あなたは、自分の人生を自分で決断できていますか?
誰かの言葉で意見を変えたり、周りの空気に流されたりしていたら、自分らしく生きられない辛さに苦しんでいるのではないでしょうか?
目次
周りに従順な方が楽?
世間一般では、時代ごとにロールモデルがありますよね。例えば、25〜30歳に結婚、40歳までには家を購入、子供は2〜3人育てて、将来は親と同居して田舎暮らし。
これが理想的な人生であるかのように広まっていますが、この人生は誰にとっての幸せなのか考えたことはありますか?
ロールモデルとは、その時代を象徴する生き方の一つです。しかし、その時代に生きていたとしても、ロールモデルの生き方そのままで、自分が幸せになるとは限りません。
何が幸せか。それは人それぞれ違うからです。
子供の頃から「良い子だね」と言われてきた人ほど、周りの意見に従順に従うのではないでしょうか。そこには一点の疑いもなく、「みんな(自分の一部だけ)が言っているから、これが正解なんだ」と疑いもせず受け入れてしまうのは、とても楽です。何も考えなくても、行く道は示され続けているのですから。
しかし、それでは息苦しくてどうしようもないことに、いくつもぶつかるでしょう。
一軒家は管理が大変だから本当は賃貸暮らしで十分だった、もっと利便性の良い場所で暮らしたかったが田舎で同居するのが普通だから諦めなければならないなど、ロールモデルの生き方のままでは自分の理想や幸せからズレてしまうのは当然です。
息苦しい、生き辛い。一度そう感じたら、もうロールモデルの生き方では自分を幸せにできません。自分らしくないと、無意識に気付いたから。
ロールモデルの生き方そのままの人生は、自分以外の人の意見で人生のあらゆることを決断する他人軸な生き方と言えます。その生き方は、とても気楽です。何を決断するにも、人の意見を聞いて多数が選ぶ『普通』を選べば間違いはないと思い込んでいるから。
しかし、間違いはいくつでも起きます。自分らしく生きられない息苦しさ、自由にはなれない生き辛さがずっと続くと思うと、果たしてこの生き方は本当に楽なのでしょうか?
一方で、自分軸は自分で自分の人生の責任を持つ生き方です。自分で考え、自分がどうしたいかを自分の内面とじっくり向き合って答えを探します。その生き方はとても面倒だと言えます。何をするにも深く考える必要があるから、自分を知っていないとすぐに決められないからです。
けれど、その生き方は自由です。自分で考え、自分の思う通りに進められます。
あなたは、他人軸と自分軸。どちらの生き方を選びますか?
もし、自分軸を選ぶというならば、自分軸に必要な三つのポイントを覚えていってください。きっとこの三つのポイントが、今後のあなたの人生の役に立ちます。
1.物事の判断基準は『自分』
今現在のあなたの物事の判断基準は、自分ですか?人の意見ですか?
他人軸は、人の意見や世間一般の常識などが判断基準です。「周りがみんなこれを選んでいるから、これにする」という風に、決断に自分の好みや意見はあまり交えません。交えたとしても、周りの様子を見て意見を変えてしまいます。
自分軸では、判断基準は自分の好みや意見です。その時の自分の気持ちや、自分が進みたい先に役立つ方を選びます。周りから「それはおかしいんじゃない?」と言われても、自分の意見に自分で責任をとる覚悟ができているので、選択を変えません。
あなたがいつも、何を基準に物事を判断しているか、選んでいるか。無意識に置いた基準が何かを見直してみましょう。
もしそれが他人軸だったら、これから自分軸に変えていくチャンスです。
2.どんな情報も『もう一度考える』
人は権威に弱い生き物です。「有名な大学教授が言っていた」や「○○通の芸能人が言っていた」という情報を聞くと、その話の真偽も確かめずに鵜呑みにしてしまいますよね。
それは一般人の間でも広まり、SNSで発言力のある人の意見はすぐさま「これが真実だ!」と言わんばかりに拡散します。
けれど、どんな情報も真偽を確かめなければ『自分に適している』かわかりません。
発信元はどこか、専門家はどう解釈しているかなどの他の情報とも合わせて真偽を確かめたら、自分にその情報は必要か?を考えます。この『もう一度考える』ことが、とても重要です。
現在は情報過多の社会が形成されています。いつでも簡単に『欲しい情報』が手に入ってしまうため、情報の真偽を確かめる前に恐怖や不安に陥った行動をとってしまいます。
しかし、『欲しい情報』とは必要な情報という意味ではなく、自分が「〜だったらいいのに」と思う情報のことです。
自分の思い込みや決めつけで情報を探すのではなく、取得した情報をもう一度考えることで、自分に必要な情報を取捨選択することができるようになるでしょう。
3.自分の決断を周りの意見に流させない
自分軸は、人の意見と真逆を選ぶことも多々あります。そんな時、周りからは心配や不満の声がたくさん突きつけられるでしょう。それでも、自分の決断を周りの意見に流させないでください。
人は、異物を怖がります。「あの人と私は同じ(似ている)」と認識するほど、些細な違いに強い恐怖や怒りを感じるのです。そうなった人は、相手の意見を自分と同じに変えさせないと気が済みません。その行動の発端となるのは安心していたいから。ただそれだけなのです。
そうとわかれば、誰かの安心のために自分の決断を変えることに、何の意味もないことがわかります。
自分の人生の選択を、誰もが自分で行っています。
その決断は、自分の人生のためだけにあるのです。
自分軸こそ楽な生き方
自分軸で生きるには、物事を決断する時に勇気を必要とするシーンがいくつも現れます。他人軸で生きていれば、勇気なんて全く不要だったのに厄介ですよね。
けれど、その勇気を持って生きることこそ、自分らしく息苦しさのない生き方ができる唯一の方法なのです。
誰かに縛られ、自分の言いたいことも言えず、頭を押さえつけられるかのように生きていたら、誰だって苦しいです。
自分軸で生きると、自分の決断に自分の人生の全ての責任を負う覚悟がいることを知るでしょう。
ふと怖いと思ってしまうかもしれません。
けれど、それを受け入れて生きることで、生き辛さの連鎖から抜けられます。
一度きりの人生です。後悔しない選択を、自分を軸に考えた選択をしてみませんか?
↓こちらの記事も参考になれば幸いです。
【後悔しない決断の基準】
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