人の目が気になってしまうと、自分らしさも失われてしまいます。周りから嫌われないように浮かないように、そればかりを気にしてしまうからです。
そんな癖をやめて、自分らしく生きても良いと思えるようになりませんか？
目次
人からどう見られているか気になる原因
気にしなくてもいいと言われても、つい気になるのが周りの人の目ですよね。意識しないようにすればするほど、「周りから見られているのでは？」と疑ってしまいます。
それはどうしてなのか、考えたことはありますか？
人の目が気になるのは、いくつか原因が考えられます。
例えば、親から愛されていなかった、人から認められた経験が少ない、成功体験が少ないなどの場合は、愛されたい・認めてもらいたいという思いや、また失敗したくないという思いから、周りの人の目が気になって仕方がありません。
他にも大きな原因となるのが、自分に自信がないことです。
自分に自信が持てないと、自分の状態がおかしいのではないか？周りから浮いているのではないか？変な風に言われているのではないか？と、いくつも不安が押し寄せてきます。
それは頭の中で思うだけに留まらず、実際に周りを見回して確かめてみなければ落ち着くことはないでしょう。周りでお喋りしている人たちがいたら、「自分のことを言っている？」と気になって仕方がありませんが、確かめるのは怖くて、モヤモヤした気持ちを抱えることになります。
けれど、自分が周りからどう見られているかを意識するのは、決して悪いことではありません。客観的に自分を捉えようとする視点は大切です。その思いが行き過ぎてしまうと、生き辛くなってしまうのです。
この癖を直すには、個別の原因をそれぞれ根本から解消するのが一番良いのですが、全般的に癖を直す方法は、次の二つです。
１．自信を身に付けよう
小さな子供の頃を観察すると、大人よりも自分一人で出来ることは圧倒的に少なかったのに、なぜか自信で満ちていますよね。
それは、自分で決めたことを実行し続けているからです。
自信を支えるのは、自分の行動です。文字通り『自分を信じる』から『自信』ですが、行動が伴っていない口先だけでは、信じることはできませんよね。
「こうしよう！」と決めて、それを実行する。だから「自分のことは信じられる」のです。
大人になってから自信を身に付けることも可能です。自分で決めたことを実行し、その経験を積み重ねていけばいいのです。
簡単そうに思えたら、ぜひ今から実行してみてください。どんな些細なことでも構いません。今の自分を信じる裏付けを作っていきましょう。
自身の身に付け方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にお読みください。
【『自信』は待っても得られない。自分でつくり上げるもの】
【自信がない人が『自信を持つ』には何をすればいい？】
【自信がない人におすすめする『自信の3本柱』を得る方法】
２．全員に好かれなくていい
無意識に思い込んでいませんか？自分自身に聞いてみてください。
「出会った人、全員に好かれなくてはならない」または「仲良くしなければならない」
日本では、幼い頃から「みんな仲良く」が合言葉のように言われ続けてきました。男の子でも女の子でも、性別に関係なく一緒に楽しく遊べないといけないし、クラスで全員が輪になって楽しくお喋りできないといけないと。
大人になって考えてみると、おかしいことばかりに思えませんか？
大人でも数十人が輪になって、一つの話題で楽しくお喋りするなんて困難です。性別が違えば遊び方も違います。一緒に楽しく遊びなら、何かしらの妥協がなくては成立しません。
少し考えてみただけでも、『全員が仲良く』が難しいことがわかります。
どうしても、合わない人はいますよね。別にケンカをしたいわけではないし、存在を消したいわけでもないでしょう。ただ、我慢するポイントが他の人よりも多いというだけ。
その人とも本当に仲の良い他の人と同じように『好き』にならなければいけないなんて、無理ですよね。
相手も同じです。
合う合わないは必ずあります。子供だった頃は、それをどう受け入れて対処して良いかわからず、ぶつかり合ってケンカをすることもあるでしょう。
では、大人なら？
関係を断ってもいいし、どうしても関わりを持たなければならない相手なら、最小限の関わりに留めて、心を閉ざした事務的な関係を選ぶことができますね。
視界に入る全員から好かれるなんて、神様でも無理な話です。全知全能の神様に無理ならば、人間である私たちは、そこまで頑張らなくても大丈夫ですよ。
『自分』に集中すれば周りを気にしなくなる
心理学者アドラーは、『今』に集中することをおすすめしています。
過去に後悔し、未来に恐怖している状態が続けば、心は疲弊して何もかもが辛くなってしまう『今』となってしまうからです。
目を、意識を、『今』という時間にいる『自分』に集中させたら、周りのことなんて気にしている暇はありません。
人生は、『今』この瞬間だけです。『今』を楽しみましょう。
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