結論からいうと、絶対に挫けない心をつくることはできません。
けれど、挫けても立ち上がる心をつくることはできます。
目次
挫けない心とは?
人から心無い中傷を浴びたとしても、後ろ指さされたとしても、挫けない強い心であれば、どんな逆境にも立ち向かっていけそうに思えますよね。
残念ながら、どんなに強い心を持っている人でさえも、絶対に挫けない心をつくりあげることはできません。
確かな裏付けのある自信を持ち、堂々と振る舞っている人は、さぞ強い心を持っているのだろうと想像するでしょう。
けれど、そんなに強く見える人でも、傷ひとつ付かず、何事にも挫けない心の持ち主というわけではありません。挫けもするし、傷つきもしています。その瞬間を人に見せないようにしているだけなのです。
確かに、自分に自信があり、信じ切っていればこそ、ちょっとやそっとの野次や否定にはびくともしなくなります。けれど、それは『自分に揺るぎない自信があり、力に満ち溢れている状態』であればという条件付きです。いつでもどんな時でも、強靭な心を持ち続けていられるわけではないのです。
人の心とは、とても繊細で不安定です。風が吹けば水面に波が立つように、心も外部刺激によって波立たせられます。
それを跳ね返すだけの元気と自信があれば、簡単に挫けることはありませんが、元気がなかったり、根底から自信が揺らぐような出来事があれば、そうとは限らないものです。
では、簡単に挫けない心をつくる為には、どうしたらいいのでしょうか?
それには、挫けても立ち上がる勇気を持てるようになることです。
何度挫けても、その度に立ち上がることができれば、その度に前に進めます。その度に強くなっていけます。
挫けても立ち上がれる心をつくってみませんか?
1.自信の元となる経験を積み重ねる
まずは、自信を持つ根拠を積み重ねていきましょう。
子供のころに感じていたような根拠のない自信こそが最強ではありますが、大人になると理屈っぽくなってしまいますよね。根拠がないと、自分を信じることさえも難しいのですから。
だから、根拠をつくりましょう。自分を信じる根拠、行動し結果を受け入れる経験を積み重ねていくのです。
行動した、立ち向かった、出来た、達成したという経験は、自信の元となります。
例えば、何か失敗をしてしまっても、以前に似たような出来事を経験していれば、「前にも似たような状況を乗り越えたことがある。だから今回も大丈夫」と思えますよね。
たくさんの経験が、あなたの自信になり、その自信が前を向く勇気となってくれるのです。
2.自分を疑うのではなく、事実を検証する
心が挫けそうな時とは、どういう状況だと思いますか?
それは、誰かに批判されたり、自分が失敗してしまったりした時ではないでしょうか。そんな時は、自分を疑うのではなく、起きた出来事の方を徹底的に検証してみてください。
失敗し、その失敗に対して周りから批判の声が上がったとしても、それはあなた自身を責めていると思ってはいけません。そう思い込めば、批判の声にしか聞こえなくなって、再び挑戦しようという気持ちはかき消えてしまいます。
本当に注目しなければならないのは、自分が失敗してしまったことではなく、失敗に至った出来事の方です。
人は何千という失敗を繰り返して、ひとつの成功を手に入れます。もちろん失敗しないように気を付けているからこそ、失敗するのは辛いですよね。
けれど、失敗しない人はいません。天才と呼ばれる人たちですら、山ほどの失敗を繰り返して成功を手にしてきました。ならば、失敗することは間違いとすらも呼ばなくていいのではないでしょうか。
何が失敗を引き起こした原因なのか、何を変えれば成功するのか。起きた事実を検証し、次に活かす考えを持ってみましょう。
3.間違っていた時は素直に認める
失敗と挑戦を重ねても、何度やっても成功できない時、それは前提から間違っているのかもしれません。そうだと気が付いた時、人はこれまでの挑戦を無に返すことを躊躇い、失敗するとわかっていて同じ道を進もうとしてしまう場合があります。
間違いに気付いても、それを隠してしまった場合、自分自身に嘘をついている状態です。
自分に嘘をついてしまっては、自信なんて持てませんよね。
本当は、間違いに気が付いたら素直に認めてしまった方が、心にとってストレスは少ないのです。
間違う時なんて、数えきれないほどあります。人が間違うのは当たり前だと思って、自分自身に完璧を求めないように心がけてみてください。
そうすれば、本気で取り組んだ時の間違いを、素直に受け入れることができます。
挫けても再び立ち上がる
今持っている知識や経験が、自分の全てです。これまで生きてきた中で培ってきた価値観が、自分の全てです。
けれど、未来は誰にもわかりません。
今、正しいとされている情報が間違いであることが判明することもあれば、誰もが思いつきもしなかった新発見があるかもしれません。その度に、自信を揺るがす出来事があれば、その度に人は挫けてしまうことになりますね。
ただ、そうやって何かある度に挫けても、立ち上がればいいのではないでしょうか。
今、歩いている自分の道が、必ずしも正解というわけではないでしょう。
未来が誰にもわからないのであれば、間違った道を歩くときもあります。
そんな時、間違いを間違いと認めず、意固地になってしまえば、心は簡単に折れてしまいますね。
間違ったら、間違いを認めて正せばいいだけ。
あなたを否定しようとする人達は、強い批判を浴びせてくるかもしれませんが、素直に間違いを認めていれば、受けるダメージは軽減します。必要以上の批判を、拒否する判断もできます。
絶対に挫けない心よりも、挫けても立ち上がれる心をつくりませんか?
しなやかな柔軟性を持った心で、起きる出来事に向き合っていきましょう。
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