劣等感が強いと諦めやすくなる理由

あなたには劣等感、ありますか?
劣等感を抱かない人はいないでしょう。それくらい劣等感は持っていて当たり前で、一般的なことです。

けれど、強い劣等感に囚われてしまうと、何もかもを諦めてしまうかもしれません。

目次

 

劣等感とチャレンジ

木の写真

自分は人よりも劣っていると感じる劣等感。その感覚は誰にでもあり、劣等感があると、新しい何かにチャレンジすることが難しくなってしまいます。
どんな人にも劣等感があるのであれば、誰にもチャレンジなんてできないことになってしまいますね。

しかし、新しい試みに恐れずチャレンジししている人達は数多くいます。
チャレンジする人とできない人、その違いは劣等感をどう受け止めているかです。

劣等感があることで新しいチャレンジがどうしてできないのか、その理由をご紹介します。
この理由に当てはまったら、強い劣等感に囚われてしまっているかもしれません。

 

1.自信がない

劣等感が強いと、自分の言動を信じることができません。自分に自信がない状態です。これでは、何をするにも他の誰かに行き先を示してもらわなければ、自分では何も決められません。
だからこそ、新しいチャレンジというロールモデルの無いものに進むことができないのです。

人とは違う意見、人とは違う価値観。そういったものが思い浮かんだ時、「私が考えたことなんて…」と打ち消してしまう癖はありませんか?
それは自信のなさの表れです。

先が見えない未来に、自分が最初の一歩を踏み出す。それは自信を失っている人にとっては、何よりも恐ろしい選択でしょう。

 

2.言い訳してしまう

言い訳をするというタイミングは、いつだって何かに失敗した時です。けれど、劣等感が強い人は、失敗するもっと前から言い訳をしています。
それは、新しいことにチャレンジする前の段階です。

まだ始まってもいない想像の段階で、いくつもの言い訳をしたことはありませんか?

失敗するかもしれないし。
予想以上の難題があるかもしれないし。
借金を背負うことになってしまうかもしれないし。
チャンスが得られないから。
裏切られるかもしれないし。
邪魔をしてくる人がいるし。
誰かを傷つけるかもしれないし。
自分が傷つくかもしれないし。

これらは全て言い訳です。
この言い訳は、自分が傷付きたくないから、失敗したくないから、恥をかきたくないからという自分自身を守る為に「やらなくていい言い訳」を考え出しています。

劣等感が強い人にはプライドが高い人が多く、今の自分を守る為には現状に不満はあっても維持しようとする意志が強く働きます。言い訳は、まさに自分を守る盾なのです。

 

3.怖くて進めない

失敗を恐れるのは当たり前のことです。失敗することで何かを失うかもしれない、傷つくかもしれないからこそ、人は失敗することを恐れます。それが怖くて、進むことを選べないのが劣等感が強い人です。

どんなに失敗を恐れても、やってみたい事ができたら立ち止まるよりも進んでみたいという欲求が勝りますが、強い劣等感はそれを凌駕します。

劣等感は、自分を信じることができず、行動を言い訳で止めてしまう傾向がありましたね。つまり、「先の見えない道は怖いから進むなんてとんでもないけれど出来ない」ということです。

新しいチャレンジは未知の体験です。そこへ進んだら、何が待ち受けているのか誰にもわかりません。どうなっていくのか、どうなってしまうのか、自分にも誰にも予想できない未来が存在します。

そこには、成功も失敗も同じ確率で存在しているはずですが、劣等感が強い人は失敗の可能性を見つけるのが本当に上手です。
成功の可能性が90%になっても、まだ進むことはできないでしょう。99%にまで上がったら、ようやく重い腰をあげるかもしれません。

 

劣等感は自己暗示

木と空の写真

あなたが感じている劣等感。最初にそれを指摘したのは誰か、覚えていますか?
もしかしたら、遠い昔に自分自身が呟いた言葉ではありませんか?誰かが言った何気ないひと言ではありませんか?

劣等感は、自分が決めつけた思い込みから始まります。
毎日のように「あの人の方が出来がいい」や「自分には出来ない」という言葉を、無意識のうちに何度も繰り返して自分にぶつけています。

ひと言の重みはそれほどのものではありません。しかし、それが毎日積み重なってくると、逃れることが難しいほど自分を押し潰してしまいます。それはまるで、自己暗示です。

こんな劣等感ですが、実は受け入れると楽になることがわかっています。
どんな偉人でも成功者でも、万能な人はいません。万能でないからこそどこかに劣等感を抱えています。けれど、成功者たちに共通しているのは、劣等感をありのままの自分として受け入れているという点です。

劣等感は自分の欠点です。その欠点が、いきなりゼロになったり、プラスになったりすることはないけれど、そのままの状態が自分だと受け入れてしまえば、欠点を持っていてもそれを劣等感と重石に感じることは少なくなります。
心理的ストレスが軽減されることで、新しい物事にチャレンジする恐怖を乗り越えることができます。

強い劣等感を抱えたままでも構いません。どんな人生にするかは、あなた次第です。
でも、できれば少しでもいい。楽しいと思える時を多く過ごして、喜びのある人生になってほしいと思いませんか?誰かと笑いあえて、研鑽し合えて、成長を喜びと感じれたら、今よりももっと楽しみが増えるとは思いませんか?

もしそう感じるなら、劣等感も受け入れてみませんか?
ほんの少し、自分に向き合うことから始めてみましょう。

劣等感から抜け出す方法を、別記事でご紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。
劣等感から抜け出したい。自分を成長させる最初の一歩目にする事
劣等感は悪者じゃない。それは成長することのできる部分

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