行動できる自分になれても、まだまだ心はブレーキをかけようとしています。
心が行動にブレーキをかける瞬間。それは、過度な不安を感じている時です。
自覚していなくても、心の底で不安や恐怖を感じ、行動にブレーキをかけていませんか?
目次
「なんとかなるかも」は逃避行動
未来は誰にもわからないからこそ、不安や恐怖を感じずにはいられませんよね。自分自身の行動にも、「なんとかなるさ」と楽観視して、余計な不安を忘れるという方法は効果的です。
余計な不安や恐怖を感じた状態では、人は力を発揮したり、行動を起こしたりが困難になる場合があります。怖くて動けない状態がまさにそうですね。
そんな繊細な心を落ち着かせる為に、「なんとかなる」などの言葉は、良い自己暗示になります。
言葉で心を落ち着かせる、人生を好転させるについての記事は、こちらから。
【安定した心の状態を手に入れる7つの思考】
【人生を好転させたい時に言う6つの言葉。口癖は習慣になる】
けれど、そんな良い自己暗示を与えてくれる言葉でも、時と場合によっては自分自身の行動をより制限してしまう言葉になってしまいます。
こんな経験はありませんか?
できれば、今すぐにやり始めた方がいい仕事があるけれど、期限はまだもう少し先。作業量はそこまで多くないように見えます。自分一人でも終わらせることはできそうですが、誰かの助けがあれば、まだ放置しても大丈夫かもしれません。
そんな時、「今じゃなくても、なんとかなるだろう」と思って、期限ギリギリまで手をつけず、結果的に誰の助けも借りるタイミングが無く、期限ギリギリで焦ってしまったなど。
このように「いずれ何とかなるだろう」と考えて、行動を先送りにしてしまう原因は、過度な不安にあります。本来はやるべき事なのに、やること自体がストレスで、そのストレスから逃げたいが為に、つい根拠もなく「なんとかなる」と思ってしまうのです。
「なんとかなる」という言葉自体は、心を落ち着かせるには効果的なのに、その効果から受ける自身の行動は、まるで逆効果に見えますね。
その大きな違いは、「なんとかなる」と呟いて行動を起こすか、「なんとかなる」と呟いて行動しないでいるかです。
どんな言葉も、自分の都合のいいように解釈して構いませんが、自分を追い詰める方向にだけは解釈してしまわないでください。堕落する為の大義名分としてしまっては、せっかくの素敵な言葉も意味を失ってしまいます。
「なんとかなる」と言って行動せずにいる逃避行動。結果が良い方へ向かうことはほとんどありません。
直前まで行動しなかったことで、期限まで余裕がなくなってしまったり、焦って中途半端になってしまったり、行動できずに終わってしまったりです。
不安は紙に書き出して
こういった逃避行動を回避するには、心の中にある不安やプレッシャーを感じている気持ちを、書き出すことで気持ちを緩和し、過度な不安を抱いて行動にブレーキをかけている事実を認識することができます。
「今やらなくてもいい。後でなんとかなるかもしれないし」と思ったら、その奥にある感情を書き出してみてください。心の奥にあるモヤモヤした気持ち、不安でイガイガする気持ちを明確にすると、自分が何を恐れていたのかを知ることができます。
例えば、どうして行動したくないのか、行動できないでいるのか。それに対する素直な気持ちを書き出してみてください。誰かに見せるわけものではありませんので、偽らずに書き出してください。
書き出した気持ちが、理解はできても否定したくなるものだったとしても、否定はしないでください。そう感じた自分ごと否定してしまうことに繋がってしまいます。
自分の中に生まれた気持ちは、何一つ否定するものはありません。そう感じた自分がいるんだと思うだけのことです。無理に受け入れる必要はありませんが、できるだけ弱音を吐いた自分を受け入れてあげてください。
こんなことに不安を感じていたのかと、自分では気づいていないこともあるでしょう。もし、取り除ける不安材料があるならば、それを取り除いてみると、不思議なほどに行動力が湧き上がってくることもあります。
また、過度に不安を感じていたと気付けることもあります。過度に不安を感じていると気がつけたなら、その気持ちを吐き出しつつ、一歩だけ行動してみてください。やってみることで、不安は杞憂だったと心が理解できるようになります。
自分を客観的に把握しよう
自分の状態を客観的に把握できると、安心感を得られ、行動すべき時に行動できるようになります。まずは、行動にブレーキをかけている自分の中の気持ちに気づいてみてください。
「なんとかなる」は素敵な言葉ですが、使いどころを間違えると、とんでもない落とし穴になってしまいます。それに落ちるのは、当然自分自身です。
余計な不安を回避する為に「なんとかなる」と唱えるのは、行動する自分を鼓舞することに繋がります。
根拠なく、行動を先延ばしにする理由で「なんとかなる」と唱えるのは、逃避となってしまいます。
「なんとかなる」から行動を先延ばしにするのではなく、「なんとかなる」から今すぐ行動してみませんか?
自分を客観的に把握するのは、行動力がつくだけではなく、自信を育てることにおいても大切な視点です。
今の自分を知っていますか?
考えていること、恐れていること、楽しいと感じること。
自分自身の情報を更新していきましょう。
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