自己肯定感の低さは、生き辛さに直結します。
あなたは自分の存在価値を、自分で認められていますか?人に認めてもらえるような特別な何かがないと、生きている価値はないと、誤った価値基準を持っていませんか?
目次
自己肯定感が低いと生き辛い?
自己肯定感の高い低いは、近年よく見聞きするようになりました。心理学の世界でも、自己肯定感は心の安定に重要だとされ、自己肯定感が低いことによる弊害を取り除こうと、たくさんの手法が考えられています。
自己肯定感は、『なんの根拠も無く、自分の存在の価値を認められること』です。
例えば、自己肯定感が低い人はどのような思考で自分の存在を捉えているのでしょうか?
それは、「人の役に立てないのなら、この場所にいてはいけない」と考えたり、「自分には価値がない」と考えたり、日常的に自己否定や自己嫌悪を繰り返しています。
下記のような自己否定や自己嫌悪の思考を、基本として持っていませんか?
- 物事を否定的に捉えがち
- 少しのストレスで影響が大きい
- 何事も人と比べて一人反省会をする
- 「やりたい」気持ちより「できない」言い訳にこだわる
- 自分の意見に自信が持てない
自己肯定感が低いと自分を認められない、そのままでは価値がないと思い込みやすいと言えます。そんな不安定な状態の人が、生きることに苦しさや辛さを感じずにいられるでしょうか?
自分の発言、行動によって周りに常に迷惑をかけているという肩身の狭さ、自分には何一つ満足に出来る分野がないという無力感は、生きているだけがしんどくなってしまいます。
かと言って、今まで低いままだった自己肯定感を服を着るように身に着けることはできません。自己肯定感は、自分の内面と向き合い、『自分自身を知って、存在を認め、受け入れる』ことができて、徐々に高めていけるものです。
しかし、様々な手法を試してみても、自己肯定感を高められたと実感できる人は少ないです。それは、途中で行動を止めてしまっているから。
自分でも気が付かない内に、「自分にはどうせ無理だ」と諦めの気持ちから、自己肯定感を高める行動を止めてしまえば、それまでの頑張りは無に帰すでしょう。
今一度、基本的なことからやり直してみませんか?
数日で結果が出るものではありません。気がついた時に、ふと自分の生き方が楽になっていると気付くでしょう。その時に改めて自己肯定感の高さを知るはずです。
これから自己肯定感を高めようとする人も、ぜひ試してみてください。
1.自分の気持ち・意見を他人に評価させなくていい
「これでいいのかな?」
「間違って恥をかきたくない」
自分の気持ちや意見を言う前に、こんなことを無意識に考えて、場の空気や相手の顔色を窺って脚色した内容を伝えるのが常態化していませんか?
自分の気持ちや意見は、あなたが感じたことをそのまま伝えればいいだけです。言い方はその場によって変えた方が良いでしょう。しかし、内容まで変えてしまえば、あなた自身が『自分』を見失っていきます。これは、自己肯定感を下げる行為に他なりません。
自分の気持ちや意見を大切にしましょう。言葉にして相手に伝え、きちんと伝わらなかったら言い方を変えて伝える努力をしてみてください。
あなたが何をどう感じているか、それを言語化するのは『自分』を知ることに役立ちます。それは、自己肯定感を高める為にも必要です。
もしかしたら、気持ちや意見を率直に伝えた場合に、批判や否定されるのが怖いと思っていますか?
それならば、解決策を一つ授けます。
人の気持ちや意見に批判や否定ばかりする人は、付き合う価値がない相手です。
対人関係は、お互いを尊重し合って成り立つもの。それを一方的に上下関係として捉えようとし、さらにあなたを下に置こうとする人は、誠実さの欠片も持ち合わせていません。
接する機会を減らし、距離を置き、自然と関係を消滅させましょう。あえて絶縁を宣言する必要さえもありません。バカらしいマウンティングには、付き合うだけ時間の無駄ですから。
2.『自分』のままで良い
自己肯定感は『ありのままの自分の存在や価値を認めること』ですが、それが想像以上に難しいですよね。特に大人になると、人とは違う・人より優れた何かを持っていないと、価値がないと判断してしまう傾向が強いです。
しかし、人の存在に条件付きの価値をつけるなんて行為自体、おかしいのですよ。
人の価値とは、そもそもなんでしょうか?
成長して大人になって、仕事をしてお金を稼いで、家庭を持って、家を買って車を買って、人より裕福な家庭を築くことですか?
全ての基準の中に、『人よりも上』が含まれていませんか?
そんな価値は、果たして本当に人の価値と呼べるのか、考えてみてください。
誰かの許可がなければ、何かの条件を満たさなければ、生きてはいけないなんて、そんなことは決してありません。人は誰だって生きる自由があり、『自分のまま』で生きる権利を有しています。
縫い物がうまくできない人も、プログラムが書けない人も、どんな人でも価値は同じ。生きる価値は人それぞれが自分で認めて良いのです。
今の自分自身に不満を感じていれば、それは「成長したい」というあなたの本心、欲求です。
今の『あなた』を認めつつ、自分を成長させるのも良いのではないでしょうか。
3.浮き沈みがあって当然
自己肯定感が低い人は、自己肯定感が高い人は「決して折れない心を持っている」や「いつでもモチベーションが高い」というイメージを持っています。
しかし、人ですから浮き沈みはあって当たり前です。実は、ただ沈んだ時の対処法が上手なのだけなのです。
どうしても気持ちがついてこない時や失敗して落ち込んでいる時、大成功を収めた後の燃え尽き症候群など、自己肯定感が高い人は、そうした場合にあらかじめ決めているルーティンを行なって、気持ちのリセットを図っています。
疲れる前にこまめに休息を入れたり、体を動かして気分転換したり、方法は人によって様々です。その時の自分の状態によって、方法を変える場合もあります。そうやって人生に何度もやってくる浮き沈みを乗りこなし、自分をコントロールしています。
気分転換のリフレッシュや、気持ちのリセットなど、簡単そうだと思いませんか?
浮き沈みのある人生を乗りこなす為に、決まったルーティンを持ってみると良いでしょう。
あなたは『あなた』のままで素敵
人と比べて優れていないといけないという基準は、競争社会が生み出した誤った価値基準です。その固定観念を捨てなければ、いつまでも自己肯定感は高められないし、いつまでも自己嫌悪の毎日です。
そんな刺々しい世界に生きるよりも、もっと自由でいられる世界で『あなたらしく』生きませんか?
あなたは『あなたのまま』で、素敵なんだと認めましょう。
その為に、上記の三つをご紹介しました。
1.自分の気持ち・意見を他人に評価させなくていい
2.『自分』のままで良い
3.浮き沈みがあって当然
自分らしくいる生き方は、きっとあなたを楽にしてくれます。
もっと肩の力を抜いて、もっと自分を表現して生きましょう。
毎日、鏡に向かって、自分自身に言ってあげてください。「そのままのあなたで素敵」と。
本記事の他にも、自己肯定感についてまとめた記事をご紹介します。
どれか一つでも気になっていただけたら幸いです。
【自己肯定感の上げる3つの方法!『自分は自分・人は人』思考で楽になれる】
【自己肯定感を高めて生き辛さから解放される4つの方法】
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