悪口は依存症!悪口を止める効果的な方法

『悪口を言うと不幸になる』事実を知っていますか?
知っていても悪口をやめられない人は、悪口依存症を断ち切る対処法を試してみませんか?

目次

 

悪口が依存症と言われる理由

太陽と葉の落ちた木の写真

悪口を言ってはいけない。
幼い頃から誰もがそう大人たちに教えてもらい、親から何度も言い聞かされてきたにもかかわらず、大人になってから悪口に花を咲かせる人はいなくならないのだと思いますか?

それは、悪口が『依存症』と言われる理由にあります。

人の悪口。「〜さんがミスしたらしいよ」や「〜さんは性格が悪いらしいよ」など、根も葉もない噂話の一つのように、人のことを悪く言っては楽しげに話している人達がいます。その人達は、どうしてそんなにも楽しげに人の悪口を言うことができるのか、それは悪口が『快楽』となっているからです。

悪口を言うと、脳からドーパミンが分泌されます。ドーパミンは、やる気や快楽、集中力などに関するホルモンで、人はこのドーパミンを感じると「もっと欲しい!」と強く願うようになるのです。

元々体内に存在しているものではありますが、過剰となれば体に毒となりえます。特にこのドーパミンには、『より大きな刺激を求める』作用があり、一度その快楽を知ってしまうとどんどん加速し、過剰になり、自分の意志では止められなくなってしまうケースもあるのです。

これはまるで、アルコールやタバコ、薬物の依存症と似ていると思いませんか?
そう、全く同じなのです。

悪口を言うことで、楽しい・面白い・スッキリするなどを覚え、体は無意識に同じ快楽を欲しがります。その結果、また悪口を言って快楽を得ようと試みますが、ドーパミンは同程度の刺激に慣れてしまうため、もっと強い刺激を欲しがるようになります。
そうなると、悪口に拍車がかかり、今まで以上に過激な内容を言うようになったり、本人を前にして言うようになったりする異常な行動に出てしまうことがあります。

しかし、悪口でストレス発散は実は出来ていないことを、多くの人が知りません。

悪口を言うことで、体感的にはスッキリして楽しかったように感じられますが、実際には同時にストレスも感じており、ドーパミンの作用によって認識できていないだけなのです。

また、悪口や皮肉、批判を言う傾向の強い人ほど、認知症のリスク(3倍)や死亡率(1.4倍)が上昇するという研究結果も出ており、人生にも悪影響であることが明らかになりました。

メリットが一つもない悪口、やめませんか?
もし、「やめたい」と思っているのにやめられずにいるならば、どうしてやめられないのかを、知ってみませんか?
やめられない原因がわかることで、対処する方法や心構えができるようになります。あなたの人生を悪口の悪影響で食い潰されてしまわないために、悪口を言ってしまう原因と対処法を学びましょう。

 

1.悪口を言う人はトラウマやコンプレックスを抱えている

まずは、悪口を言ってしまう原因から読み解いていきましょう。

悪口を言ってしまう原因には、抑圧された感情や過去のトラウマ、強いコンプレックスなどが隠されている場合が考えられます。
それは、人が比較してしまう生き物だから、という部分に繋がります。

人はつい人と比較して、自分の方が優位であることを証明したくなる生き物です。しかし、自分が優位ではなく、劣っている方だと感じられた場合には、自身を守るために相手をあえて悪く言い、相手の評価を落とすことで自分を慰める行動に出るのです。これが悪口の原因の一つです。

悪口の内容を自分で振り返った時、矛盾していることがありませんか?その矛盾は、自分の中にある劣等感を正当化しようとした結果の産物です。
矛盾がなかった場合でも、相手を無理やり悪いように言うのはあまりにも極端な行動ですよね。たとえそれが、「ルールを守らない相手が悪い」と結論付けられた悪口であっても、誰かに悪評を流す必要はないはずです。悪口を言うという行為そのものが、『自分を守ろう』としている行動なのです。

 

2.相手を落とすのではなく『自分を高める』

悪口は、自分自身の劣等感やコンプレックス、トラウマなどが刺激され、自分がこれ以上傷つかないように張り巡らせた防衛網だということがわかりました。
しかし、悪口を言い続けるうちに、自己防衛よりも快楽が優先されてしまうケースは多々あります。癖になってしまうほど悪口を言い続けていると、人からの信頼や信用を失い、孤立してしまうでしょう。

そうならない為にも、悪口を言ってしまう自分を変えましょう。

悪口を言わないようにする為には、自分の中で感じている劣等感やコンプレックスと向き合うことが重要です。つまり、相手を落として自分を上げるのではなく、『自分そのものを高めて』しまえば、人の悪口を言って自分を守る必要がなくなります。

自分を高めると言っても、どうすればいいのかわかりにくいでしょう。簡単に言うならば、自分の劣っている部分を受容することが、良い変化をもたらすキッカケとなります。

劣等感やコンプレックスは、自分が人より劣っていることを受け入れられずに、自身の内側に抑圧してしまった感情や出来事が外部刺激によって噴出し、周りに対して攻撃的になります。
では、その大元である劣等感やコンプレックスを受け入れていたら、外部刺激があっても受け流す余裕が生まれるのです。

抱え続けてきた劣等感やコンプレックス、トラウマと向き合うのは、簡単ではないかもしれません。
けれど、今まで生きてきた過程と結果、全てを含めて『自分自身』なのだと認め、受け入れられたら、悪口なんて言わなくても楽に生きられるのではないでしょうか?

自分を認める方法、自己肯定感の上げ方など、参考になる記事をご紹介します。ぜひ読んでみてください。
自己肯定感の上げる3つの方法!『自分は自分・人は人』思考で楽になれる
どうしても自分を否定してしまう人にしてほしい!たった1つの行動
『万能ではない自分』を認めることから成長が始まる

 

自分を不幸にする悪口はやめよう

一本の木と太陽の写真

悪口は、言うとストレス解消になっている気分になりますが、実際には逆にストレスを溜め込み、周囲からの評価を落とし、自分で徐々に自分を追い詰めていく最悪な行為です。
周りからの評価が落ち、信用されなくなれば、昨日まで一緒に悪口を言い合っていた人でさえ、あなたの周りから忽然を姿を消してしまうかもしれません。そうなった時の孤独感と不安は、どれほどかを想像してみてください。

人には、返報性の法則があります。親切にされたら親切を返したくなるという心理です。
もし、誰かが嫌がることをしてしまったら、それはあなた自身にいつか返ってくるでしょう。返ってきた時には、何倍もの大きさに膨れ上がり、立ち直れないほどの傷を受けてしまうかもしれません。

悪口は、周囲の人も自分自身も不幸にします。
発した言葉は、なかったことには出来ません。

悪口を言って、不幸へ至る道を作り続けるよりも、人に感謝し、褒めて、認め合うような言葉を発しませんか?
その方が、誰もが幸せに満ちた世界を作っていけるのではないでしょうか。

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