自分の周り中が敵に見えたら、自分の内面にこそ原因があります。
今こそ自分自身の内面に意識を向ける時です。
目次
『自分を信じられない』だから周りが敵に見える
今、自分の周りにいる人達を見て、全てが敵だと思えていますか？
もし、敵ばかりだと思うなら、今のあなたは自信が全く無い状態だといえます。そして、その自信の無さこそが、周り中が敵に見えてしまう原因です。
どうして自分に自信があるか無いかで、周りの人達が敵に見えてしまうのか。
その理由は、なんだと思いますか？
自信が無い状態は、とても無防備で自分の身を守ることもできづらい状態だと仮定すると、想像しやすいです。
例えば、野生の世界では、自分の行動に迷いがあると、地図のない大地の上で路頭に迷ってしまいかねません。そうやってフラフラと身を隠さずに歩いていれば、捕食者に襲われてしまうかもしれません。
ふと優しくしてくれた相手も、もしかしたら自分を捕食しようとする敵かもしれず、気を抜くことはできません。
自信が無いと、全てが信じられず、納得する判断ができません。「これでいいのか？本当にいいのか？」と、常に自問自答してしまいます。
周りの人がどう行動しているかではないのです。
周りの人が敵に見えているのは、自分自身がそう見ていることが原因なのです。
では、どうすればその思い込みを改善することができるのか。
それには、次の三つのポイントをひとつずつ改善していってみてください。即効性ではありません。直したからといって、すぐにあなたの見え方は変わらないでしょう。
けれど、続けることによって徐々に変化が現れます。まずは試してみませんか？
１．一定数から必ず嫌われる
まずは、あなたの行動についてお聞きします。
あなたは、人から嫌われないようにと細心の注意を払って行動していますか？
相手を選ばず、誰かれ構わず嫌われないように行動していますか？
もし、この二つの質問に「はい」と答えたなら、そこから変えていきましょう。
誰からも嫌われないように行動することに、意味はありません。なぜなら、良い結果を得られるわけがないからです。
どんな聖人君子であろうとも、その人を嫌う人は必ず出てきます。出会った人の内、二割の人は意見が合わず、嫌われてしまうでしょう。
それについては別記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
【誰にでも好かれる人はいない。あなたを好きな人の割合は決まっている？】
敵と呼ばずとも、あなたを嫌う人達は一定数はいるものです。その人達を敵だと見るのは自由ですが、害が及ばなければ無視するのがお互いの為になります。特に行動を起こさなければいいだけのことです。無駄な労力を使う必要はありません。
２．承認欲求を手放す
周り中が敵に見える人は、思考が他人軸に偏っています。
良い人に見られないのは怖い。
人から認められるような存在でいなきゃいけない。
役に立つと思われたい。
褒められたい。
このような思考に偏れば、自分の欲求を上手に満たしてくれない人達を敵視してしまいます。やがて、「前はもっと褒めてくれたのに」や「こんなに尽くしてあげているのに」といった気持ちに変化していきます。
承認欲求は、時間の経過とともに欲求のハードルが上がっていき、同じ行為に対して「もっともっと満たしてくれないと嫌だ」と訴えていくようになるのです。これでは、自分を満たしてくれない周りに不満の感情を持ってしまいますよね。
何よりも、他人軸な思考を持っていると、自分の行動を自分で決断することが出来なくなってしまいます。自信は、『自分自身で決めて起こした行動の積み重ね』によって培われていくもの。承認欲求を求める行動は、自分の行動を決める判断を他人に委ねてしまう行動ですから、承認欲求を求める気持ちを手放しましょう。
３．自分に自信を持つ
自信が無いから、周りの人達が敵に見えてしまう。それは、弱っている今の自分では、攻撃を受けて傷ついてしまうかもしれないと想像しているからと書きました。
では、自信を持つにはどうすればいいのか？
それは、自分で決めた行動を繰り返し、失敗と成功の結果を積み重ねていくことです。
自信は『自分を信じる』と書いているように、自分の考えを信じ、その行動を信じ、結果を受け入れている状態です。
自分を信じることができれば、人からの承認を求める必要はありません。人が認めようと認めてくれなかろうと、自分が自分を認めているから、十分に満たされているのです。
そして、人の顔色を窺う必要もなくなります。頼るところは人に頼り、好きな人達と支え合う関係を築きながらも、嫌い合う人達とは距離を置くことが、自然とできるようになるからです。
自信を持つ為の方法は、別記事で詳しくご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
【あなたの自信の元を見つけよう。あなたの強みの探し方】
【自信が持てない人の5つの理由。自信が持てる4つのサイクル】
自分を変えると見え方が変わる
あなたの周りには、あなたを嫌う人達もいますが、あなたを好きになってくれる人達もいるはずです。意識を向けるならば、好きになってくれる人達ではないですか？
嫌いな人達を警戒していても、無駄に疲れるだけです。自分が何もしなければ、ほとんどの相手は何もしてきません。お互いに「近づきたくない」と考えているならなおさらです。
また、小さなストレスが積み重なって、周り中を敵視してしまう場合もあります。そんな時は、心のケアをしてみませんか？
ケア方法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
【周りが敵に見える時は心が臨戦態勢な状態。臨戦態勢だとストレスが増大する】
嫌われて敵になる人もいれば、好きになってくれて味方をしてくれる人もいます。
もし、敵が多い・増えてきたと感じたなら、自分の内面を整理してみてください。心が荒れていれば、味方の人達の言動も裏読みしてしまうもの。
心をケアし、ストレスを解消し、落ち着いた心で人と向かい合ってください。そうすれば、本当の味方がわかるはずです。
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