どうして誰も認めてくれない?それは『自分が誰にも与えていない』から

どうして自分には、優しい言葉をかけてくれないんだろう。認めてくれないんだろう。何だか他の人との対応の差を感じる…
それはもしかしたら『自分から与えていない』からかもしれませんよ?

目次

 

無意識にしている『返報性の法則』

ハート型のマシュマロの写真

誰かに応援されると、応援してくれた人にも同じように応援してあげたくなったことはありませんか?
その心理は、返報性の法則と呼ばれるものです。

何かしてもらったら、お返しをするのが当たり前、というような礼儀やマナーとは別に、人の本能として備わっています。
そして、この法則の対象となるのは、好意や応援、物品などもあれば、敵意といったネガティブな感情も等しく返されるのが特徴です。

例えば、美味しいお菓子をもらったら、お菓子を買う機会があった時にそのことを思い出し、もらった相手に同様のものをプレゼントしたくなる気持ちや、嫌なことを言われたら同じ分だけ嫌なことを言い返すのが返報性の法則です。

好意には好意を、応援には応援を。してもらったことと同様のものをお返しするため、自分が相手に何を与えてきたかを知る手段の一つになります。

もし、あなたが『誰にも認めてもらえない』と感じているならば、あなた自身の行動を振り返ってみてください。
あなたは、誰かを認めて受け入れましたか?
あなたは、誰かの言動に感謝を伝えましたか?
自分が何が好きか、伝えましたか?

何も伝えていないのに、相手が察知して行動してくれることはありません。それができるのは、親子だけです。
人はあくまでも自分とは違う他人です。何でも自分の都合の良いように動いてはくれません。自分が何をどう感じているか伝えなければ、相手はあなたのことを知りようがないのです。

誰かに認めてもらいたい。優しい言葉をかけてもらいたい。そう思うのならば、まずは自分から相手の存在を行動を認め、自分の中にある気持ちを伝えてみましょう。

 

1.「ありがとう」の感謝

何かしてもらった時、反射的にお礼を言っていませんか?それでは、相手には感謝の気持ちは少しも伝わっていないかもしれませんよ。

反射的にお礼を口にする人は、心の底では「相手に悪いな・迷惑をかけたな」なんて思っていませんか?
だから、悪いことをした自分が早くその場を去りたくて、言葉だけ残して去ってしまうのかもしれませんね。

けれど、そうやって言われた感謝の言葉は、相手にはどんな風に届いていると思いますか?
「余計なことをしたかな?」や「かえって迷惑をかけたんだろうか?」と思う人もいますし、「失礼な人だ」と思う人もいるかもしれません。

相手の目を見て、相手のどういう行動が言葉が嬉しかったのか、感謝の気持ちを伝えたいのか、きちんと相手と向き合って伝えましょう。
そうすれば、相手もあなたがきちんと気持ちを伝えてくれる人だと知ることができます。立場が逆になった時、相手からあなたへ同じように気持ちを返してもらえるでしょう。

 

2.「素敵ですね」の褒め言葉

日常会話の中でもよく見られる『褒め合い』ですが、しっかりと相手のことを観察した上での褒め合いには、信頼関係の構築に役立ちます。そして、人から好かれたい、好意を持たれたいならば、まずは自分から相手の喜ぶことをしてあげなければ始まらないのです。

かと言って、自分はそうと思っていないのに気持ちに反してまで「素敵ですね」と相手を褒めようというものではありません。
相手を見ていて、その行動や意志が素敵だと思えたら、それを相手に伝えます。思ってもいないことを伝えても、上辺だけだと相手には簡単にバレます。上辺でしか物を言わない人だと認識されてしまうと、信頼は得られません。

 

3.敵意や見返りを求めた行為は関係悪化を招く

返報性の法則は好意的な言動だけでなく、敵意も同じように返されます。そのため、思わずやってしまいそうになるけれど、やらない方が対人関係を良好にする行動があります。

嫌なことをされたら、やり返したくなる気持ちが湧いたことはありませんか?それもまさに返報性の法則なのですが、そこでやり返してしまうと、その先もずっと復讐が繰り返されてしまいます。
そんな行動を繰り返している人達がいたら、周りの人からも距離を置かれてしまうので、敵意や悪意に対してやり返そうとはしない方が良いですよ。

また、返報性の法則を知って、見返りを求めようとする行動も良くありません。
相手のことを思わない行動は、相手にとって迷惑なだけです。恩着せがましいと受け取られてしまえば、逆効果になります。

返報性の法則を正しく活用するならば、ポジティブな行動をとっていきましょう。

 

伝えていますか?自分の気持ち

紅葉の写真

自分の気持ちは隠し、相手の気持ちだけを見せてほしいなんて、わがままです。
相手にしてほしいことがあるならば、まずは自分が相手にしてあげることから始めましょう。

こうしてほしいという気持ち、こんなことが嬉しかった、こんなところに感謝している。そんなたくさんの気持ちを、相手に伝えてみてください。
自分の中で抱えているだけでは、相手に気持ちは届きません。
気持ちを届けてから、相手との関係が始まるのですから。

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