人より優れていないといけない、誰よりも早く成功しないといけない人生ゲームに無意識に参加していませんか?
それは、あなたを苦しめているかもしれませんよ。
目次
辛いだけの『人生ゲーム』とは?
たくさんの人が集まると、そこには特定の理想が掲げられます。その理想に人が向かうように、その理想こそが唯一の幸せであるかのように、人を操作するような情報がいくつも流され、無意識に刷り込まれています。
あなたにも、そんな無意識に刷り込まれた『人生の理想』がありませんか?
生きているのが辛いと感じている人は、まずは生きてきた人生を振り返ってみてください。
その人生は、あなたの意思によって、あなたが望むように選択され、行動してきたものですか?
他からの情報によって作り込まれた『理想像』に向かおうと、自分の意思とは違うものに突き動かされていませんでしたか?
「〜こそが唯一絶対」
「〜だけが幸せになれる方法」
そんな妄言が実は世界中に溢れていて、そして無意識に刷り込まれてしまっています。
例えば、誰かよりも優れていないといけないと感じたことはありませんか?
会社の同僚や、同時期にスタートした人達の中から一番最初に成果を出さなければならない、同じ生活ランクの人よりも裕福でなければ人生を損してしまう、平均より上でないと人間失格の烙印を押されてしまうなど、無意識に『人と競争し、勝利以外の道はない人生ゲーム』に参加していませんか?
人が決めた理想像には、あなたが望んだ生き方や目的とは違うものが多く、共感する部分があっても、同じ理想に至ろうとするほど、辛く苦しく感じてしまうのは避けられません。
なぜなら、あなたが望んでいない部分もその理想像には含まれているから。
誰かより上でなければ、誰かより優秀でなければ、誰よりも早く一番にならなければ。
ひと息つくこともできないような人生ゲームに参加していれば、何をしている時も心は休まらず、それどころか休む分だけ人に遅れをとってしまうと、焦るだけでしょう。
まずは、辛く苦しいだけの人生ゲームに参加してしまっていないか、自分の生き方を見つめ直してみませんか?
そして、そんな人生ゲームから降りることを考えてみませんか?
1.『一番・人より上・優劣』の呪縛から逃げよう
社会や多くの人が言う『理想像』の中には、特定の条件が付けられていますね。
誰よりも早く到達すること
人よりも上にいること
誰よりも優れていること
これらは自然と人と競争し、人を蹴落としてでも自分が先に一番を奪取しなければならないと思わせてきます。
そんなに生き急いで、人を踏み台にするような生き方があなたの理想ですか?
もし違うなら、その呪縛から逃げましょう。
誰かと競争する必要がないなら、競争しないにこしたことはありません。無駄な体力と気力を使ってまで、人よりも自分の方が優れていると示さなければならないことなんて、世の中にはそう多くないからです。
自分の力を示したい時には、必要な時だけ行動で示せば十分ではありませんか?それ以外の時まで、常に人よりも上であり続けるなんて、心が休まる暇もなく疲れ果ててしまいます。
何度も考えてみましょう。
人と競争することは重要ですか?
人よりも優れていることが重要ですか?
人よりも上でいないと失格ですか?
2.自分の幸せを見直そう
社会が決めた理想像は、社会が個々人に「そうあってほしい」という願いが込められています。みんなが同じ理想を追いかけてくれていた方が、コミュニティを運営しやすかったり、集団をまとめやすかったりするからです。
けれど、それと個人の幸せは同じではありません。
コミュニティにとっての幸せはあっても、それが自分の幸せと重ならないのであれば、そのコミュニティに無理に居続ける必要はないでしょう。コミュニティは世界中にあります。自分が必要とし、自分が必要とされる場所に移っても、良いと思いませんか?
どこにいると安心できるのか。
誰といると心が休まるのか。
何をしていると楽しいのか。
どんな生き方をすると充実感を得られるのか。
あなたが送りたい人生を送るには、何をしたら良いのかを考えてみてください。それがあなたの『幸せ』に繋がっているはずだから。
3.人と比べるのをやめよう
善悪や良し悪し。人はなんでも比較するのが大好きです。自分にとって利となるか害となるかを判断することは、生命の安全を図るうえでも重要ですね。
しかし、何でもかんでも人と比べてしまうと、辛くなってしまいませんか?特に、自分自身のことを人と比較すると。
人と自分を比べる時、自分が少しでも不幸だと感じていれば、相手との幸福度の差を測るでしょう。そして、ほとんどの場合、どちらの結果になっても不幸を感じてしまいます。
人よりも自分が幸せであった場合、人の不幸を喜んでいる自分に嫌悪を感じずにはいられません。
人よりも自分が不幸であった場合、自分の人生や生き方が間違っていたのかと苦しまずにはいられません。
人と比べることで、良い場合もあります。
人との違いを感じ、その違いによって自分にどう活かせるか、全体から見て自分がどの部分にいるのかなど、自分がより良くなるための材料として比較するならば、悪くはないでしょう。
けれど、人は感情のある生き物です。人と比べて劣っていると感じれば、思い詰めてしまう可能性はゼロではありません。
人と比べて、不幸をより強く感じてしまう方が、人生を無駄にしてしまう行為です。
幸せは『誰かより上でなければ得られない』という思い込みを手放しましょう。
『あなた』が良いと思えたら良い
人によって『幸せ』は違います。物事への捉え方や感じ方、価値観など全てが違っているのですから、何をもって幸せと思うか、それもまた人それぞれです。
どんな人生であれば幸せなのか、それを決めるのはあなたです。
あなたが「幸せだな」と思えたら、それが正解で良いのです。
人から何を言われても、幸せだと感じた心は嘘偽りないものであったはずですよ。それを人と比べ、どちらが上か下かを比べようとする行為こそ、不幸の入り口に他なりません。
誰かが始めた辛い人生ゲームから、さっさと降りてしまいましょう。
面白くないゲームには、参加する必要なんてありません。
有限の時間。生きている、自由であれる時間には限りがあります。
その時間を、あなたが『良い』と思うものの為にこそ使いましょう。
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