人生とは、レールも道も一切ない真っ新な大地とイメージすると、目標やゴールを定めていないと簡単に迷子になってしまうのがわかりますか?
目次
人生の『正解』って何?
「自分の人生はこれでいいのだろうか?」
「これから先どうなっていくのだろうか?」
生きていると、こんな不安が心の中に生まれる瞬間がありますよね。
ふとした時に生まれる不安は、簡単には消えません。それどころか、周りにある小さな疑念や他の不安を吸い取って、ますます大きく成長していきます。
それは、『その不安に答えが出せないから』ではありませんか?
小さな子供だった時、今ほどの不安を抱えていたでしょうか?毎日をどう楽しむかに全力で、不安を感じてもすぐ目の前のことに集中し直していたはずです。
それは、自分がやるべきことを決めていたから。
つまり、自分にとっての『正解』の行動を選んでいたからです。
正解がわからないと、目指すべき先がわかりません。そうすると、どこへ向かって進めば良いのか、何をしたら良いのかわからない状態となります。それはまさに人生の迷子です。
ダイエットで例えてみましょう。
鏡に写る自分の体型が好きになれないから、自分が理想とする体型になろうと決意し、努力を重ね、長い時間をかけて理想に辿り着きました。
鏡を見れば、そこには過去の自分が追い求めた理想の体型をした自分が立っています。
理想通りになれたこと、頑張れば出来たことに自信を持つようにもなりました。
しかし、ふと周りを見渡せば、自分よりも細い人、筋肉の付いた人、美しいと感じる人はたくさんいました。
もう一度鏡を見ると、そこに写る自分はなんだか冴えない昔のままの自分に見えてしまいました。
ダイエットには成功し、目標を達成したはずなのに、どうして達成感も自信を失ってしまったかわかりますか?
『正解』を、周りに定めたからです。
これは人生でも同じことが言えます。
自分の『正解』を決めても、周りの『正解』に引きずられてしまうと、その瞬間から自分のあらゆる言動が間違いだったように感じてしまいます。
どれほどの成果を上げていたとしても、それ以上の成果を上げている人は周りにいくらでもいるからです。上を見ればキリがありませんよね。
けれど、自分の人生の『正解』を周りに定めてしまうと、何をしても失敗にしか見えなくなってしまいます。何をしても上がいる、自分が思う頂点には決して辿り着けないと。
そんな人生は、とても辛くて苦しいのではないでしょうか?
自分の人生の『正解』は、自分で決めなくてはなりません。
自分らしく生きるために。笑って生きるために。
自分の『正解』を決めませんか?
1.自分の正解を決める
人生は、人それぞれ何を重視するかが違います。誰かと一緒でなくてはならないということも、誰かと被ってはいけないということもありません。自分が「こうしたい」という思いに従って『正解』を定めましょう。
それには、心の声を聞くのが一番です。
心の声は、普段は奥底に隠しています。それも無意識に。なぜなら、常に心の声をさらけ出していると、周りから不意に攻撃されてしまうかもしれないからです。だから、いつもは心の奥に隠していることが多いのです。
隠している時間が長いほど、自分自身でも本当の思いを見つけにくくなっています。
そんな時は、ノートや紙に思っていることを少しずつ書き出して、自分の心を解放していってください。
ゆっくり時間をかけて心と向き合えば、自分が本当はどう思っているかを知ることができます。
2.人と比べない
自分の部屋で、自分だけ視界に入れている状態でなら、人と比べることはほとんどありません。しかし、部屋の外に出ればたくさんの人がいます。自分の理想を体現する人もたくさんいます。
そうした人を目にするたびに、ふと無意識に自分と比べていませんか?
人と比べるのは、癖の一つです。癖は習慣が身に付いたもの。だから、癖が出ていると自覚して、その行動を止めれば、いつか自然と人と自分の比較を止められます。
比較は、過去の自分と今の自分で十分です。過去よりもどれだけ前に進めたか、間違った方向へ進んでいないかを確認するなら、自分自身とだけ比べれば良いと思いませんか?
人と自分を比べるのは、優越感に浸りたいか、自分を否定したいかのどちらかでしかありませんよ。
自分の人生を生きよう
自分の正解がわからないと、どこを目指していいかわかりません。自分の中で答えが見つけられないから、周りの人が『正解』の事例となります。けれど、その人の『正解』が自分に合わなかったら、生き辛い人生を歩まざるを得ませんよね。
人は人。自分は自分。同じ人類だったとしても、生き方も価値観もまるで違う生き物だということを、忘れないでください。
人には人の、自分には自分の人生があります。
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