『自分らしさ』とは、どんな『自分』なのか考え込んでしまっていませんか?
考えれば考えるほどに遠ざかっていく『自分らしさ』は、追い求めるものではなく、自然とあなたの行動から滲み出るものです。
しかし、自分の気持ちを抑圧していると、『自分らしさ』まで封じてしまっているのです。
目次
「自分らしさを見つけないと!」が呪縛になる
自分らしく生きないと。
自分らしさって何だろう?
こんな強迫観念に囚われて、答えがわからなくなってしまっていませんか?
生き辛さを抱えている人は、その原因が『自分らしく生きられていない』ことにあると思い至るケースがあります。確かに、自分を偽って生きていると、思うままに行動できなくて、辛さや苦しさを感じることがありますよね。
しかし、「早く『自分らしさ』を見つけないと!」という思いも、辛さや苦しさを掻き立てて、ストレスを感じてしまうこともあるのです。
特に、若い世代は成長する過程で「自分とは何か?」や「自分は何者なのか?」という疑問が自然に生じます。その答えを求めて、様々な方法を試しては挫折を繰り返す人も多いでしょう。
ただ、『自分らしい』とはどういう状態の『自分』なのかを、考えてみませんか?
『自分らしい』ということは、飾らない素の状態ということですね。
遠慮したり我慢したりをせず、自分が思ったままに発言し、思ったままに行動する自分です。
そんな自分が『どこにいるんだろう?』と探すのは、ちょっと不思議ですよね。
心の思うままに行動することが『自分らしさ』なのに、それはどこか別の場所にあるというのでしょうか?
我慢しすぎてきた人は、習慣化した我慢を取り払わないと『自分らしさ』に辿り着けないでしょう。その為に、自分の気持ちを知る練習が必要ですね。人を優先しすぎてきた人も同じように、自分を優先して考える思考の癖を直す必要があるでしょう。
けれど、自分らしさは心のままに行動することで、自然と滲み出るものです。
自分を知ることは大切ですが、無理に『自分らしさ』にこだわって行動を修正しようとすることの方が、生き辛くなってしまいます。
自分らしく生きるために。生き辛さを和らげるために。まずは『自分』のことを知ってみましょう。
今まで、我慢や遠慮をして自分の気持ちを抑えてきたからこそ、自分自身が何に興味を持っているか、どんなことが好きなのかが今は見えにくくなっています。
『自分』のことが正しく理解できるように、心の声を聞く練習をしてみてください。
1.好き嫌いをリスト化
最初は簡単なところから始めていきましょう。
まずやることは、思いつく限りの好きなこと嫌いなことをリスト化します。
好き嫌いは無意識に振り分けていますが、それも習慣化した行動や思考によって、人の前ではうまく表現できなくなっていませんか?
例えば、本当はコーヒーが少し苦手だけれど、一緒にいる人がコーヒー好きだから合わせて飲んでいるなどです。
人の前では、つい良い人でいたい、好かれる自分でいたいと別の自分を演じることがあります。それが習慣化していくと、だんだん本当の自分の気持ちから遠ざかり、本当は自分が何が好きなのか嫌いなのか、わからなくなっていくのです。
嫌いなものは嫌い、苦手なものは苦手と言って良いのですよ。
周りにいる人達に遠慮なく言えるように、まずは自分の好き嫌いをもう一度確かめてみましょう。
2.一人で心のままに行動する
自分らしさを見つけたいなら、たった一人で行動するのが一番です。
誰かと一緒にいると、その人に遠慮したり、その人を喜ばせたい気持ちを優先して、自分らしくない行動を選ぶことは多いでしょう。
だから、あえて一人で行動して自分が好きなものに触れに行きましょう。
仕事が終わった後や休日の一日を一人だけで過ごしてみると、最初は「どこに行けばいいのか?」と戸惑うこともあります。その戸惑いもまた楽しんでみてください。
何をするのも自分の気持ち一つで決められる楽しさを感じながら、自分の気持ちがどこを向いているのか、何に興味を持つのか、歩き回りながら体感してみてください。それが『自分』を知ることにつながります。
『自分らしさ』は自然と滲み出る
『自分らしさ』とは、頑張って見つけようとすると、余計にわからなくなってしまうものです。
それを見つけようとするのではなく、自分らしさを発揮するのを邪魔しているものを取り除けば、自然と自分らしさが滲み出るでしょう。
普段どおり、無意識のままに、飾らない素の状態でいられるように、まずは緊張するような環境から解き放ってあげてください。
そうしたら、自然とあなたの心が教えてくれます。
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