皮肉・嫌味をつい言ってしまう原因。『自分』を認め受け入れると見えてくる

つい皮肉や嫌味を言ってしまうことはありませんか?
その原因は、相手の行動だと判断していると、いつまでも不快な状況から脱することはできません。

どうして皮肉や嫌味を言ってしまうのか、自分の行動に「なぜ?」と問いかけてみてください。
そこに答えがあります。

目次

 

皮肉・嫌味に隠れた本音

2匹のハリネズミの写真

つい、人に皮肉めいた言葉や嫌味をぶつけてしまったことはありませんか?
よく言ってしまうことがあると答えた人は、どうしてそんな風に言ってしまうのか、原因を探ろうとして、相手の悪い面や相手が原因だからという答えにしか行き着けなかったのではないでしょうか。

皮肉も嫌味も、相手の行動ありきで、自分はそれに悪く反応してしまっただけ。

そう考えている内は、皮肉も嫌味も減りません。

人は、感情はコントロールできないと考えている節がありますが、全ての感情も行動も自分自身でコントロールし、自分で選んだ結果、表現しようと思ったままに表現しています。
つまり、全ては自分のコントロール下にあるのです。

思わず飛び出してしまった皮肉も、つい返してしまった嫌味も、自分の中にそれを言おうと決める元となる気持ちがあります。
多くの人は、その隠れた本音に気付かず、「相手が悪いことをした」と解釈して人との関係を悪化させたり、自分の成長を止めたりしてしまいます。

自分の起こした行動に、「なぜ?」と問いかけてみてください。

皮肉めいた言葉をぶつけてしまったのはなぜだろう?
なぜ責めるような言い方をしたのだろう?

なぜ?の部分を深く追求していくと、言語化できていない自分の中の気持ちに辿り着けます。
例えば、いつも皮肉めいた言葉で人を不快にさせてしまう場合、なぜ皮肉めいた言葉をぶつけようとしてしまうのか、その行動に至った原因を考えてみましょう。

相手の気を引きたいから、他の人とは違うと見せたいから、心配しすぎて相手に不安な気持ちを伝えようとしたからなど、自分の行動の元になった気持ちが見えてきます。
非のある行動の元になる気持ちですので、自分でも認めたくない悪い部分や受け入れたくない醜い部分が見え、「そんなこと思ったわけじゃない」と本音を否定してしまいたくなるでしょう。

けれど、見つけた気持ちは間違いようのない本心です。
綺麗な部分だけではなく、誰もが持つ悪い部分もあって『自分』がつくられています。
そんな丸ごとの『自分』を受け入れられるように、向き合ってみてください。

すぐに受け入れられなくてもいいのです。
少しずつ向き合って、「こんな自分がいてもいいんだ」と思えるまで時間をかけましょう。
ゆっくりと『自分』を認めて、受け入れていきましょう。

 

『自分』を受け入れると心に余裕が生まれる

オレンジのキンセイカの写真

よく「ありのままの自分を受け入れる」セラピーがありますが、どうして『ありのままの自分』を受け入れることが、自分を楽にすることに繋がるかわかりますか?

人は、良いものに対しては心は広いですが、悪いものに対しては閉鎖的です。対象が自分自身であっても、悪い部分には蓋をして、見えないように加工してしまいます。
しかし、普段は見えないように隠していても、自分自身ですから本音が漏れることがありますね。それが皮肉や嫌味などの行動となって、外に出てしまうのです。

自分の中にある消化されない思いの発散や、自分を癒すための手段、周りから優しくしてもらう為など、自分勝手な思いは、隠していても行動のどこかに現れています。
その違和感や矛盾を、人は無視できません。

だから言い合いになる。
指摘し合い、悪い部分を隠そうと相手の悪い部分を逆に指摘し返し、皮肉や嫌味を上乗せする。

これでは、悪循環しか生まれませんよね。この悪い連鎖を断ち切るには、自分自身と向き合い、『ありのままの自分』を認め受け入れ、心の余裕を生み出すことが必要なのです。

そのままの自分を認め受け入れることは、自分の非、悪い部分もあるものだと認め、受け入れること。
これができると、人を許せるようになります。「自分にも悪いところがあるから、人だって間違う時もある」と考えられたら、怒りを爆発させる回数は減ります。

また、『自分』を知ることによって、自分がどうしてその行動をしたいのかがわかるようになります。
どうして皮肉や嫌味を言いたいのか、その本音がわかれば、相手に本当に伝えたい気持ちを別の方法で伝えるという選択肢が増えます。
そうしたら、嫌味を言うよりも相手に正しく伝えられますね。

 

『自分』がわかると楽しくなる

花畑の写真

「自分のことは自分が一番よく理解している」と思う人は多いですが、都合よく「感情はコントロールできないし」と考えて、『自分』と向き合うことを逃げていませんか?

もっと深く『自分』を理解してみましょう。
気付かない内に、様々な外部刺激によって思考は変化していきます。
たくさんの影響を受けて、良くも悪くもなっていきます。

そんな自分の変化に意識を向けてみてください。
『自分』を知れば、行動の原因が見えてきます。
原因がわかれば、望む道筋が見えてきます。
あとは選び、行動するだけです。

『自分』を知らないままでは、自分の行動を不安に思うでしょう。それが無くなれば、不安に揺れることは減るでしょう。
自分の行動の『なぜ?』を理解すれば、もっと別の選択肢があることに気がつけます。

視野を広く。
人生を豊かに。
生きるを楽にするために、『自分』と向き合い、認め受け入れましょう。

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