反省と自分を責めることは違う!自分を責めるのをやめよう!

反省と称して『自分を責めて』いませんか?
反省と自分を責めることの違いを知れば、あなたがどちらをやっているかがわかります。

目次

 

反省せずに自分を責めていない?

ハリネズミの写真

「今日の出来事を反省しよう」と一日を振り返っていて、つい反省ではなく自分を責め続けていませんか?実は、反省と称して自分を責めてしまっている人が意外と多いのです。

例えば、友達と会話をしていて、ある話題で友達の気分を害してしまったとしたら。友達と別れた直後やその日の夜に反省と称して、そのシーンを何度も思い返すでしょう。
そして、その度に「あんなこと言わなければ良かったのに」、「嫌われたかもしれない」、「だから私は友達が少ないんだ」など、自分を責める言葉ばかりを思い浮かべていませんか?

これは、反省ではなく自分を責めている状態です。

反省と自分を責めることの違いは、捉える部分が全く違います。
反省は、出来事そのものに目を向けて、感情を混えずに分析し、同じ間違いを繰り返さないための対策を考えます。
一方で自分を責めるとは、自分の行動や気持ちに目を向けて、その時には出来なかったことを「もし出来ていたら…」と叶わない願いに縋ろうとします。

過去は取り戻せないのに、何度も思い返して自分を責めていたら、心はどうなってしまうと思いますか?
思い返すたびに心は疲弊し、傷つき、自分自身が気が付かないうちにボロボロになってしまいます。その頃には、自信も自己肯定感も見る影もないでしょう。

もし、あなたが過去の出来事について自分を責めていたら、その行動をやめましょう。何度思い返して「あの時〜だったら」と願っても、過去は変わりません。そう思う分だけ、自分の心を傷つけてしまいます。
だから、自分を責める行動を止めて、心を守りませんか?

 

1.自分を責めていることに気付く

人は行動のほとんどを無意識で行っています。そのせいか、自分を責めることに慣れてしまうと、無意識に過去を振り返って、わざわざ自分を責め出してしまいっているのです。
もし、失敗したことを何度も思い返して自分を責めていることに気が付いたら、すぐにその考えを停止させましょう。

何度も思い返してしまうのも良くありませんが、それよりも長時間思い返して自分を責め続ける方が良くありません。自分を責めることが習慣のようになってしまったら、毎日毎日長い時間をかけて自分を傷つけ続けているようなものです。

まずは、自分を責めている現象に気が付くことが大切です。そして、気が付いたら、すぐにそれの考えを停止し、気分を変えましょう。
考えが浮かばないような、細かな作業や運動を行うのが効果的です。

 

2.感情を客観的に捉える

自分を責めている時、その言葉は真っ直ぐに自分の心に突き刺さっていますね。その言葉の刃の向きや形状を変えて、心を傷つけないようにしてみましょう。

それに必要なのは、感情を客観的に捉えることです。
例えば、「私は人に迷惑をかけてばかり」と悲観して自分を責めていたら、このようにしてみてください。
「(自分の名前)は、人に迷惑をかけていると感じている」と第三者の視点からの感想を言うように、言葉を変えます。

言葉を変えただけですが、こうして言葉を変えるだけで心に傷がつきにくくなります。さらに、自分の感情を客観的に捉えることで、どうしてそう感じたのか、そう感じた要因は何かなど、深く事実を掘り下げ、事実と感情を区別して判断する力も養われていくでしょう。

 

3.感情的になったら考えるのを止める

どうしても、荒々しい感情が落ち着けられない時もありますよね。そんな時は無理をして感情を客観視したり、反省するように思考を切り替えようとしたりしなくて大丈夫です。
ただ、全ての考えを止めましょう。

人は、感情に突き動かされて生きています。強い感情は高いハードルを乗り越える勇気を与えてくれることもありますが、自分のコントロールを失ってしまうことにもなります。
感情は「落ち着け!落ち着け!」と声をかけたところで、落ち着きようがありません。感情と逆のことを指示されることで、逆に興奮してしまうこともあるでしょう。

そんな時は、ただ何も考えないのが一番です。
どこか一点を見つめて、ぼーっとします。考えが浮かんだら、あれこれ考え始める前に頭の隅に置きましょう。実際にその動作をするのも効果的です。細かな単純作業や運動で、思考を停止させるのも良い方法です。

 

自分を責めても事実は変わらない

葉の上の水滴の写真

自分を責めても、事実は何も変わりません。なのに、思い返すたびに自分の心を傷つけるなんて、辛くなるだけです。

一度も間違わない人なんていないし、間違ったからこそ反省して今後に活かすことができる体験ができたとも言えます。
何度も失敗したって良いんです。そうやって人は小さな頃から成長を繰り返してきたのですから、大人になった今も何度も挑戦して失敗して、成長していきましょう。そうやって生きる自分を許しましょう。

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