心を休めることの意味。多くの人に知ってほしい『心』が受けるストレスについて

日常的に受け取っているストレス。そのストレスを放置すると、どうなるのか。
心のケアの大切さを知るキッカケになれば幸いです。

目次

 

心は毎日ストレスを受け続けている

紫の花の写真

人はさまざまなことにストレスを感じています。
人から何か言われたり何かされたり、そういったことで嫌な気持ちを感じることをストレスと思っている人が多いですが、心理学では悪いことも良いことも含めた外部からの刺激を『ストレス』と呼びます。

嫌な匂いや騒音による環境的要因
病気や寝不足などによる身体的要因
対人関係などによる社会的要因
不安や悩みなどによる心理的要因

この四つの要因を自分の日常に当てはめてみると、毎日のようにどれか一つの要因は、必ず刺激を受けていませんか?時には二つ三つ同時に受けることもあるでしょう。
ストレスを受けると、そのストレスに対応しようと緊張したり集中したりなどして、どうにか対処しようとします。

気を付けてほしいのは、ストレスが溜め込まれていないかどうかです。

解消することなく溜め込まれ続けたストレスは、やがて心身に影響を及ぼし、様々な症状を引き起こします。代表的なものは腹痛や頭痛、不眠といった症状です。他にもイライラしたり強い不安が常にあったりなど、心にも影響を及ぼします。

長く溜め込まれ続けたストレスは、そのまま抱えていると大変なことになると知ってほしいです。

 

1.小さな出来事も心に蓄積すると大変なことになる

「このくらいのこと出来ないと」や「こんな小さなことを気にしても仕方ない」と、無理やり自分の気持ちを抑えつけていませんか?
意識無意識に関わらず、小さなストレスを解消せずに溜め込み続けると、自信を喪失したり自己肯定感が下がってしまったり、自己否定を繰り返してしまうようになる可能性が高くなります。

誰にでも、自分を否定するつもりなんて最初はないでしょう。けれど、小さなストレスの積み重ねによって、受け止め切れる限界を無意識のうちに超えてしまうと、自然と自分には何も出来ないと感じる無力感や自分が不出来な人間だと思い込み自己否定などに繋がっていきます。

 

2.我慢を続けるといつか爆発するしかなくなる

心のどこかで無意識に意識的に「自分が我慢すれば問題は無くなる・小さくなる」と、我慢をし続けていませんか?
そのストレスは、最初の一つ目こそ小さいかもしれませんが、だんだんと我慢することが当たり前になり、自分を表現することを忘れさせてしまいます。

けれど、いつまでも我慢し続けられるものではありません。
我慢にも限界が来れば、風船を割るように小さな衝撃で簡単に爆発してしまうでしょう。
その時、周りの人を巻き込み、傷つけてしまうかもしれません。

 

3.安心できる場所がないと生き辛さは倍増する

張り詰めた気をほぐせる場所。それは誰かの隣であったり、特定の場所だったり、環境だったりします。そんな安心できる場所がないと、辛さや苦しさから解放される安全地帯がなくなり、生きているだけで辛いと感じやすくなってしまいます。

どんなに傷ついても、心を守れる場所があれば、そこへ逃げ込んで回復を待つことができるのです。
安心できる場所は、心の緊張を緩めてリラックスできる場所。言い換えれば、本来の自分自身に安心して戻れる場所です。

人はいくつものコミュニティに属しながら、自分が自分でいられる場所や、いつでも逃げられる場所を確保しています。
どこにも逃げ場がないということを想像してみてください。それは、どれほどの絶望の世界か。

 

自分の心を守るための行動をとってほしい

薔薇の写真

あなたの心の状態を把握できるのは、あなたしかいません。
けれど、自分自身の気持ちを抑えてきた人は、自分の心こそよくわからない対象となってしまっています。

辛い、苦しいと感じていたら、まずは誰かに助けを求めてみませんか?
頼れる人がいなければ、まずは心に溜まった気持ちを吐き出すだけでも構いません。カウンセラーを頼ってください。
そうやって少しずつ現状を変えて、あなたの心を守るために行動してください。

心が示すストレスサインを詳しくご紹介した記事があります。こちらも参考にして、自分が無理をしすぎていないか、チェックしてみてくださいね。
見逃しやすい『ストレスサイン』をチェックしてみよう!体も心も余裕を持つことが大事

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