは『過去のあなた』とは大きく変わっているはずです。
そんな自分を、見てみませんか?
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